Be With You ~いま、会いにゆきますの紹介:2018年韓国映画。2004年に映画化されて大ヒットした市川拓司の小説『いま、会いにゆきます』を韓国でリメイクしたヒューマンドラマです。韓国版のオリジナルエピソードを加えて日本でも2019年に公開された。雨の日に戻ると言い残して亡くなった妻。約束どおり夫の前に現れた妻は記憶を失っていました…。
監督:イ・チャンフン 出演者:ソ・ジソブ(ウジン)、ソン・イェジン(スア)、キム・ジファン(ジホ)、コ・チャンソク(ホング)、リー・ユジン(若き日のウジン)、キム・ヒョンス(若き日のスア)、ペ・ユラム(若き日のホング)ほか
映画「Be With You ~いま、会いにゆきます」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Be With You ~いま、会いにゆきます」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Be With You ~いま、会いにゆきますの予告編 動画
映画「Be With You ~いま、会いにゆきます」解説
この解説記事には映画「Be With You ~いま、会いにゆきます」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Be With You ~いま、会いにゆきますのネタバレあらすじ:起
ウジン(ソ・ジソブ)は小学生の息子ジホ(キム・ジファン)と二人暮らしです。ジホは1年前に亡くなった母・スア(ソン・イェジン)の形見である絵本を大事に持っていました。絵本にはスアの遺言「雨の季節になったら、会いに来る」が書き込まれており、ジホは梅雨に入ったとのニュースを見て、母に会えると胸を高鳴らせていました。
小学校の運動会の日。ジホは家族リレーでアンカーを任されましたが、脳に障害を抱えるウジンに頼むことはできず、ウジンの友人でパン屋を営むホング(コ・チャンソク)にランナーを頼もうとしましたが、家族ではないので叶いませんでした。ウジンはジホに恥をかかせまいと、自ら走ることにしましたが、途中で倒れて気を失ってしまいました。
そして訪れた梅雨入りの日。ジホはスアとよく遊んだ思い出のある森の中の廃工場へと足を踏み入れました。ウジンもジホの後をついていきましたが結局スアは現れず、ウジンは仕方なくジホをつれて帰ることにしました。
ところが、二人が帰路のトンネルで目にしたのは、スアと瓜二つの女性でした。スアはどうやら記憶を失っている様子で、ウジンとスアはとりあえず彼女を家に連れ帰りました。ウジンとジホはこのことは二人だけの内緒にすると誓い合いました。
ウジンがジホを学校に送り出している中、留守番をしていたスアは自分の指にぴったり合う指輪を見つけました。そこにジホが学校をサボって帰宅、スアと楽しいひと時を過ごしました。その夜、スホはウジンに二人の馴れ初めを訊きました…。
Be With You ~いま、会いにゆきますのネタバレあらすじ:承
…高校時代のウジン(リー・ユジン)はスポーツ万能で水泳の選手をしており、スア(キム・ヒョンス)は成績優秀な優等生でした。二人の出逢いはスアが水泳の授業で溺れてしまった際に、ウジンが助けたことがきっかけでした。それ以来、ウジンはスアに興味を抱くようになりましたが、どうしても気持ちを打ちあけられずにいました。
社交ダンスの授業の日、左利きのウジンは同じく左利きであるスアとペアを組むことになりました。ウジンにとってはまたとないチャンスでしたが、ウジンはそこで大失態をしでかしてしまい、それ以来口を聞いてもらえなくなりました。
そして迎えた卒業式の日。スアはホング(ペ・ユラム)に寄せ書きを頼み、ウジンも乗っかる形で寄せ書きに書き込んだのですが、誤って自分のペンをスアに渡してしまいました。その後、スアとは別の大学に進学したウジンは、ペンを口実に何とかスアと会う約束をし、ホングの助けを借りてようやく彼女と再会を果たしましたが、中々話題が噛み合いませんでした。
雨が降る中、スアをバス停まで送っていったウジンは、彼女が乗ったバスを必死で追いかけ、ようやく追いつくと「手紙を書いていい?」と打ち明けました。スアはそんなウジンの不器用な部分も含めて惹かれるようになっていきました…。
Be With You ~いま、会いにゆきますのネタバレあらすじ:転
スアがウジンの元に戻ってきたことを知らないホングは、ウジンに新しいパートナーを探すべきだとアドバイスしますが、ウジンはきっぱりと断りました。ホングはその理由を探るためにウジンの家に向かい、そこでスアの姿を目撃してしまい、驚いて逃げ出してしまいました。
ある夜。ウジンとスアはジホを寝かしつけると、手を取り合って山に向かいました。二人は少し離れた場所で開かれている野外上映を双眼鏡で一緒に楽しむことにし、その後ウジンとスアは降り出した雨の中でキスをしました。ウジンとスアが初めて手を繋いだのは映画館でのデートの時でした。
ある晴れた日、ウジン、ジホ、そしてスアは三人でピクニックに出かけました。その夜、ウジンは体調を崩してしまい、ここで初めてスアに自らの病のことを打ち明けました…。
…ウジンが脳の病を発症したのは、スアと三度目に会った直度でした。いつものように水泳の練習をしていたウジンは突然体が動かなくなり、それ以降、日常生活にも支障をきたす程になり、遂には水泳を諦めざるを得なくなりました。
ウジンはスアに別れを告げましたが、どうしても彼女のことを忘れられず、1年後再び会いに行きました。そしてウジンとスアは親の反対を押し切ってプロポーズしたのでした。
そんなある日、スアは自分が生前書き残していた日記を発見しました。スアはジホが少しでも自分自身で何でもできるよう、ジホに身支度や家事の仕方などを教えていきました。しかし、梅雨が明ける時は少しずつ近付いていました。
Be With You ~いま、会いにゆきますの結末
ジホが出演する学芸会の当日。ウジンとスアはジホの晴れ舞台を見る約束をしていましたが、時間になってもウジンは一向に現れませんでした。スアは仕方なく一人で客席に入りました。ステージからスアの姿を見つけたジホは、本来の台詞に代えて「パパを守る」とスアに誓いました。
その頃、ウジンは溺れてしまった職場の同僚を必死に助けていました。結局、学芸会に間に合わなかったウジンはスアとの別れが近付いていることを悟り、必死でスアと再会した山に走っていきましたが、途中で発作を起こして倒れてしまいました。それでもウジンは何とかスアとジホに追いつき、スアはウジンに優しく微笑みかけると、四つ葉のクローバーを手に線路を歩いて行きました…。
…スアがいなくなり、ウジンとジホは再び二人だけの暮らしに戻りました。ジホはスアとの約束を守って自分のことは自分でできるようになり、ウジンも子供に水泳を教えるコーチ職に就いていました。
そんなある日、ウジンはスアが遺した日記を発見しました。日記の中には、スアも実は高校時代にウジンに一目惚れしていたのですが上手く伝えられなかったこと、ウジンに別れを告げられた時は本当に辛かったこと、そしてウジンがスアに会いに行った日、ウジンを見つけて後を追おうとした時に交通事故に遭ったことなど、これまでウジンが知ることのなかったスアの辿った道のりが記されていました。
事故で6週間ほど昏睡状態にあったスアは、気が付くと梅雨入りの日にウジンとジホと再会したあの山のトンネルにいたというのです。実はウジンとジホが再会したスアは結婚前の過去のスアであり、スアは幸せな時間を失わないために、時を超えてウジンと再会していたのです。
日記を読み終えたウジンは何だか幸せな気分に浸っていました。日記には「いま、会いに行きます」と綴られていました。
以上、映画「Be With You ~いま、会いにゆきます」のあらすじと結末でした。
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