バック・トゥ・ザ・フューチャーの紹介:1985年アメリカ映画。1985年、ブラウン博士により一台の自動車 デロリアンがタイムマシンへと作り変えられた。その実験に成功し、まさに歴史的瞬間を目の当たりにした博士のドクとマーティの前に、過激派が現れドクが撃たれてしまう。テロリストから逃げるためにデロリアンに乗ったマーティは、過去へとタイムトラベルしてしまう。
監督:ロバート・ゼメキス 出演者:マイケル・J・フォックス(マーティ・マクフライ)、クリストファー・ロイド(ドク/エメット・ブラウン博士)、トーマス・F・ウィルソン(ビフ・タネン)、リー・トンプソン(ロレイン・ベインズ・マクフライ)、クリスピン・グローヴァー(ジョージ・マクフライ)、クローディア・ウェルズ(ジェニファー・パーカー)ほか
映画「バックトゥザフューチャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バックトゥザフューチャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの予告編 動画
映画「バックトゥザフューチャー」解説
この解説記事には映画「バックトゥザフューチャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
詳細あらすじ解説
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ1【マーティの日常】
ヒル・バレーに住んでいるマーティは、親友でもある博士のドクの家に毎日の様に行っていた。ドクの部屋の時計が25分遅れだったせいで遅刻をしてしまい、教頭に見つかり説教を受ける。「お前の親父もたるんでいた、お前も親父と同じで何をやってもダメ、マックフライ家の人間は代々落ちこぼれと決まっている」だと貶される、するとマーティは「僕が変えて見せます」と教頭に言った。しかしマーティは夢であるバンドのオーディションに落ちてしまう。「ミュージシャンへの道が閉ざされた」落ち込むが、彼女ジェニファーが励ましてくれる。時計台の前に居た二人の前に老婆が現れ「1955年前に止まったままの時計台を守りましょう」と寄付を求め、ビラを一枚渡される。ジェニファーの父が迎えに来て、今夜は祖母の家に居るからとビラの裏に祖母の家の電話番号を書いてよこした。家に帰るとジェニファーとの約束で使う車が事故っていて、使い物にならない状態を見て落ち込む。家の中では頼りない父が、昔からの付き合いで会社の上司でもあるビフに「欠陥車で俺を殺すつもりか」と罵倒されていた。昔からイジメられていた名残で未だにビフの言いなりになり、ヘラヘラする父と壊れてしまった車にガッカリするのだ。父のジョージは頼りなく、母のロレインは口うるさく、兄のデヴィッドはバイト暮らし、姉のリンダは男にモテない、冴えない一家であった。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ2「父と母のなれ初め」
ジェニファーから電話がかかって来た事を姉から聞かされると、母が「女の方から男を追いかけるなんて」とジェニファーの事を悪く言い付き合うのは反対だと言った。そして父との馴初めを語り始める、それはもう何回も聞いた話で姉が「おじいちゃんが、パパを車で跳ねたからでしょ」と言うと母は「それが運命と言うものなの、あの事故が起きなければお前達も生まれてこなかったのよ」と語った。姉が父に「道路の真ん中で何してたの?」と聞く、ジョージはしらばっくれるが本当は木に登り母の家を双眼鏡で覗いていて、誤って木から落ちそこでロレインの父に跳ねられた。そして学校で行われた「魅惑の深海パーティー」で初めてのデートで初めてのキスをした時に、自分達は結ばれる運命だと感じたと母は話してくれた。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ3【世紀の発明】
寝ているマーディにドクから電話がかかってくる、今日の深夜1時15分から歴史的実験に付き合ってくれと頼まれていた。急いで約束の場所まで行くとドクのトラックが停まっており、そこからデロリアンに乗ったドクが降りて来た。ビデオをマーティに撮らせドクは自分の世紀の発明の実況を始めるのだ。そして愛犬のアインシュタインを車に乗せると、リモコンで操作し車を動かすと140キロまで加速させる。車が140キロになるとデロリアンは二人の前から姿を消したのでした。ドクは大成功だと喜び、アインシュタインは1分後の未来へと送ったのだと告げる。1分後に同じ場所へと戻って来たアインシュタインの時計とドクの時計は丁度1分違っていた。ドクはデロリアンでタイムマシーンを作り上げていたのだ。ビデオを回させるとタイムマシーンの説明をする、まずはタイム回路のスイッチを入れ目標の時間の設定、次に現在の時間の設定と出発の時間の設定と3つ行う。