バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3の紹介:1990年アメリカ映画。人気シリーズバックトゥザフューチャー3作目で完結編。前作「バックトゥザフューチャー2」から話は続きます。1955年のドクに隠してあったデロリアンを修理してもらうと、1885年へとタイムトラベルしてしまったドクを助けに行く為に、今度は開拓時代の西部へと一人旅立つマーティは、そこで現代に戻る為に様々な苦労をすることに。
監督:ロバート・ゼメキス 出演者:マイケル・J・フォックス(マーティ・マクフライ)、クリストファー・ロイド(ドク/エメット・ブラウン博士)、トーマス・F・ウィルソン(ビュフォード・タネン)、メアリー・スティーンバージェン(クララ・クレイトン)ほか
映画「バックトゥザフューチャー3」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バックトゥザフューチャー3」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バックトゥザフューチャー3の予告編 動画
映画「バックトゥザフューチャー3」解説
この解説記事には映画「バックトゥザフューチャー3」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バックトゥザフューチャー3のネタバレあらすじ:起
物語は前作のラストシーンから始まります。1955年の時代に取り残されたマーティは、1885年から送られてきたドクの手紙を読み、1955年のドクの下を訪れます。1885年のドクが遺してくれたタイムマシンを1955年のドクが修理することで、マーティは未来に戻ることが可能となるのですが、偶然、1885年のドクが、当時の悪党ビュフォード・タネン(以下:タネン)に殺されてしまう事を知りました。マーティはドクを救う為に、1885年の過去に飛びます。
バックトゥザフューチャー3のネタバレあらすじ:承
1885年に飛んだマーティでしたが、インディアンの襲撃に逢い、タイムマシンの燃料を使い果たしてしまいます。ドクに会いに行くマーティでしたが、途中でタネンに出会ってしまい、彼に殺されかけてしまいます。そこをドクに助けられました。未来に戻ろうとする二人でしたが、タイムマシンの燃料を使い果たしてしまい、自走できず未来に戻れない、という問題に出くわします。しかし、ドクは機関車の力を利用すれば、タイムトラベルが可能かもしれないという計画を思いつきます。その時、馬が暴れてしまい命の危機に陥っていた女性、クララ・クレイトンを発見したドクは彼女を助け、彼女に一目惚れしてしまいました。
バックトゥザフューチャー3のネタバレあらすじ:転
ある日、町でお祭りが開かれ、マーティとドク、そして彼と仲を深めたクララはそれに参加しました。クララとのひと時を楽しむドクでしたが、そこをタネンに見つかり彼に因縁をつけられます。マーティが咄嗟にドクを助けるのですが、代わりにタネンから因縁をかけられ、彼と決闘の約束をしてしまいます。決闘の前に未来に帰らなくては、と思うマーティはその後の数日間焦りを抱えながら過ごします。その中、ドクはクララと仲を深めていったのですが、未来に戻る前夜、彼女との別れを切り出しました。その際に、未来から来たという真実を彼女に伝えたのですが、クララは信じてくれず、ドクは一方的に別れを告げられ、街の酒場でやけ酒をします。
バックトゥザフューチャー3の結末
