映画「ブーメラン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブーメランの紹介：1992年アメリカ映画。愛を弄び、愛に裏切られ、やがて本物の愛に目覚めるプレイボーイの姿を描いたロマンティック・コメディ。化粧品会社に勤めるマーカスは女遊びが激しいことで有名だった。そんな彼の前に新しい上司ジャクリーンが現れる。美しく有能な彼女にマーカスは夢中になるが、２人の関係は長続きしない。落ち込むマーカスは励ましてくれるアンジェラに惹かれていくが、ジャクリーンへの未練も残っていた。果たしてマーカスは本物の愛を見つけることが出来るのか。
監督：レジナルド・ハドリン 出演者：エディ・マーフィ（マーカス）、ロビン・ギヴンズ（ジャクリーン）、ハル・ベリー（アンジェラ）、デヴィッド・アラン・グリア（ジェラード）、マーティン・ローレンス（タイラー）ほか
この解説記事には映画「ブーメラン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
舞台はアメリカ、ニューヨーク。化粧品会社の宣伝部で働くマーカスは、有能な仕事ぶりと、女遊びの激しさで有名でした。親友のタイラー、ジェラードとランチをしながら、女性について語り合うマーカス。マーカスは女性を大切に思っており、セックスばかりではなくロマンスも必要だと分かっていました。しかし一度寝てしまうと、途端に興味を失ってしまうのです。そんな折、彼の勤める会社に転機が訪れました。企業家レディ・エロイーズの会社に吸収合併されることになったのです。それによってマーカスは降格することになりますが、新しい上司ジャクリーンは非常に美しく有能で、マーカスはすぐに夢中になってしまいました。早速口説こうとするマーカスですが、ジャクリーンは一向に靡きません。彼女の部下で美術を担当するアンジェラを紹介されますが、マーカスは近くにいたジェラードを押し付け自分はジャクリーンにアプローチを続けます。全く相手にされないながらも諦めずに口説き続けるマーカス。そして会議に出席するため趣いたニューオーリンズで、やっと念願叶ってジャクリーンと結ばれました。
マーカスは本気でジャクリーンを愛し、彼女となら結婚しても良いと考えていました。しかしジャクリーンにその気は全く無いようです。会社で甘い雰囲気を出そうとするマーカスをぴしゃりと拒否し、職場に私情を持ち込む気は無いと宣言します。ある夜、会社の広告塔ストランジェを交えてレストランのディナーを楽しんでいたマーカスとジャクリーン。ジャクリーンが席を外した途端、ストランジェは下品な言葉を喚き散らしながらセックスに誘います。彼女はジャクリーンからマーカスの夜のテクニックについて聞いており、興味津々だったのです。マーカスが断るとストランジェは腹を立てて帰ってしまいました。戻って来たジャクリーンに、何故他人にベッドの中のことまで話したのかと怒鳴るマーカス。しかしジャクリーンは大したことではないと思っているようです。愛し合うことを軽視するジャクリーンに失望したマーカスは、結局彼女と別れてしまいました。
ジャクリーンとの破局以降、マーカスは酷く落ち込み仕事にも身が入りません。ついに大きなミスをしてしまった彼は、ジャクリーンから休暇を勧められました。そんな彼を励ましたのは、ジェラードと親交を深めていたアンジェラです。彼女は様々な方法でマーカスの立ち直りをサポートしました。アンジェラのおかげで少しずつ調子を取り戻したマーカスは、アンジェラと交際を始めます。本調子に戻ったマーカスは仕事ぶりも復調しますが、アンジェラとのことがジェラードにばれて激怒されてしまいます。今まで数々の女性を捨てて来たマーカスに、何故アンジェラにまで手を出したのかと責めるジェラード。マーカスは彼女を本気で愛しているのだと話しますが、ジェラードは「お前が愛してるのは自分だけだ」と吐き捨てました。更に別れたはずのジャクリーンから誘惑されたマーカスはついつい朝帰りしてしまい、同棲中のアンジェラを失望させます。彼女はマーカスに平手打ちを食らわせ出て行ってしまいました。
マーカスはジャクリーンとヨリを戻しかけますが、やはり自分が愛しているのはアンジェラだけだと気付きます。タイラーの仲裁もあってジェラードと仲直りしたマーカスは、別の会社に移ったアンジェラのオフィスを訪ねました。突然現れたマーカスを激しく拒絶するアンジェラ。しかしマーカスの真摯な愛を受け入れ、２人はキスを交わします。ようやく本物の愛を見つけた２人が寄り添い、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画ブーメランのあらすじと結末でした。
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