フローズン・ライターの紹介:2011年カナダ映画。カリフォルニアに住む、売れないホラー脚本家ジャックは、週末に締め切りを控えていた。エージェントからの指示で、週末に脚本が間に合わなければクビだと宣告されてしまう。ジャックは精肉工場の冷凍庫に閉じ込められるストーリーを思いつき、実際に体験してみようと元女優のペニーが持っていた精肉工場を訪れる。少しの間だけ入ろうと思っていたが、エージェントから指示されたペニーは、5日間ジャックを閉じ込めてしまう。「ターミネーター2」で一躍有名になったエドワード・ファーロングが主演を務める。
監督:ジャスティン・トーマス・オスティンセン 出演:エドワード・ファーロング(ジャック/フランク)、マイケル・ベリーマン(ガンナー)、クリスティン・ブース(ペニー/ペイジ)、ほか
映画「フローズン・ライター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フローズン・ライター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フローズン・ライターの予告編 動画
映画「フローズン・ライター」解説
この解説記事には映画「フローズン・ライター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フローズン・ライターのネタバレあらすじ:起
カリフォルニアに住むジャック(エドワード・ファーロング)は売れない脚本家です。エージェントとの契約で、週末の締め切りまでに脚本を提出しなければクビだと宣告を受けます。精肉工場の冷凍庫に閉じ込められるストーリーを着想したジャックは、実際に閉じ込められてみようと、元女優のペニー(クリスティン・ブース)に頼みます。
ペニーの家は閉鎖した精肉工場で、設備がそのまま残っていたのです。彼女は息子のコールと共に出迎えてくれますが、コールは一向に口を聞いてくれません。それでもジャックの傍にいて、懐いているようでした。
案内された冷凍庫には簡易的なベッドや、事前に送っておいた資料が置かれ、外に出なくて済むようになっていました。本棚の中にはペニーが書いた脚本もあり、暇つぶしに呼んでみて欲しいと言われます。
ジャックは5日間冷凍庫に閉じこもると伝えますが、冷凍保存されている豚の死骸を見て気が変わります。その瞬間、ペニーによりドアを閉められてしまいました。冷凍庫は外側からしかドアが開かない構造になっており、ジャックは閉じ込められてしまいます。
フローズン・ライターのネタバレあらすじ:承
ペニーはコールを連れて精肉工場を後にします。ジャックは完全に閉じ込められて、脚本を書かざるを得ない状況になります。しばらく構想を練ったのちに、殺人鬼が罪のない人間を冷蔵庫に閉じ込めるストーリーを書きだします。
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主人公のフランク(エドワード・ファーロング)は、友人と廃車工場を営んでいます。仕事を終え工場に戻る途中、乗っていた車が牛と衝突して畔に落ちてしまいます。足を怪我したフランクは近くの精肉工場に入り助けを求めますが、返事がありません。中に入り人を探していると男の子に出会いますが、問いかけに応じてくれない為、勝手に電話を借りて友人に連絡をとります。
再び中を探索するフランクですが、冷凍庫に迷い込みます。ドアは外からしか開かない構造になっており、中からは開けられません。絶望していると肉に交じって女性が吊るされているのを見つけます。死体だと思ったフランクは彼女から衣服を剥ぎ取り暖を取ります。しかし女性は生きており、寒さで意識を取り戻したのです。
フローズン・ライターのネタバレあらすじ:転
女性はペイジ(クリスティン・ブース)と名乗り、2人は協力して脱出しようと試みます。ペイジは福祉課からやってきたソーシャルワーカーで、肉を解体している男性、ゲイルの一人息子を引き取ろうとしていました。共に家を訪れた上司を殺害され、自身は冷凍庫に監禁されていたのです。
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そこまで書いたところで、ジャックは眠りにつきます。目が覚めると、部屋にはペニーが目隠しをされた状態で吊るされていました。慌てて下ろして話を聞いたところ、ジャックが心配になって様子を見に来たら男性がいたと言います。男性はペニーを襲って冷凍庫に閉じ込め、息子のコールをさらったのです。
部屋には「時間は少ない 期限までに書けないと子どもは死ぬ」と書き置きがあり、1時間ごとに冷凍室の温度が下げられるように設定されていました。しかし、実はジャックは名ばかりの作家で、前作も盗作であることを打ち明けます。ジャックとペニーは脚本の中のフランクとペニーと同様に、部屋から出るために協力して執筆することになります。
フローズン・ライターの結末
ジャックが再び目を覚ますと、ペニーの姿はありませんでした。ジャックは見た夢を元に作品を書き上げ、エージェントにファイルを送信しようとします。しかし、ブレーカーが落ちたためにファイルが削除されてしまいます。半狂乱になったジャックは、部屋にあった豚を切り裂き、出た血をインク代わりにして脚本を書き上げました。
翌朝、ペニーがコーヒーを入れて冷凍室にやってきます。ジャックは彼女が書いた脚本を褒め、それを手にしたまま部屋を出てドアを閉めてしまいます。ジャックがペニーと共に執筆したこと、血をインク代わりにしたことは全て彼の妄想だったのです。
ジャックは作品を書き上げることができなかったので、ペニーが最初に渡した脚本を自分のものとすることに決めたのでした。そこでペニーを自分と同じように監禁し、コールを連れて工場から出て行きました。
以上、映画「フローズン・ライター」のあらすじと結末でした。
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