未来に戻る日、マーティはドクがいない事に気付きます。やけ酒をしたドクは酒場で酔い潰れてしまいました。ドクの介抱をするマーティに、タネンが訪れ約束の決闘の時間が来たことを告げます。慌ててドクとともに逃げようとするマーティでしたが、ドクが捕まってしまい、タネンとの決闘を余儀なくされました。決闘に応じるマーティでしたが、タネンに容赦なく撃たれてしまいます。勝ち誇るタネンは、マーティにトドメを刺そうと近づきます。すると、マーティは起き上がりタネンを強襲しました。呆気にとられるタネンの前で、マーティは腹に巻いていた鉄板を取り外します。それでタネンの銃弾を防いでいたのでした。最後に鉄板でタネンを殴りつけると、タネンはそれで気絶し、身柄は駆けつけた保安官に取り押さえられました。マーティは解放されたドクと二人、未来に戻る為に機関車の下に急ぎます。機関車についた二人は順調に未来へと戻る準備を整えていきます。そこに、クララが現れました。彼女はドクに別れを告げた後、偶然、街の酒場でのドクの様子を知り、彼が話した事が全て本気で話していたと知ったのです。走る機関車の上で、驚くドク。彼はこのままクララを未来に連れて行く事にしました。しかし、クララは足を滑らせ機関車から落ちそうになります。マーティの協力で彼女を救うことに成功したドクでしたが、タイムマシンに戻ることが出来ず、マーティは一人未来に戻りました。マーティが未来に戻った直後、タイムマシンは事故で大破し、もう時空を旅することが不可能に。それは同時に、過去に残ったドクに会えなくなった事を意味しています。マーティは恋人のジェニファーに全てを話し、彼女と共に、会えなくなった友人を想ってタイムマシンの残骸を視続けていました。そこに、突如空を飛ぶ機関車が現れます。面を食らって驚く二人の前で、機関車の扉が開き、そこからドクが現れました。彼は二人に、家族を紹介するといい、クララと、二人の息子を紹介します。マーティを安心させる為に会いに来たというドクは、少しの会話の後、また旅立とうとします。「どこに行くのドク? また未来?」マーティは尋ねました。するとドクは、笑って応えます。「もうそこには行ってきた。」そして、機関車は再び空を飛び上がると、どこへとも知れない時間へと旅立っていきました。ここで今作の、そして、シリーズ三部作の幕が下りました。
以上、映画バックトゥザフューチャー3のあらすじと結末でした。
続いて、より詳細なネタバレあらすじを解説します。
詳細あらすじ解説
バックトゥザフューチャー3【1955年に戻って来たマーティ】
1885年のドクから手紙を受け取ったマーティは、この問題を解決できるのは1955年のドクしか居ないとすぐさまドクの元へと向かう。その頃ドクはもう一人のマーティを時計台に落ちた稲妻の電流で消えたデロリアンを見て、無事未来へ送り帰せたと喜んでいた。そこへ送り帰したはずのマーティがやって来て、ショックで倒れてしまう。ドクを家まで運び、そのまま眠ってしまった。朝ドクは目覚めると夕べの出来事を記録に残す為に録音し始めるが、マーティが戻って来た所で記憶が途切れて何も覚えていないが、きっと稲妻に打たれてショックで幻影を見たのだろうと片付けようとした。しかしマーティから声をかけられ、幻影で無かったと驚く。マーティが戻って来た経緯とドクが雷に打たれて1885年にタイムトラベルしてしまった事を話すと、ドクは面白い話だと聞く耳を持ってくれる。
バックトゥザフューチャー3【1885年のドクからの手紙】
ドクはマーティが1985年に帰れるように、1885年からマーティに宛てて手紙を残しておいてくれた。そこにはドクが消えた直後、この手紙を受け取る事となるだろうと始まっていた。ドクはこの8ヶ月の間、1885年で幸せに生きているので心配は無用だとマーティを安心させた。そしてデロリアンが雷に打たれた瞬間に強い電流が流れた事により時限装置が作動し過去へとタイムトラベルした事、またそのショックでタイム回路がショートしタイムトラベルが不可能になった事、鍛冶屋として暮らしていたがそれは壊れたタイム回路や飛行回路の修理をする為の見せかけだったが、1947年まで修理に必要なパーツが発明されない為に修復が不可能だと分かった事などが記されていた。
