人生は狂詩曲(ラプソディ)の紹介:2014年ベルギー,ルクセンブルク映画。ベルギーを二分するそれぞれの地域の吹奏楽団が欧州の代表を決めるコンクールに優勝すべくしのぎを削る様を、メンバーの恋愛もからめて描いたミュージカルチックな作品。
監督:ヴィンセント・バル 出演:アマリリス・アイテルリンデン(エルケ)、アルチュール・デュポン(ユーグ)、ヨス・ヴェアビスト、トム・オーデナールト、ダーヴィット・カンテンス、ほか
映画「人生は狂詩曲(ラプソディ)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人生は狂詩曲(ラプソディ)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
人生は狂詩曲(ラプソディ)の予告編 動画
映画「人生は狂詩曲(ラプソディ)」解説
この解説記事には映画「人生は狂詩曲(ラプソディ)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人生は狂詩曲(ラプソディ)のネタバレあらすじ:起・ライバル楽団
北部フランドル地方と南部ワロン地方に分断されるベルギーでは、吹奏楽の欧州決勝大会への出場をかけた、ベルギー代表を決める大会が行われていた。フランドル地方のバンド「サン・セシリア」と、ワロン地方の「アンナバン」がしのぎを削っていたが、2バンド同点となり両チームともベルギー代表として欧州決勝大会へ出場が決まるが、演奏後、サン・セシリアのトランペット奏者が急死してしまう。
代わりを務められるトランペット奏者はおらず、このままでは決勝大会への出場も危ういと落ち込むメンバーに、マネージャーのエルケはアンナバンのトランペット奏者を引き抜くことを提案、敵地へ乗り込む。
人生は狂詩曲(ラプソディ)のネタバレあらすじ:承・引き抜き成功
一方、アンナバンのメンバーが働く工場では、トランペット奏者のユーグが工場長でアンナバンの指揮者でもある兄と口論になっていた。女癖が悪く、仕事はサボリがち、音楽のことしか考えていないユーグはバンドでも独走していた。ユーグは自分の作った曲を決勝大会で演奏したいと言うが、奇抜な曲はメンバーに受け入れられなかった。自分の意見が通らない腹立しさに、ユーグはサン・セシリアへの引き抜きに応じる。
人生は狂詩曲(ラプソディ)のネタバレあらすじ:転・困ったソリスト
フランドルにやってきたユーグは横柄でわがままに振る舞うが、エルケは話をするうちにユーグもジャズが好きだということを知り、互いに好意を持ち始める。しかしエルケにはスポンサー社の御曹司レナートとの結婚を控えていた。そしてサン・セシリアはユーグが加わってもはや敵なし状態だったが、気をよくしたユーグが自分の曲を披露すると、やはりここでも受け入れられない。
そんな時、TV局からバンドの出演依頼が入るが、いよいよ収録、という時にユーグの姿が見えなくなる。彼は楽屋でジャズバンドのメンバーに自分の曲をけなされて酔いつぶれていたのだった。そうとは知らないメンバーがユーグを見つけてスタジオへ連れて行くと、収録中のヨゼフのインタビューに乱入して大騒ぎとなって演奏できずに帰されてしまい、ユーグは姿を消す。
エルケはアンナバンのメンバーから彼の居場所を聞いて訪ね、互いに惹かれあっていた2人はそこで一夜を共にする。
人生は狂詩曲(ラプソディ)の結末:2つは1つに
ユーグはメンバーに謝罪し、サン・セシリアに戻る。エルケを心から愛するユーグは彼女に告白をするが、全てを捨てる勇気がないエルケはユーグとのことは一夜の過ちだった、と突き放す。エルケの部屋から出てきたユーグを見たレナートは裏切られたと思い込み、決勝大会当日、スポンサーを降りてサン・セシリアの楽器、ユニフォーム、送迎バスを取り上げる。何とか楽器だけは取り返したメンバーは私服でステージに立つ準備をするが、舞台裏でアンナバスと乱闘になってしまい、両バンドは出場停止処分となってしまう。
会場の外で途方に暮れるそれぞれのバンドメンバーだったが、そこでエルケとユーグが歌い出したことをきっかけに、2つのバンドは1つになって町の中で演奏をする。
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