バトルフィーバーJ ロボット大空中戦の紹介:1979年日本映画。『スーパー戦隊シリーズ』第3作『バトルフィーバーJ』の劇場版作品です。本作はテレビ本編第5話を映画用に再編集したものであり、スーパー戦隊シリーズ初の巨大ロボ「バトルフィーバーロボ」を巡る骨太なドラマが展開されていきます。
監督:竹本弘一 出演者:谷岡弘規(伝正夫/バトルジャパン)、伊藤武史(白石謙作/バトルコサック)、倉地雄平(志田京介/バトルフランス)、大葉健二(曙四郎/バトルケニア(声・演))、ダイアン・マーチン(ダイアン・マーチン(ミスアメリカ))、東千代之介(倉間鉄山)、日髙のり子(中原ケイコ)、司ゆり(青葉ミドリ)、勝部演之(坂口情報局長)、蝦名由紀子(坂口陽子)、広瀬容一(坂口健一)、石橋雅史(ヘッダー指揮官)、飯塚昭三(サタンエゴス)、大平透(ナレーション)ほか
映画「バトルフィーバーJ ロボット大空中戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バトルフィーバーJ ロボット大空中戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「バトルフィーバーJ ロボット大空中戦」解説
この解説記事には映画「バトルフィーバーJ ロボット大空中戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バトルフィーバーJ ロボット大空中戦のネタバレあらすじ:起
悪の秘密結社エゴスの戦闘員カットマンが国防省の坂口情報局長(勝部演之)の自宅を襲撃、留守を守っていた坂口の娘・陽子(蝦名由紀子)と息子・健一(蝦名由紀子)を誘拐するという事件が発生しました。
夜遅く帰宅した坂口は自宅の異変に気付きました。するとエゴスのヘッダー指揮官(石橋雅史)から電話があり、子供たちの命を助けたければ我々の言う通りにしろと要求してきました。それは、正義の戦隊「バトルフィーバーJ」が現在開発中の巨大ロボの性能や完成時期などの情報を入手するということでした。その日以来、坂口は姿を消しました。
バトルフィーバーJの基地「ビッグベイザー」で、バトルジャパン・伝正夫(谷岡弘規)、バトルコサック・白石謙作(伊藤武史)、バトルフランス・志田京介(倉地雄平)、バトルケニア・曙四郎(大葉健二)、ミスアメリカことダイアン・マーチン(演:ダイアン・マーチン/声:小牧リサ)は、司令官の倉間鉄山将軍(東千代之介)から坂口が国防省に辞職願を出して姿を消したこと、陽子と健一が誘拐されたことを知らされました。
その時、ビッグベイザーの防犯カメラに坂口の姿が映し出され、倉間将軍はバトルフィーバーJ全員に姿を隠すよう指示しました。
バトルフィーバーJ ロボット大空中戦のネタバレあらすじ:承
ビッグベイザーの内部に潜入した坂口は、製造中の巨大ロボ「バトルフィーバーロボ」とその設計図を発見、盗もうとしました。そこに刀を持った倉間将軍が現れ、「君ともあろう者が、なぜ泥棒のような真似をするんだ? 君は一緒に国防省に入った仲じゃないか。君はなぜ一人で苦しんでいるんだ。自分ひとりの胸にしまわずに俺に打ち明けろ。力になろうじゃないか」と制止しました。坂口は「俺は裏切り者だ」と倉間将軍に拳銃を向け、「この償いは必ずする」と何も奪わずに逃走していきました。
倉間将軍は坂口の後を追おうとするバトルフィーバーJを制し、「今更秘密が漏れても大した影響はない。バトルフィーバーロボは間もなく完成する。私が気がかりなのは、彼が自分の命を懸けてまで何かをやろうとすることだ。私は友人として彼を見殺しにできない」と告げ、曙に坂口の二人の子供の行方を捜すよう指示しました。
その頃、坂口はエゴスの地下深くにある前線基地のヘッダー指揮官とバッファロー怪人(声:渡部猛)の元に連行されていました。目隠しを外された坂口は子供たちを対面、ベッダー指揮官は坂口にバトルフィーバーロボの情報提供を要求しましたが、坂口は子供たちの解放が先だと譲りません。