修復が不可能だと分かったドクは、1955年のドクに助けを得てデロリアンを修復しマーティだけでも1985年へと帰そうと手紙を書いてくれた。デロリアンは地図にもある様に「ブーツヒル墓地」に隣接している廃鉱になった鉱山へと隠したと示されており、1955年には修理に必要なパーツが揃っている為、デロリアンを直すのに何の問題もなくマーティはそれに乗り未来へ帰りデロリアンを破壊して欲しいと書かれていた。そして決して自分を迎えに着たりしない事、不必要なタイムトラベルは混乱を招き兼ねないと注意書きと共に、1985年に残してきた愛犬のアインシュタインを頼むと願いが記されていた。「最後にマーティとの数々の楽しい思い出や素晴らしい友情を心に刻みつけて生きる、君の心の友ドク・エメット・ブラウン、1885年9月1日」と書かれていた。
バックトゥザフューチャー3【デロリアンを探しに】
炭鉱の入口を爆破しカメラでその様子を記録する様にドクに言われシャッターを押すマーティ、炭鉱に入ると板で塞がれた場所がありそこには「ELB」とドクの頭文字が書かれていた。板と石を取り除くとそこには70年余りもの間、置かれ続けていたデロリアンの姿があった。デロリアンの中には修理の仕方が書いた紙が置かれており、落雷の為にマイクロチップが壊れた事が書かれていた。1955年のドクは「こんなちっぽけな訳の分からない物がそれ程重要だとは信じられん」と驚く。無事にデロリアンを見つけ帰ろうとすると、ドクが飼っている愛犬のコペルニクスが墓の前から離れずにクンクン鳴いていた。マーティが連れに行くとその墓には「エメット・ブラウンの墓 1885年9月7日死す」と刻まれていた。それを見たマーティは急いでドクを呼び墓を見せる、驚くドクに「9月7日って、あの手紙が書かれた1週間後だよ」とマーティも驚くのだ。墓石に刻まれていた「最愛のクララ永久の思い出の為にこれを建つ」という文字を見て「クララって誰?」とドクに聞くがドクも動転しており墓の前に立つマーティに「頼むからそこに立たんでくれ」と頼む。念の為にマーティはドクの墓の写真もカメラに収めた。
バックトゥザフューチャー3【図書館で調べる】
墓石に刻まれた「80ドルを巡り、ビフォード・タネンに背後から撃たれる」と言う文字を見て、図書館へと調べにやって来た。残された記事にはタネンが悪名高きガンマンで極度に短気で癇癪持ちだったので「マッド・ドッグ」と呼ばれていた事や、正確には分からないが最低でも12人の人を殺している事が分かった。そこでマーティの祖先のウイリアム・マクフライとその家族の写真を見つける。またドクが時計台に取り付けるはずの時計の前で映っている写真を見つけ、間違いなく自分だという事が分かった。そして墓に刻まれていた名前が、まさしく自分のものであると確信する。するとマーティは「そんな事にはさせない、デロリアンを直して僕がドクを助けに行く」と言った。
バックトゥザフューチャー3【1885年へ】
デロリアンが直りいよいよマーティが1885年へと旅立つ時が来た。開拓地に行く為にウエスタンスタイルへと着替えると、マーティは「クリント・イーストウッドはこんな恰好していなかった」とドクが選んだ服を見て言うが、ドクはには未来の俳優のイーストウッドの事は通じなかった。デロリアンにトランシーバーとホバーボードを積むと、マーティがヒル・バレーはここから遠いと愚痴を言うと、町の真ん中に送るわけには行かない、この辺りは昔何も無くその上デロリアンを隠すには丁度良い小さな洞穴があると言った。インディアンの看板目掛けてデロリアンを発進させ、1885年へと辿り着くと目の前には本物のインディアンの大群が押し寄せて来た。デロリアンをバックさせ逃げるとサイドミラーに洞穴が映った、急いでバックさせ洞穴へとデロリアンを隠すとその上を馬に乗ったインディアン達が通り過ぎて行った。洞穴から出て周りを見回すと何もない平原が広がっていた。街に行くためにブーツを車に取りに戻ると、車の燃料タンクにインディアンが放った矢が刺さっておりガソリンが漏れていた、またクマが穴の奥から出てきてマーティはブーツを放り投げ急いで穴から走って逃げだした。
