バトルキャッツ!の紹介:2007年日本映画。人間による環境破壊によって住む場所がなくなりつつある妖怪たちが反撃に転じます。そんな妖怪たちを、同じ妖怪の猫の玉三郎を使って退治する葉名恋の戦いを描いたヒーローものです。内容は2話のオムニバス風ですが、話はつながっています。
監督:荒木憲司 出演者:秋山莉奈(葉名恋)、佐藤洸(猫の玉三郎)、森望美(山岡久乃)、宗政美貴(ユキ)、萩原佐代子(葉名麗)、田中大介(バーナー河童)ほか
映画「バトルキャッツ!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バトルキャッツ!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「バトルキャッツ!」解説
この解説記事には映画「バトルキャッツ!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バトルキャッツ!のネタバレあらすじ:起
『怒りの報酬』
人間社会の環境汚染によって追いやられた妖怪たち。バーナー河童が工業地帯に現れます。そして工場群をバーナーで焼きつくし炎上させたのです。丁度居合わせた木全という男は、丸焦げになり病院へ運ばれたのです。
この事件は翌日の新聞に大きく乗ります。新聞を見るのが日課の葉名恋は「妖怪の匂いがする」と言います。恋は妖怪である猫の玉三郎を助けた事で貸しがあり、猫の玉三郎を使って妖怪退治をしているのです。
そこで恋は入院中の木全に会い話を聞きます。木全は「バーナーを背負った河童の仕業だった」といった事から、猫の玉三郎とバーナー河童退治に向かうのです。そのころバーナー河童はピーター傘と、ユキのバーで飲んでいました。
バトルキャッツ!のネタバレあらすじ:承
やがて恋ら二人は、バーナー河童らを見つけ戦いを挑みます。恋の御札の力は強く、ピーター傘が「一旦退散だ」と言うと、バーナー河童らは逃げていなくなりました。
翌日、恋らはバーナー河童らと見晴らしのいい丘で決闘を行います。昨夜と同じように恋が御札を貼って攻撃を封じようとしますが、対策を練っていたバーナー河童とピーター傘には通用せず、波状攻撃を受け防戦一方になってしまいます。
恋は呪文に専念し、攻撃は猫の玉三郎に任せます。この戦法が功を奏し、バーナー河童とピーター傘を退治したのです。そのころユキのバーに白衣を着た博士がやってきます。博士はユキに「バーナー河童とピーター傘がやられた、いよいよあんたの出番だ」と言ったのです。
バトルキャッツ!のネタバレあらすじ:転
『雪女の憂鬱』
温泉街で大規模な火災が発生します。恋はいつものように新聞を見ると「妖怪の気配がする」と言って、猫の玉三郎を呼びます。恋は火災のあった温泉街で一泊しようと、無料で泊まれる宿を猫の玉三郎に探させ、二人は温泉旅行に出かけます。
部屋に案内されると、恋は「お風呂にはいる」と言って、猫の玉三郎を部屋から追い出します。湯船に浸かりくつろいでいると、妖怪のユキが入って来ます。ユキが話しかけます。「あそこで覗いているヤツと一緒に私のバーに来て」と誘います。恋は猫の玉三郎が覗いていたことに怒ります。
恋らはユキのバーに飲みに行きます。ユキの話を聞きながらユキの作った酒を飲みます。すると二人は毒を盛られてそのまま寝込んでしまいます。そこへ博士が現れます。「毒が聞いたな!人間の環境破壊によって、われわれ妖怪の住む場所が狭まった。これからは人間に復讐するんだ」と持論を展開しました。
バトルキャッツ!の結末
すると恋と猫の玉三郎が起き上がります。恋が毒除けの御札を貼っていたのでした。「あんたが黒幕だったのか」と言う恋に、「オレは死神博士だ」と自慢げに言う男。
ユキがドライヤー女に変身し、恋と猫の玉三郎に熱風を送ります。火山が爆発し周囲が炎上し始めます。恋が「あんたが温泉街を燃やしたの」と聞くと、ユキは「人間のせいで私の住む雪山が無くなったから」と言いました。そして猫の玉三郎に「あんたも妖怪だったら私と一緒に戦って」と言います。
すると猫の玉三郎は、ユキが雪女だったころの話をし始めます。ユキはドライヤー女から昔の雪女に戻ったのです。猫の玉三郎はユキに「猫に小判」とジョークを言いながら小判を渡します。
ユキはそのまま消えていきます。温泉街は元に戻ったものの、死神博士は病院で木全に会います。そして病院を破壊したのでした。
以上、映画「バトルキャッツ!」のあらすじと結末でした。
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