そしてドクは自慢げに「化学の歴史上記念すべき日に行くなら1955年11月5日だ」と言うと、それはドクがタイムトラベルを思いついた日だった。足を滑らせ頭を打って気が付いた瞬間に閃いたのが「次元転位装置」だった、その装置を実現する為に30年間の年月と資金を費やしついに完成させた。その当時はまだこの辺りは一面畑だったと懐かしむ、マーティが燃料は?と聞くと「残念な事にプルトリウムだ」と告げる。タイムトラベルにはかなり動力が要り、1,21ジゴワットの電流を起こすにはプルトニウム程の力が無いと無理だった。しかも一回のタイムトラベルで、一本のプルトニウムが必要であった。そのプルトニウムはドクが「爆弾を作ってくれ」と言う過激派から巻き上げたものだった。すると過激派が仕返しに来て、ドクは銃で撃たれて死んでしまう。マーティも狙われた為、デロリアンに乗り込むとスピードを加速し140キロまで上げた。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ4【1955年の父と会う】
過激派から逃げ切ったマーティは、納屋へと突っ込んで車が止まった。辺りは見渡す限りの畑と変わっていた、車を走らせると自分が住んでいる住宅街がまだ建設予定地で何も出来ていない事に驚く。そこでデロリアンはガス欠となり、仕方なく車を茂みに隠すと街まで歩く捨てられた新聞の日付が1955年だった事からようやく自分が過去へとやって来た事に気づく。そこにはまだ壊れていない時計台が時を刻んでいた。一軒の店に入ると電話帳からドクの名前を探し出し電話を掛けるが出てくれない、電話帳を破るりドクの住んで居る通りを訪ねると店主に注文を頼まれる。仕方なく椅子に座ると店のドアが開き「おい、マクフライ」と言って大きな男が入って来た。その人物は未来で父の上司になる若い頃のビフの姿であった。驚くマーティの隣には若い父ジョージが座っていて、未来と同じようにビフにこき使われていた。その情けない様子を見てガッカリするマーティだったが、若い父から目が離せないでいた。店のアルバイトと話している隙にジョージは店を出て行ってしまった、後を追うマーティが辿り着いた場所でジョージは木に登り一軒の家を覗いていた。木から落ちたジョージが車に跳ねられそうになった所を、マーティが助けると代わりに車に引かれてしまい気を失ってしまう。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ5【若い母との出会い】
目を覚ますとそこには若い日の母のロレインが居て、マーティの事を心配していた。ロレインはマーティに一目ぼれをし、すっかり気に入ってしまっていた。そしてマーティに今夜は家に泊まって行く様に言うと「私の部屋で寝て貰って」と言う。恐ろしくなったマーティは低調に断り、母の家を後にする。ロレインの母が「どこかで会った事が在る様な気がするけど、変わった子ね」と言うと父は「アホだな」と言いロレインに「将来あんな子を産んだら承知しない」と言う。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ6【1955年のドク】
ドクの家に着くとドクは中にいたが、マーティを見るなり「何も言うな」と言いマーティの頭に装置を取り付け、「頭の中を読む」と言ったが何一つ当たってはおらず、痺れを切らしたマーティが「未来から来た、あんたが作ったタイムマシーンに乗って」と告げ「1985年の未来に帰りたい、あんたの助けが必要だ」と言った。免許書や写真を見せるがドクは信じてくれるどころか「下手な合成写真を作るから、兄さんの髪が消えている」と言って取り合ってくれない。なかなか信じてくれないドクに「次元転位装置」の話とおでこの傷がどうやって出来たかを話すと、ドクは驚いてようやくマーティの話を聞いてくれる。隠してあったデロリアンの場所まで行くと、次元転位装置の図面を見せどうしてこの装置を思いついたか話し出す。本物の次元転位装置を見せると、ドクはこれから自分が発明する予定の装置を見て「すごい発見をした」と大喜びする。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ7【マーティの危機】
デロリアンを実験室へ運ぶとマーティは何かのヒントになるかと思い、未来で実験の様子を撮っていたビデオテープを見せるのだ。そのビデオに驚くドクであったがもっとも驚いたのは、1,21ジゴワットの動力が必要だという事だった。「1,21ジゴワットなんて作れっこない」と言うドクに「プルトニウムがほんの少しあれば良い」とマーティが言うと、プルトニウムをこの時代で入手するのは無理だと言い元の時代に帰る事を諦めろと言う。この時代で1,21ジゴワットの電流を作れるのは稲妻だけだが、雷がいつ何処に落ちるか分からないと言うドクに時計台で貰った記事を見せ、雷がいつ落ちるか分かるとマーティは言った。それを見てこれで何とか雷の電流を次元転位装置に流し込めば、元の時代に帰る事が出来ると言った。