バックトゥザフューチャー3【祖先に会う】
やみくもに走っていると崖から落ちてしまい、崖下にあった農場の柵に頭をぶつけ気を失ってしまう。目が覚めるとそこには母が居て悪い夢を見ていたとマーティが話すと、「ここはマクフライ農場だから安心しな」と言った。マーティがやって来たのは、祖先でもあるシェイマスの家であった。マーティは自分の名前を「クリント・イーストウッド」とっさに名乗った。マーティの格好を見て怪しいと言うシェイマスの妻マギーだったが、マーティの曾おじいさんであるウィリアムが、マーティに懐く様子を見て「知らない人には抱かれないウィリアムが、大人しく抱かれているから悪い人ではない」とシェーマスは言った。
バックトゥザフューチャー3【タネンとドクに会う】
ヒル・バレーへとやって来たマーティは、酒場へと入り鍛冶屋の場所を聞く、そこへタネンがやって来てシェイマスと間違われ、また「マッド・ドッグ・タネン」と言った為「俺はその名前が嫌いなんだよ」とタネンを怒らせてしまう。必死に逃げるマーティを投げ縄で捕まえると馬で引っ張り、首にロープを掛けると裁判所の前へと吊るした。もがき苦しむマーティのロープを銃で撃ち抜き、助けてくれた人こそドクであった。タネンがドクに馬の蹄鉄が取れたと文句をつける、落としたウイスキーの瓶5ドルと自分で打ち殺してしまった馬の代金75ドルだと言うタネン、それを合わせると墓に刻まれていた80ドルになりこのせいでドクは撃たれ殺される羽目になる事が分かった。ドクに駆け寄るマーティに「ここへは来ずに、真っ直ぐ1985年に帰る様に指示したはずだぞ」と言われる。
バックトゥザフューチャー3【墓の話をする】
ドクに写真を見せ9月7日にタネンに撃たれて死んでしまう事を証明すると、ドクは「80ドル払ってやれば良かったかな」と呑気に言うが9月7日までに1週間しかない事に焦りを感じる。また「最愛のクララとは誰だ?私はそんな女性は知らない」と言う。マーティがドクの彼女かと思ったと告げると、「この時代にそんな関係を持ったら未来が変わってしまう、私は科学者だそんな危険を起こすわけがない」ときっぱり否定する。そこへ町長がやって来て「新任教師を明日、駅まで迎えに行って欲しい、名前はクララ・クレイトン」だと言い、クララの正体が分かったが、ドクは自分が一目ぼれなどをするはずがないと言う。クララに合わない為とタネンに撃たれて死なない為に、デロリアンで未来に帰る事を決意するドクであった。しかしガソリンタンクに穴が開いた事を伝えると、この時代にはガソリンは無くデロリアンを走らせる事は不可能だと分かった。未来に帰る希望が無くなった二人は途方に暮れるが、いろいろ試してみるがどれもダメだった。
バックトゥザフューチャー3【デロリアンを140キロにする方法】
自力で走る事のできなくなったデロリアンを、汽車で効率よく押す事で140キロ出せるかもしれないという可能性が出て来た。それは本線からクレイトン峡谷までの直線に伸びる線路で、まだ出来ていないが1985年には存在する橋だから、そこで線路を切り替え列車の後ろを切り離し、燃料を最大に燃やし続け140キロまで出させデロリアンを未来へと導く事を思いつくのだ。しかし地図上ではクレイトン峡谷はシェナシー峡谷となっていて、少し違和感を感じるドクであったがインディアン語か何かと思い直す。模型を作り、シュミレーションを行う二人であった。
バックトゥザフューチャー3【クララと出会ってしまう】