子供たちを解放してもらった坂口はバトルフィーバーロボがまだ建造中であることまでは明かしたものの、ロボが完成すればエゴスなどひとたまりもないと告げました。ヘッダー指揮官はエゴスも巨大ロボ「バッファローロボット」を完成させたことを明かし、坂口親子を用済みとして処刑するようカットマンに命じました。坂口は体中に括り付けたダイナマイトを見せつけてエゴスを脅し、陽子と健一を連れてエレベーターで逃走しました。
バトルフィーバーJ ロボット大空中戦のネタバレあらすじ:転
ヘッダー指揮官は直ちに坂口親子を捕らえるよう命じました。エゴスの首領・サタンエゴス(声:飯塚昭三)はヘッダー指揮官に「猶予はできない。バッファローロボットを投入して地上を地獄に陥れてやれ」と指示を出しました。
バッファローロボットは地上に向けて発進、街を破壊し始めて人々を恐怖に陥れました。坂口は陽子と健一に、ここを脱出したらバトルフィーバーJにエゴスの戦闘ロボの存在を伝えるよう託しました。
その頃、犬と共に坂口親子の行方を捜していた曙はバトルケニア(声・演:大葉健二)に変身、カットマンに襲われていた坂口親子を助け出しました。坂口は「このままでは鉄山に合わせる顔がない」と子供たちをバトルケニアに託し、「エゴスの秘密基地を爆破する」と告げて一人で基地に向かっていきました。
やがてバトルジャパン(声:谷岡弘規/演:新堀和男)、バトルコサック(声:伊藤武史/演:古賀弘文)、バトルフランス(声:倉地雄平/演:橋本春彦)、ミスアメリカ(声・演:小牧リサ)も駆け付け、カットマンたちと戦い始めました。一方、エレベーターで地下深く潜っていった坂口は体中のダイナマイトに火をつけ、エゴス基地ごと自爆して果てました。嘆き悲しむ陽子と健一の姿を見たバトルケニアは倉間将軍に坂口の最期を報告、倉間将軍はエゴスへの怒りを新たにしました。
バトルフィーバーJ ロボット大空中戦の結末
バトルフィーバーJはなぜバッファローロボットが動きを止めたのか不審に思っていると、その場にバッファロー怪人が現れ、バッファローロボットは自分の弟であり、兄の自分の呼びかけに応じて動くと説明してきました。バッファローロボットはバッファロー怪人の呼びかけに応じて再び街を破壊し始め、バトルフィーバーJは陽子と健一をその場から逃がすとバッファロー怪人と戦い始めました。
バトルフィーバーJは武器“コマンドバット”を合体させたバズーカ“ペンタフォース”でバッファロー怪人を倒しました。バッファローロボットはサタンエゴスからの「バトルフィーバーJを踏み潰せ!」との命令に応じて暴れ始め、石油コンビナートにまで迫りました。倉間将軍はバトルフィーバーJ全員に直ちにビッグベイザーに急行するよう指示、完成したばかりのバトルフィーバーロボを操縦してエゴスの悪魔ロボットを破壊するよう命じました。
バトルフィーバーJはバトルフィーバーロボに乗り込み、バトルフィーバーロボを積載した戦闘戦艦「バトルシャーク」は地上に向けて発進しました。ヘッダー指揮官は「坂口め! まだ完成していないと抜かしおって!」と悔しがりました。サタンエゴスはすぐにバトルシャークを撃墜するよう命じましたが、バトルシャークはエゴスの戦闘機の攻撃にもびくともせず、搭載している最新兵器でエゴス戦闘機を撃墜していきました。
バッファローロボットは「兄の仇を討て」とのサタンエゴスの命を受け、剣でバトルシャークを攻撃してきました。バトルフィーバーJはバトルシャークからバトルフィーバーロボを発進させ、バッファローロボットとの一騎打ちに臨みました。バトルフィーバーロボは必殺技“クロスフィーバー”でバッファローロボットを破壊、初陣を勝利で飾りました。こうして巨大兵力バトルフィーバーロボを得たバトルフィーバーJは、エゴスの悪魔ロボットとの果てしなき戦いに身を投じていくこととなりました。
以上、映画「バトルフィーバーJ ロボット大空中戦」のあらすじと結末でした。
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