するとマーティはそれまでの時間探索が出来ると喜ぶ。それを聞いたドクは「ここから一歩も出るな、誰とも会うな話もするな、そんな事をすれば未来が変わってしまう」と怒る。ドクに「私以外の人間と接触していないか?」と聞かれ、マーティは将来の父と母に会ったと言うとドクは大変だと言いさっき見せた写真を見て「兄さんの頭が消えとる、存在が消えかかっている」と言った。本来ならジョージが車に跳ねられロレインと出会うはずが、マーティが父を助けた事によって出会えなくなった為に未来に影響が出てきているのだと告げる。次に姉そして最後にはマーティ自体が消えてしまうと言う。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ8【母と父を結び付けるはずが】
父と母を結び付ける為に学校へ行きロレインを見つけるとジョージを紹介するが、ロレインはジョージには見向きもせずマーティの事ばかり気にし、友人に「彼、素敵でしょ」とうっとりする。ドクが何か二人きりにする機会を作る方法を考えなければと言うと、学校に張ってあったポスターを見て両親はこの「魅惑の深海パーティー」でキスをした事を思い出す。マーティがジョージにロレインをパーティーに誘う様に仕向けに行くと、ジョージは怖気づいてとても誘えないと言うのだ。丁度ジョージはSFの小説を書いていて、父にそんな趣味や夢があった事を知らなかったマーティは驚くが、それを逆手にSFに興味のあった父の家に夜中プルトニウムを入れる際に着ていた防護服に身を包み忍び込むと、ジョージに宇宙人だと告げるとロレインをパーティーに誘わないと脳を溶かすと脅かした。次の日慌ててマーティの元へとやって来たジョージは、ロレインをパーティーに誘う為に手を貸して欲しいと頼んでくる。ジョージはロレインの元へと行きパーティーに誘うが、ビフがやってきて邪魔をする。嫌がるロレインを見て我慢が出来なくなったマーティは思わず間に割って入ってしまう、そして子供の玩具のスケボーでビフの新車を肥料車に突っ込ませやっつけてしまう。その様子を見てロレインは余計にマーティに夢中になって行くのだ。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ9【パーティーに誘われる】
家に戻ったマーティは、ジョージの告白をめちゃくちゃにしてしまった事を言えずにいた。ドクが過激派に襲われるシーンをビデオで見ていた為、ドクにその事を告げようとするが「未来の事を知るとろくな事が無い」と言って聞く耳を持ってくれない。それよりもマーティを元の時代へと返す方法を考えて説明してくれる。その方法は時計台にケーブルを繋ぎ電柱まで引っ張り繋ぎ合わせ、電柱と電柱をワイヤーで繋ぎ車にはそのワイヤーを引っ掛ける棒を取り付け、時速140キロで時計台の下を走り抜ける際に雷が落ちた瞬間に次元転位装置に一気に電流が流れる様にすれば上手く行くはずだとドクは自身満々だった。そこへロレインがやって来てマーティに、パーティーには自分を誘って欲しいと頼む、ジョージが誘ったものだとばかり思っていたマーティは、ロレインにジョージと行く様に説得するが、「彼は優しいけど男の人は強くなくては、例えば恋人の為にすくっと立ち上がって戦ってくれる様な」とマーティの事を言った。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ10【再度ジョージを説得する】
マーティはジョージに再度ロレインをダンスパーティーに誘うように説得していた。ジョージはどうも分からないと言い「君をパーティーに誘ったのにどうして僕が?」と不思議がる。マーティはジョージに「君と行きたがっているのに、ロレインはそれに気づいてないだけだ」と嘘をつく。「ガッツのある所を見せてやれよ、か弱い女性の為に戦ってこそ男だろ」と背中を押すが、ジョージは「ケンカなんて一度もした事がない」と怖気づくが、マーティはこれはケンカではない人を助ける為だとレクチャーする。自分がロレインと車に居てロレインが怒る様な事をする、するとそこにジョージがやって来てロレインを助けるという筋書きだった。全ては芝居だが不安がるジョージにマーティは「何事もなせば成る」と勇気づける。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ11【ドクへの手紙】
ついに運命の日がやって来た、ドクが「君とこの事を話せるのは30年後か」と少し淋しげに言った。そんなドクを見て30年後に何が起きるか話そうとするが、ドクは「聞きたくない」と言って拒否する。仕方なくマーティは30年後に過激派によって、命が失われる事、何とか身を守る方法を見つけて欲しいとドクに手紙を書くと「あなたの友マーティより」とあて名書きをし、1985年まで開けないで下さいと記した。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ12【ロレインを助けるジョージ】