クレイトン峡谷を見に行く二人だったが、そこには橋は架かっておらず1年半後に完成予定だった為、マーティはこの計画は使えないと言う。ドクから言わせれば1985年には橋は出来ているから、何の問題も無いと言うのだ。その時暴走した馬車に乗っている女性が助けを求めていて、ドクが助けに向かう。崖から落ちる一歩手前で間一髪で女性を助けるドク、しかしその女性こそ「クララ」だったのだ。そして二人は一瞬で恋に落ちてしまう。クレイトン峡谷で死ぬ所だったのをドクが助けた為に、橋の名前が変わってしまったのだという事が分かった。マーティが100年前に渓谷から落ちた先生が居るとハイスクールでは有名な話だと言った。クララが死ぬはずだった所をドクが助けて、また時代を変えてしまったとドクは反省する。そしてタイムマシーンを造ったのは間違いだった、あのマシーンが齎すのは面倒ばかりだと改め悔いる。
バックトゥザフューチャー3【時計台とタネンとの決闘】
時計台が町に出来た記念に、ヒル・バレーでお祭りが開催される。時計台を見て「ある意味、我々こそがこの祭りにふさわしい」とドクがこれまでの苦労を思い出す様に言った。時計台では記念の写真を撮っていて、それはマーティが1955年にドクと見た新聞に掲載されていた写真だった。1955年ではドク一人で写っていた写真に、今度はマーティも加わった。パーティーが始まりドクとクララは楽しげに踊り始める、そこへタネンがやってきてドクの背中に銃を向ける、その様子を見ていたマーティが目の前にあったサラをフリスビー代わりにしタネンの銃を弾き飛ばしドクを助ける。立ち去ろうとするマーティに「この腰抜け、決着を着けよう」と言われついムキになってしまう。しかしタネンの方が銃を保安官に没収されていた為に、「決闘は月曜の9月7日午前7時だ」と言うタネンに、マーティは列車が到着する8時に決闘の約束をするが、決闘をする気はさらさら無くマーティはその頃には列車に乗っている予定だった。
バックトゥザフューチャー3【墓石の名前】
ドクはクララの家に泊まり朝帰りをする、マーティは夕べの事で街中の人気者になっていた。写真と同じ墓石を見つけ1955年に撮った写真を見るとドクの名前が消えており、マーティは未来に帰る事になったから名前が消えたと喜ぶ。しかしドクが「名前は消えたが日付が消えていないのはおかしい」と言い出すと、葬儀屋がマーティのサイズを測りに来て、「2対1で賭けは、あなたの負けだから先に棺を作っておく」と言う。謎が解けたこの墓石に名前が刻まれるのは、ドクからマーティに代わったのだ。銃を着けているマーティを見て、「まさか決闘するわけでは」と言うと「やる気はないけど、タネンがどうしてもと言えば受けて立つつもりだ、あいつは僕に腰抜けと言った」と腹が立った様子で言う。するとドクが「人にののしられる度にカッカするな、その為にお前は未来において酷い面倒に巻き込まれるのだから」とつい口を滑らせてしまう。マーティは気になり「僕の未来がどうしたって」と聞き直すが「それは言えない、人間には大きな決断をする時がある。その決断は自分の物であって決して他人を頼るものではない」と言い教えてくれなかった。そしてドクはクララと共にこの時代に残ると言い出すが、何とか説得しドクと未来に帰る事する。
バックトゥザフューチャー3【最後の別れ】
一層クララも未来に連れて行ったらと言うマーティだったが、それは出来ないとドクは言う。そして最後の別れを言う為にクララの家にやって来た、クララにあなたの事は愛しているが元居た場所に戻らなければいけないと言うと、クララは私も連れて行ってと言う。愛しているなら説明してと言うクララに未来に帰る事を言うと、クララは信じなく自分の事を嫌いになったのだと勘違いしてしまうのだ。酒場へと来たドクは強くもない酒を頼むの、そこで一人の男性と出会いクララの事をどれ程愛していたか、また未来の話もする。
バックトゥザフューチャー3【タネンとの決闘】
