ベートーベンの紹介:1992年アメリカ映画。セント・バーナードのベートーベンが巻き起こす騒動を描いたファミリー・コメディ。ある日、ニュートン家にペット泥棒の手から逃げ出したセント・バーナードの子犬が迷い込む。犬嫌いの一家の長ジョージは追い出そうとするが、妻や子ども達に懇願され渋々飼うことにした。ベートーベンと名付けられた犬は家族に愛されながら暮らしていたが、再びペット泥棒の魔の手が迫る。
監督:ブライアン・レヴァント 出演者:チャールズ・グローディン(ジョージ・ニュートン)、ボニー・ハント(アリス・ニュートン)、ディーン・ジョーンズ(ヘルマン・ヴァーニック)、ニコール・トム(ライス・ニュートン)、クリストファー・キャスタイル(テッド・ニュートン)、サラ・ローズ・カー(エミリー・ニュートン)ほか
映画「ベートーベン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ベートーベン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ベートーベン」解説
この解説記事には映画「ベートーベン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ベートーベンのネタバレあらすじ:新しい家族
舞台はアメリカのとある田舎町。セント・バーナードの子犬ベートーベンは、ある夜ペットショップから泥棒によって連れ去られてしまいます。一緒に捕まったブル・テリアのスパーキーと共に逃げ出したベートーベンは、翌朝5人家族のニュートン家へ迷い込みました。ニュートン家の3人の子ども、長女ライス、弟テッド、そして末っ子のエミリーは、ベートーベンをすぐに気に入ります。犬嫌いの父ジョージはベートーベンを追い出そうとしますが、妻アリスや子ども達に説得され結局飼うことになりました。それからニュートン家の騒がしい日々が始まります。ジョージは庭の隅に犬小屋を作り、ケージで囲んで何とかベートーベンを隔離しようとします。しかし成長したベートーベンは器用に抜け出しては家の中をめちゃくちゃにするため、ジョージの鬱憤は爆発寸前でした。
ベートーベンのネタバレあらすじ:ヴァーニックの企み
今日もベートーベンは犬小屋を抜け出して町に繰り出します。町の人から食べ物を貰ったり、それを野良犬になったスパーキーに分けたりしていました。ベートーベンは、ライスの恋を取り持ったり、テッドに嫌がらせをするいじめっ子3人組を撃退したりと大活躍。ところがペット泥棒の被害は広まるばかりで、スパーキーも再び捕らえられ倉庫に連れて行かれてしまいます。泥棒グループのボスはヘルマン・ヴァーニック。様々な悪事に動物を使ってきた彼の元に、新型銃の性能テストの依頼が舞い込みます。威力を知るために、大型犬を用意して欲しいと言うクライアント。獣医でもあるヴァーニックは、予防注射のため来院したベートーベンに目をつけました。ジョージにここ半年セント・バーナードが人間を襲う事件が頻発していると嘘をつき、猜疑心を植え付けます。
ベートーベンのネタバレあらすじ:別れ
芳香剤エアフレッシュナーの会社を経営するジョージは、事業拡大のため投資家夫妻にアピールを続けていました。自宅に招待しますが、夫妻はアリスや子ども達を馬鹿にするような態度をとります。しかも彼らは会社を乗っ取ろうと企んでいました。契約一歩手前でベートーベンが邪魔をし、会社は救われます。しかしそうとは知らないジョージはベートーベンに激怒しました。そんなある日、ヴァーニックが予防注射のアフターサービスだと嘘をついてニュートン家にやって来ます。彼は自分で服を裂き血糊を付け、ベートーベンに襲われたように偽装して騒ぎ出しました。ヴァーニックの細工を目撃したエミリーがベートーベンを庇いますが、ジョージは耳を貸しません。そして大きな問題になる前に、ヴァーニックの提案に乗ってベートーベンを処分することにしました。ベートーベンをヴァーニックの病院へ連れて行ったジョージは、「お前のこと好きだった」と初めてベートーベンを抱きしめます。帰宅したジョージを待っていたのは子ども達の失望した視線でした。
ベートーベンのネタバレあらすじ:救出作戦
その夜、どうしても納得出来ないアリスと子ども達に説得され、ジョージは皆を連れヴァーニックの病院を訪れます。そこで偶然怪我が狂言だったと知り、ヴァーニックの車を尾行することにしました。ヴァーニックが向かったのは、盗まれた動物達が捕まっている倉庫です。そこにはベートーベンやスパーキーの姿もありました。ジョージが屋根に上りガラス部分から室内を見下ろすと、ヴァーニックがベートーベンに銃口を向けています。その時、ジョージがガラスを破って落下してしまいました。ヴァーニックはジョージを撃とうとしますが、スパーキーに股間を噛まれて悶絶します。そこへテッドが運転する車が突っ込んで来ました。置いてあった注射器が飛び、ヴァーニックの腹部に刺さります。ヴァーニックは気絶し、ニュートン家は無事ベートーベンと再会を果たしました。家族の絆を取り戻した彼らは捕まっていた動物達を助けてやります。
ベートーベンの結末:犬に囲まれて
ヴァーニックとその一味は無事逮捕されました。ニュートン家はインタビューを受け、一躍時の人となります。騒動を乗り越えたジョージとアリスの寝室には、ベートーベンとスパーキー、そしてまだ飼い主が見つからない犬達がたくさん寝ています。夫妻が1匹1引きに「おやすみ」と声をかけ、この物語は「ベートーベン2(1993年)」へ続いていきます。
以上、映画ベートーベンのあらすじと結末でした。
セント・バーナードという種類の大型犬のベートーベン。頭がいいベートーベンは犬小屋を抜け出しては家でイタズラをする。その度に怒っていたお父さんですが、ベートーベンが誘拐されたと知ったときには、ベートーベンを助けに行きました。家族の絆が深まっていくのがわかりました。