キャノンレースの紹介:2014年ノルウェー映画。ノルウェー・オスロのある町の、腕自慢のレーサー・ロイが、永遠のライバルTTからレースをしようと言われ、オスロからノール岬までの2200キロの公道レースを行うことになり、友人や飛び入り参加者も含め20数台によるレースが始まります。世界各国の名車が勢ぞろいし、度迫力のカーアクションを見せます。地元ノルェーでは、『ワイルド・スピード EURO MISSION』をしのぐ大ヒットした話題作です。
監督:ハルバルド・ブレイン 出演者:アンドレス・バースモ・クリスティアンセン(ロイ)、ヤニ・スカヴラン(シルビア)、スヴェーン・ノルディン(ドフェン)、オットー・イェスペルセン(ニーバッケン)ほか
映画「キャノンレース」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キャノンレース」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「キャノンレース」解説
この解説記事には映画「キャノンレース」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キャノンレースのネタバレあらすじ:起
妊娠中のイングリッドを横に乗せたロイは、挑発するTTと公道レースを始めます。「勝った方に100クローネだ」と言ってスタートすると、時速140kmで爆走します。丁度取り締まりをやっていた保安官のフィリップが見つけ追いかけます。前方から大型トラックが向ってきますが、ロイはためらうことなくTTを抜き去りトラックをかわします。しかし急ハンドルを切った為、ロイの車は横転してしまいます。その時イングリッドは破水し、病院で女の子を生み落します。
肩を脱臼したロイは、病室でイングリッドと赤ちゃんといます。そこへイングリッドの両親がやって来て「あなたの顔はもう見たくない」と怒ったのです。するとフィリップが「丁度良かった逮捕します」と言ってロイを連れていきます。
14年後、2回の離婚と120回のスピード違反をしたロイはオートショップでレーサー兼整備士として働いています。ドラッグレースを控えたある日、イングリッドが新しい旦那と一緒に、「ニーナを2週間面倒見て」と連れてきます。14歳のニーナは、あの事故の日に生まれた女の子です。しぶしぶ引き受けたロイは、ニーナを現場に置いたまま、レース用の車の整備を始めます。
キャノンレースのネタバレあらすじ:承
ロイの彼女でレーサーのシルビアが整備中のロイに迫ります。それを見ていたニーナが嫉妬します。その夜のドラッグレースでロイは決勝まで進みます。ロイはニーナに「黙って座ってろ」と怒鳴ります。いじけたニーナは目を盗んでエンジンのボルトを1本緩めます。決勝レースが始まり、スタートダッショしたロイでしたが、途中でエンジンが止り負けてしまいます。
祝賀会でロイが落ち込んでいると、レース場をドリフトする1台の車が現れます。ロイが見に行くと、それは永遠のライバルTTでした。TTは「レースをしよう」と誘います。ロイは「ここからノール岬まで2200キロ、掛け金は100クローネだ」と言うと、TTは「わかった、スタートは明日だ」と言ってタイヤから煙を巻き上げながら走り去っていきます。
レース当日、噂を聞きつけた猛者どもが参加しようとやってきます。ロイの友人・ドフェンは「オレは参加する、お前は出ないのか?」とニーバッケンに話しています。「体の調子が悪い」と言うニーバッケンに「オレの車に乗れ、息子のジミーも乗る」と言って納得させます。
ニーナが「私がナビをする」と言ってロイの車に乗りこみますが、ロイは「ダメだ」と言っておろします。やがて20数台が参加したレースが始まります。
キャノンレースのネタバレあらすじ:転
ロイが走っていると、ドフェンの車が止って用を足していて、横にニーナがいます。ロイが車を止めると、ドフェンが「オレも息子のジミーを乗せている。お前もニーナを乗せて走るんだ」と言ってニーナを置いて走り出します。ロイは仕方なくニーナを乗せ走りだします。
故障や事故で脱落者が続出する中、ロイ、TT、シルビア、ドフェンの4台は快調に飛ばします。丁度道路沿いの湖で1週間の休暇を取り、釣りをしていた保安官のフィリップが4台の車を見てしまいます。フィリップは「休暇は取りやめだ、ヘリを回せ」と取り締まりを始めます。ヘリに乗ると「道路を封鎖しろ」と命じます。
この情報を聞きつけた地元の飛ばし屋たちが、「何とかしてやる」と動き出します。1本道をトレーラーで封鎖させたフィリップでしたが、地元の不良達が大型耕運機でトーレラーを道路から動かすと、ロイ達は封鎖をくぐり抜けレースが続きます。
フィリップは地元警察のパトカーに乗って追いかけるものの、ロイたちはフェリーに乗りこみ難を逃れます。しかし、フェリー到着場所では、すでにフィリップが指示を出しパトカーが待ち受けていました。フェリーが到着すると、シルビアの同乗者が重機に乗り、パトカーをどかしレースは再開されます。
キャノンレースの結末
ロイのタイヤがパンクしてしまいます。慌ててタイヤ交換をしますが、その横をTT、ドフェン、シルビアが抜いて行きます。ロイが走り出すものの、ノール岬まであとわずかとなり、追いつけそうもありません。そこでニーナが「道路を通らずにまっすぐ斜面を降りればいい」と言います。
ロイは一か八かやって見ます。車を急斜面と撥ねながら下の道路に降り立つと、後ろには3台の車が見えます。TTが猛スピードで迫ります。その時、ドフェンの車に乗っていたニーバッケンが動かなくなります。ドフェンは「ニーバッケンが死んだ」とロイの横に並んで教えます。ロイはTTを強引に追い越すと、TTの車の前でフルブレーキをします。
TTの車はロイの車にくっつき減速します。そのすきにドフェンが抜き去りトップに出ます。ロイは、TTが抜けないようにガードしドフェンをトップでゴールさせます。ドフェンは動かないニーバッケンに「優勝したぞ」叫びます。
4台の車が岬に着くと、ドフェンがニーバッケンに喜びを伝え、今までの感謝の言葉を述べます。TTは「これで満足した」とロイに話します。丁度その時、フィリップが警察車両を従え入って来ます。ドフェンは車にニーバッケンを乗せたまま、アクセルに石を置き、岬からダイブさせたのでした。落ちる車の中でニーバッケンが目覚めます。
以上、映画「キャノンレース」のあらすじと結末でした。
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