ダンス会場へとやって来たロレインとマーティは計画通りに車の中で少し過ごす事にした。しかしロレインはマーティの知っている母とは違い、タバコを吸い積極的にマーティに迫ってくる。強引にキスをするロレインだったが、「おかしい、従妹としているような感じがする」と言う。そこへビフがやって来て、マーティを車から引っ張り出すと、ロレインを自分のものにしようとする。嫌がるロレインを捕まえてビフが迫っていた所に、マーティとの計画通りジョージがやって来て、「その汚い手を離しやがれ」と言うが、それはマーティではなくビフであった。振り返ったビフに「さっさと失せやがれ」と凄まれ怯むジョージだったが、ロレインがジョージに助けを求めてくる。ジョージは勇気を出して「ロレインに手を出すな」と、ビフに食って掛かるが弱いジョージは簡単に手を掴まれへし折られそうになる。ロレインが必死に止め手を離したビフは情けないジョージを見て高らかに笑う、ジョージは勇気を振り絞り拳を握りしめると渾身の力を込めて、ビフの顔面めがけて殴りかかるとビフは倒れて気絶してしまう。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ13【ギターを弾くマーティ】
ギターリストが手に怪我をしてしまった為、演奏は中止するとバンドマン達が帰ろうとする。演奏が無いとダンスが踊れず父と母がキスが出来ないと、代わりにマーティがギターを弾く事となった。写真から消えかかっている自分を見ると、ギターを弾いている手も消えかかってきてまともに引けなくなるが、父と母がキスをすると写真の兄と姉の姿が戻りマーティの手も元に戻った。最後までギターを弾くと、バンドマン達がもう一曲とマーティを乗せる。すると1985年に流行っているロックを引き始める、最初は盛り上がったがいつもの悪い癖で調子に乗ってしまい気が付くと皆がポカンと自分の事を見ていた。我に返ったマーティは会場を後にしようとすると、ロレインが帰りはジョージに送ってもらうと言う。全てが元に戻って喜ぶマーティは、時計台で待っているドクの元へと急いだ。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ14【30年後の事を告げる】
予定よりも遅れてやって来たマーティに怒るドクだったが、マーティは父がまるで別人の様に変わった所をドクにも見せてやりたかったと興奮して言うと、ドクは「別人?」と少し気にする。時間が無かった為、最終確認へと取り掛かる。ドクはマーティが来た時代と時間に帰るように装置を設定していた、そしてずっと先に引いてある白い線まで行き時計のアラームが鳴ったら、時速140キロで時計台の下を通り抜けろと指示をする。これで元の時代に戻れて、全てが元通りになると言った。マーティがお礼を言いドクを抱きしめる「こちらこそ、30年後にまた会おうな」とドクは「何も心配する事は無い」と言い車から離れると、ポケットに入った手紙を見つける。「これは何だ」と言うドクに「30年後に開けて」とマーティが言うと「未来の事が書いてあるんだな」と言いせっかく書いた手紙を破ってしまう。だったら今ここで説明すると言うマーティだったが、強風で木が折れ時計台に繋いであったケーブルが外れてしまう。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ15【落雷の時が迫る】
外れたケーブルを繋げる為にドクは時計台へと登ぼり、そこからロープを投げ下にいたマーティがケーブルに繋ぐ。どうしてもドクに30年後の事を伝えたかったが、時間が無くとうとう伝える事が出来なかった。マーティは線まで車を走らせると、車のアンテナを立て準備をする。ドクに伝えられなかった事を悔やむが、戻る設定を10分早くし戻って助ける事にした。希望が湧いたその時に車のエンジンが止まってしまう、アラームも鳴り焦るマーティが諦めかけるとようやくエンジンがかかり車を発進させる事が出来た。その頃ドクは、時計台にケーブルを繋ごうと必死になっていた。折れた木が邪魔をしてケーブルが届かず、思い切り引っ張ると今度は電柱に繋いだケーブルが外れる。繋いだケーブルで一気に下まで降りると、急いで電線のケーブルを繋いだ瞬間に落雷と共にデロリアンが通り過ぎ無事でマーティは未来へと帰って行った。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ16【最後の仕事】
元の時代へと戻ったマーティはドクを助ける為に、車を発進させようとしたがまたしてもエンストしてしまい車が動かなくなる。その横を過激派の車が通り過ぎていった、急いで走って後を追うが辿り着いた時は既に遅く、ドクが目の前で射殺されてしまう。ドクの前で泣き崩れるマーティだったが、その後ろでドクが目を覚まし着ていた防弾チョッキをマーティに見せる。「知っていたの?」と言うマーティにテープで張り合わされた一通の手紙を見せる。それはマーティが30年前にドクに当てて書いた手紙だった。「酷いよ、散々未来に悪影響だと言っておいて」と言うマーティに、「この際、固い事は言うな」と言い二人は共に喜びを分かち合った。