マーティが目を覚ますとドクが居なくなっていて、探しに町へと戻ると酒場でドクを見つけ連れ戻そうとする。焼けになっていたドクは未来に帰る事を思い出すと、そうだったと言うと景気つけに酒を飲んで倒れてしまう。気付け薬りを飲ませると10分で瘴気に戻ると言う店主だが、時計は7時50分を指しており「どうしていつもこうギリギリなんだ」と嘆くマーティだった。その頃、失恋したクララはサンフランシスコ行きの片道切符を買いやって来た汽車へと乗り込んでいた。すると後ろに乗っていた客がドクの失恋の話や未来に話をする。それを聞いたクララはドクの事だと分かり、汽車を止め飛び降りるとドクを探しに町へと走って行った。街ではなかなか目を覚まさないドクに手こずる内に、タネンがやって来て「早く出て来い」と喚き散らしていた。ドクが目を覚まし裏口から逃げ出すマーティとドクだったが、タネンの子分に見つかりドクが捕まってしまう。隠れたマーティだったが、出てこないとドクを代わりに殺すと言われ、マーティは銃を捨て出て行き「男らしく素手で勝負しよう」と言ったがタネンは笑い飛ばすとマーティを銃で撃った。倒れたマーティに近づくタネン、するとマーティが立ち上がる、驚いたタネンはマーティの腹を思い切り殴るが、マーティの腹には分厚い鉄板が付けられえており、逆にタネンの手が負傷してしまう、ここぞとばかりにタネンに殴りかかる、マーティはタネンを馬糞置き場に突っ込んで、見事打ちのめす事に成功する。
バックトゥザフューチャー3【デロリアンを未来へ】
英雄になったマーティは、ドクと共に馬に乗ると出て行っていしまった汽車を追いかけた。その頃鍛冶屋に着いたクララは、そこでデロリアンの模型を見つけタイムマシーンだと気づき、急いで馬を走らせドク達を追いかける。ドク達は汽車に追いつき乗り移ると、一番前の操縦席まで行き汽車を乗っ取ると、連結してある列車を切り離し分岐点を変えると渓谷へと向かって列車を走らせた。デロリアンが設置してある場所まで来ると、列車を止め準備をする。列車を走らせデロリアンを押しながら加速していく、そこにクララが追いつき汽車へと飛び移った、その瞬間にドクが開発した燃料が爆発しデロリアンは更に加速する。デロリアンに乗り移る為にドクも汽車のヘリを伝って移動を始めた、その時2個目の燃料が爆発し更にスピードを上げるデロリアン、やっと運転席に辿り着いたクララがドクの名前を呼ぶが騒音に掻き消されてドクの耳に届かない。汽笛を鳴らしドクに自分の存在を知らせると、「愛してる」と告げる。仕方なくクララも未来へと連れて行く事にしたドクは、クララを誘導する為に運転席へと引き返す。その時最後の燃料が爆発しそのはずみでクララは手を離してしまい、汽車に逆さ吊りになりスカートの生地一枚で何とか落ちずにとどまっていた。ドクにホバーボードを渡すマーティ、クララが落ちる寸前にドクが救い出すとクララを抱いたまま幸せそうに汽車から離れていく二人であった。そしてマーティだけが未来へと、帰る事となっていしまった。
バックトゥザフューチャー3【壊れたデロリアンと1985年】
1985年に戻るとそこは線路の上で、前からきた列車がデロリアンに突っ込み粉々に砕け散ってしまった。バラバラになったデロリアンを見て、「ドクの望み通り壊れたよ」と悲しげに言った。急いで家に戻ると全てが元通りになっており、ビフがマーティを見つけると「ぼっちゃん、車にワックスを塗っておきました」と媚を売って来た。新車に乗りジェニファーを迎えに行くと、マーティに現実とも取れる怖い夢を見たと告げた。車を走らせ信号で停車すると隣にニードルズの車が停まり、マーティに競争しようと持ちかけてくる。「腰抜け」と言われマーティは車のエンジンをふかし始める、信号が青になるとニードルズの車は猛発信し、マーティはバックしニードルズの車を見送ると、ニードルズの車が横から出て来たロールスロイスにぶつかりそうになった。その様子を見て「僕が突っ込むところだった」と、一安心する、そうマーティは自らの力で未来を変えたのだ。
