青い塩の紹介:2011年韓国映画。ヤクザの大物だったドゥホンは、組織を抜けてレストランを開業するために料理教室に通っていました。同じ調理台に来た若い女性のセビンと仲良くなったドゥホンは、セビンと行動を共にするようになります。しかしセビンはドゥホンを殺すために監視をしていたのです。情が移ったセビンはドゥホンを撃てず、ドゥホンは逆にセビンを守ろうとしますが…という内容の中年男と若い女性の危険なサスペンスラブストーリーです。
監督:イ・ヒョンスン 出演者:ソン・ガンホ(トゥホン)、シン・セギョン(セビン)、チョン・ジョンミョン(エック)、イ・ジョンヒョク(ギョンミン)、キム・ミンジュン(K)、ユン・ヨジョン(カン女史)、キム・レハ(ギチョル)、オ・ダルス(ユク先生)ほか
映画「青い塩」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「青い塩」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
青い塩の予告編 動画
映画「青い塩」解説
この解説記事には映画「青い塩」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
青い塩のネタバレあらすじ:起
ヤクザの会長マンギルが車に轢かれ、病院へ送られます。ベッドの周りには幹部たちが集り「ドゥホンには知らせるな、あいつは抜けた人間だ」というやり取りの中、マンギル会長が「ドゥホン」と何度も言います。
そのドゥホンはマンギルの舎弟で、組織の中では大物でしたが、今は堅気になりレストランを開業するために料理教室に通っていました。同じ調理台に若いセビンという女性が入って来ます。セビンは料理が上手で、ドゥホンはセビンの料理を真似ています。
ある日、ドゥホンの部屋にかつての舎弟たちがやって来ます。ドゥホンは、レストラン開業の夢を語り、鯛ラーメンを振る舞います。「美味いだろう」というドゥホンに、エックはただ黙々と食べていました。その夜は3人で酒を飲み明かしました。
翌日、料理教室で、酒の匂いをプンつかせているとセビンに「臭い」と言われ、先生からは「料理がまずい」と言われます。料理教室の帰り、バイクで帰るセビンに「今日はまっすぐ帰って」と言われます。しかしドゥホンはいつものように海辺で海を眺めていました。
そんなドゥホンをセビンが撮影していました。セビンは元韓国代表の射撃選手で、ユク先生が車で交通事故を起こして選手生命を絶たれました。更に友人のウンジョンの借金を返すためにヤクザに囲われ、便利屋としてドゥホンの監視をしていたのでした。
青い塩のネタバレあらすじ:承
マンギル会長が死亡しました。幹部たちは「会長の遺言を探せ、ドゥホンの名前があるはずだ」と言います。セビンと仲良くなったドゥホンは、セビンにおじさんと呼ばれながら、二人で遊ぶようになります。そしてスマホを買い、二人の位置情報がわかるアプリをセビンがいれます。
そのころ自分の借金が元でセビンを巻き込んだウンジョンが、ヘウンデ組の麻薬取引現場からケースを盗もうとしていました。そのことを知ったセビンが現場に着くと、ケースを持ったウンジョンが追いかけられていました。セビンはサイレンサー付の拳銃で撃ちながら追っ手をかわします。
二人は部屋に帰り、中を見ると入っていたのは麻薬でした。金と思ってがっかりしたウンジョンでしたが、犯行はすぐ見つかります。てっきり殺されると思った二人でしたが、セビンが射撃選手だったことから、「ドゥホンを殺せば借金をゼロにしてやる」と言われます。
セビンはドゥホンを呼び出し「私、料理教室をやめるから、おじさんも料理教室をやめて」と言います。ドゥホンは答えず海辺の海鮮料理店に入ります。海鮮鍋を食べながらセビンは「三つのグムを知っている?一つ目は誰もが欲しがる黄金、二つ目は塩」と言った時、セビンの電話が鳴ります。セビンは電話で話した後、バイクで立ち去りました。
青い塩のネタバレあらすじ:転
しばらくしてセビンがバイクで帰って来ました。その後ろから車が走って来てドゥホンを跳ね飛ばしました。立ち上がったドゥホンが運転席の窓を割ると、乗っていたのはウンジョンでした。ドゥホンはこの一件でマンギルの事故に裏があると思い始めます。
ドゥホンの部屋にエックがやって来て、「渡した包丁の中にマンギルの遺言が入っている」と言います。ドゥホンは包丁を見ず、エックに撥ねられた車のナンバーを教え「持ち主を調べてくれ」と頼みます。
そしてドゥホンはソウルに向かいます。組織の幹部が集まるパーティーで食事を振る舞ったドゥホンは三つのグムの話をします。一つ目二つ目と話し「三つ目は今だ、遺言なんて関係ない、マンギルを殺したのは誰かを探す」と言います。
そしてギチョルと二人で話をすると、ギチョルは「マンギルは資金浄化の為、麻薬取引をヘウンデ組がやっているのを知っていた。オレが殺した奴を見つけて会長になる」と言って別れました。その後ギチョルが殺されました。ドゥホンはギョンミンが麻薬取引を仕切っていることを突き止めます。
そのころセビンは殺しを請け負うカン女史に呼ばれ「ドゥホンを殺せ」と命令されます。カン女史の横では、同じ殺し屋のKがいました。
青い塩の結末
セビンは自分が殺し屋でドゥホンを狙っていることをドゥホンにバラします。ドゥホンはセビンを守ろうと部屋に呼びます。セビンがドゥホンの体に光線が当たっているのを見つけ、カーテンを閉めます。狙っているのはKでした。
そこへエックがやって来ます。セビンは部屋を出て向かいのビルに行きます。エックが後を追うと、ドゥホンを狙うセビンがいました。その時、ドゥホンの部屋に殺し屋が複数入って来ました。格闘するドゥホンを見て、急いで部屋に戻るエックに対し、セビンは殺し屋を狙撃しドゥホンを助けます。
このままでは殺されると、エックが偽造パスポートとチケットを持って来ました。「わかった」と言って車で走りだしたドゥホンは、スマホの位置情報でセビンと会います。そしてセビンと二人で車で走りだすと、Kが追ってきます。銃撃戦になり、かろうじて逃げ切ったドゥホンは、セビンに「先に行って待ってろ」と偽造パスポートとチケットを渡します。
セビンはKに捕らわれているウンジョンを助ける為、「私がドゥホンを殺す」とKに言います。Kが見張る中、セビンは塩の弾を装填し、ドゥホンを塩田に呼びます。そしてドゥホンの胸に銃弾を数発見舞いました。塩田に倒れたドゥホンを見てKは去っていきます。
南の島ではドゥホンがレストランを経営していました。セビン、ウンジョン、エックもいます。セビンは「塩の弾の不良品で撃ったから死ななかったのよ」と言いました。
以上、映画「青い塩」のあらすじと結末でした。
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