バックトゥザフューチャーのネタバレあらすじ17【未来へと旅立ったドクと変貌】
マーティを家へと送り届けると、ドクは30年後の未来へと行くと言って旅立って行った。翌朝目を覚ますと悪い夢でも見ていたと思い込むマーティだった。リビングに行くとそこには今までとは様子の違う、家の雰囲気と家族の姿があった。部屋は清潔に整理されていて、アルバイトのはずの兄がスーツを着て朝食を取っていた。マーティが「どうしてスーツなんて着ているの?」と尋ねると「会社に行く時はスーツに決まっているだろ」といつもとなんら変わらないといった感じで兄が言った。そこへ両親が仲良く帰って来て更に驚く、母のロレインはスレンダーでとても綺麗になっており、父のジョージも自信に満ち溢れていた。ジェニファーとドライブに行く事も家族は知っており、あれ程反対していた母がジェニファーは良い子だと気に入った様子で褒める。マーティが「車があれでは」と、ビフが壊した車の事を言うと家族は驚いて急いで車を見に行くと、そこには車にワックスを掛けるビフが居た。ビフとジョージの立場は完全に引っくり返っていて、あっけにとられるマーティであった。そこにジョージの書いた小説が届けられるとジョージはマーティに「何事もなせば成るといつも言っているだろ」と30年前にマーティがジョージに言った言葉を口にする。またビフから渡された車の鍵は、憧れていた黒の4駆の車であった。
バックトゥザフューチャーの結末【今度は未来へ】
車を見ているとジェニファーがやって来て、何日も会っていなかったかの様に振る舞うマーティに「大丈夫?」と心配するジェニファーだった。「大丈夫、何もかも最高だ」と今の状況に満足するマーティであった。そこに大音量と共にデロリアンが現れ、ドクが急いだ様子で「マーティ、私と一緒に来てくれ」と言う。「何処へ?」と聞くマーティに「未来へ戻るんだ」と言うとドクは生ごみを燃料タンクへと入れる。帰って来たばかりのマーティは「勘弁してよ、これからジェニファーとドライブなんだから」と言うと、ドクが「その子にも関係がある連れて行け」と言うのだ。びっくりしたマーティが「未来の僕たちに何かあったって事?」と問うと「君らではなく、君らの子供が問題なんだ。急がないと手遅れになるぞ」と言うとマーティとジェニファーを乗せデロリアンを出発させる。「140キロに加速するにはこれでは道路が足りない」とマーティが言うとドクは「道路だと、これから行くところにはそんなもの必要ないんだよ」と言うと、デロリアンはタイヤを折りたたむと空中へと浮きそのまま空へと消えていった。
以上、バックトゥザフューチャーのあらすじと結末でした。
2015年10月21日は『バックトゥザフューチャー PART2』の年
2015年は、バックトゥザフューチャー2で描かれていた主人公マーティがタイムトラベルで行き着いた年です。この映画が公開された1989年から26年、前作のバックトゥザフューチャーから数えて30周年という記念の年でもあり、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズに関連したイベントなどが行われています。バックトゥザフューチャー2で描かれていた未来としての2015年、映画で描かれていたことの多くが2015年では現実のものとなりました。そのいくつかを紹介します。
1.ゴミで動くデロリアン
映画の中でタイムマシンとしてのデロリアンは生ごみやジュースなどを燃料として動いていましたが、ごみを燃料とする技術は現在2015年ではバイオ燃料として実現、日本環境設計というリサイクル会社が古着からバイオ燃料の一種のバイオエタノールにリサイクルすることに成功しています。
2.自動で靴紐が締まる靴
映画で登場したナイキ製の自動でヒモが締まる靴、2015年にはナイキが本当に開発したNike Magという自動靴ひも調整シューズを発表ました。こちらは2016年春にオークションでの発売が行われます。
3.空飛ぶスケボー、ホバーボード
こちらはすでに自動車メーカーのレクサス(トヨタ)がCMの中でも登場させていますが、2015年現在現実のものとなっています。トヨタに限らず複数の会社がこの技術を現実のものにさせています。
このほかにも映画で描かれた未来技術は、大画面の壁掛けテレビ、3D映像技術(ホログラフィック)、ビデオ通話、タブレットコンピュータ、Google Glassなどのメガネ型コミュニケーションツール、空飛ぶ自動車など、2015年現在あらゆるものが現実のものとなっています(なろうとしています)。バックトゥザフューチャーが公開されてから30年になる2015年、ここまで多くの技術が発展していることに驚きですね。
「バックトゥザフューチャー」感想・レビュー
-
時間旅行の快感!