バックトゥザフューチャー3【ドクには二度と会えない】
ジェニファーが未来から持って帰っていた用紙の文字、「お前はクビだ」とマーティに宛てられたFAXの文字が消えていくのを見て、全てをジェニファーに話すと粉々になったデロリアンの元へとやって来た。時計台の前で二人で撮った写真が落ちており、自分の部分が焼けてなくたっていた写真を拾い上げ「ドクには二度と会えない」と寂しがるマーティだった。その時電車も来ていないのに踏切が下りカンカンと線路の信号が鳴り出す、すると目の前に空飛ぶ機関車が降りて来た。そこにはドクとクララ、そしてその子供達が乗っていた。ドクは蒸気で走るタイムマシーンを造り上げて、アインシュタインを迎えに来てマーティを安心させる為に会いに来てくれた。土産を持ってきたと言うドクが渡してくれたのは、1885年に二人で時計台の前で撮った写真だった。ジェニファーが未来から持ち帰った用紙の文字が消えた事をドクに話すと「消えて当然、つまり君の未来はまだ決まっていない、未来は自分で切り開くものだから頑張るんだ二人ともな」と言うとドクは時空の彼方へと消えていった。
以上、バックトゥザフューチャー3の詳細解説でした。
2015年10月21日は『バックトゥザフューチャー PART2』の年
2015年は、バックトゥザフューチャー2で描かれていた主人公マーティがタイムトラベルで行き着いた年です。この映画が公開された1989年から26年、前作のバックトゥザフューチャーから数えて30周年という記念の年でもあり、バックトゥザフューチャーシリーズに関連したイベントなどが行われています。バックトゥザフューチャー2で描かれていた未来としての2015年、映画で描かれていたことの多くが2015年では現実のものとなりました。そのいくつかを紹介します。
1.ゴミで動くデロリアン
映画の中でタイムマシンとしてのデロリアンは生ごみやジュースなどを燃料として動いていましたが、ごみを燃料とする技術は現在2015年ではバイオ燃料として実現、日本環境設計というリサイクル会社が古着からバイオ燃料の一種のバイオエタノールにリサイクルすることに成功しています。
2.自動で靴紐が締まる靴
映画で登場したナイキ製の自動でヒモが締まる靴、2015年にはナイキが本当に開発したNike Magという自動靴ひも調整シューズを発表ました。こちらは2016年春にオークションでの発売が行われます。
3.空飛ぶスケボー、ホバーボード
こちらはすでに自動車メーカーのレクサス(トヨタ)がCMの中でも登場させていますが、2015年現在現実のものとなっています。トヨタに限らず複数の会社がこの技術を現実のものにさせています。
このほかにも映画で描かれた未来技術は、大画面の壁掛けテレビ、3D映像技術(ホログラフィック)、ビデオ通話、タブレットコンピュータ、Google Glassなどのメガネ型コミュニケーションツール、空飛ぶ自動車など、2015年現在あらゆるものが現実のものとなっています(なろうとしています)。バックトゥザフューチャーが公開されてから30年になる2015年、ここまで多くの技術が発展していることに驚きですね。
「バックトゥザフューチャー3」感想・レビュー
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最後のオチは何回見ても感動する
バックトゥザフューチャーでは私はパート3が好きです。全ての過去・現在・未来が完結される感動的なストーリーです。主人公のマーティは背が低いのにカッコいい印象なので、背の低い私も勇気づけられています。最初に見たときは友達の家だったと思うんですけど、あまり興味がでてこなかった記憶があります。でも、1と2を見たら、結局3が一番面白かったという感じです。