過去へと旅する作品はいろいろありましたが、これほどまでにスリルとサスペンスとアクションが程よくミックスされた映画があったでしょうか!
マーティが過去の世界で見るもの聞くもの触れるもの全てが心をときめかせ、彼と一緒に驚き、笑い、ハラハラする!
これぞまさに映画という名のアドヴェンチャー・アトラクション!
テンポ良し音楽良し気分良し!
さあ!皆さんもこの映画を見て時間旅行の快感に酔いしれてみてはいかがでしょうか! -
DVDやテレビの再放送を含め、今までの人生でこれほど多く見た映画は他にないくらい、何十回と見た作品です。ドクとマーチンの痛快コンビが繰り広げる、はちゃめちゃ劇でありながらも、タイムマシンという未来への夢もたくさん詰まっています。ドクの頭の爆発具合と、若き日のマイケル・J・フォックス、最高にカッコいいです。
-
間違いない作品!見ている際のワクワク感がたまりません。タイムトラベルものの映画と言えば、やはりバック・トゥ・ザ・フューチャーでしょう。続巻がありますが、個人的には1が一番面白かったです。撃たれたドクを救うためにマーティがデロリアンでタイムスリップするシーンは感動。絶対に見ておくべき作品。
-
タイムマシーンで過去に行ったマーティーを見ていて、自分もタイムマシーンに乗ってみたいと思いました。マーティーは過去で若い日の母に惚れられてしまい大変でしたが、なんとか無事に若い日の父と母の2人をカップルに出来て良かったです。
-
マイケルジェイフォックス主演のSF映画の傑作ですね!ドクが殺され、マーティがデロリアンで過去へ!すごくワクワクしながら見ていた覚えがあります。学園祭でマーティがエレキギターを弾きまくるシーン。様々な奏法でギターを弾くマーティの姿は、まさにロックの歴史を凝縮したシーンとしても有名ですね。また、その時弾いたジョニービーグッド。それまでジャズやソウルだった音楽にロックが生まれるキッカケとなった曲。劇中でも演奏をチャック・ベリーに電話越しに聴かせるシーンがありますね!音楽ファンとしても映画ファンとしてもちょっとニヤってしてしまうトコロです。
-
スピルバーグはワクワクさせるような良質な娯楽大作を沢山製作しているけど、この独特のノリの良さやコミカルさはロバート•ゼメキスの個性に違いない。完結まで3作品続いたタイムトラベルシリーズ。やっぱり一作目が一番面白い。
-
「タイムトラベルもの」として必見の映画です。3部作の第1作ですが、やはり第1作が最もすぐれているのではないでしょうか。
元気な頃のマイケル・J・フォックス(マーティー)、ユニークなキャラクターのドクの2人の登場人物を観ているだけで、満足です。
1980年代の空気感もたっぷりあり、当時青春時代を過ごしていた人にとっては、「とても懐かしい」映画です。それこそ、映画を観ている間は、80年代にタイムトリップをしている感覚も味わえると思います。
タイムパラドックスもののお手本のような作品!
とにかく構成が見事で作品全体を通したテンション感やテンポ、どれをとっても無駄がなく非常に上質なエンターテイメント作品に仕上がっています。
現在から過去へ行ってドタバタを繰り広げるマーティですが、内容とは裏腹に上映時間2時間のあいだにすべてを収めてしまう時間の使い方も痛快に感じました。