映画「キャッスル・フリーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キャッスル・フリークの紹介：1995年アメリカ映画。古城に一人で住んでいた老婆が亡くなり、唯一の相続人となったジョンが、妻と娘と一緒に古城にやって来ました。しかしその古城には何者かが潜んでいる気配がしました。警官に連絡するも、とりあってもらえない中、殺人が起りました・・・というフリークスが殺人鬼のホラー映画です。
監督：スチュアート・ゴードン 出演者：ジェフリー・コムズ（ジョン）、バーバラ・クランプトン（スーザン）、ジョナサン・フラー（ジョルジュ）、ジェシカ・ダラハイド（レベッカ）、マッシモ・サルキエッリほか
この解説記事には映画「キャッスル・フリーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
古城の住人である老婆が、食べ物と鞭をもって地下室に入りました。老婆はジョルジュといい、牢屋の中で鎖に繋がれた男を鞭で打ちました。その後老婆は発作が起き、自分のベッドで亡くなりました。弁護士と一緒にジョンと妻のスーザン、娘で盲目のレベッカが、古城・オルシノ城にやって来ました。老婆が死んだため、唯一の相続人がジョンでした。城には弁護士の妹のアニエーゼが住み込みで働いていました。スーザンはジョンと部屋を別にしてくれと言いました。ジョンはこの城と遺品を全て売るつもりでした。
深夜、ジョンは夢にうなされました。飲酒運転でで事故を起こし、息子のJJを死なせ、娘のレベッカも巻き込んだ夢を見たのでした。この事故以来、スーザンはジョンに対し、怒りと嫌悪感を持ったままでした。目覚めたジョンは不気味な鳴き声を聞きました。そして早起きしていたアニエーゼに、老婆の5歳で死んだ息子ジョルジュの魂の泣き声だと言いました。老婆はかつて米兵と結婚してジョルジュを生みましたが、夫が自分たちを捨てて出て行ったため、自らの手でジョルジュを殺したのだと言いました。
遺品のリストをジョンと作成中、レベッカが猫に誘われ地下室に迷い込みました。そしてジョルジュの牢屋の前に来ました。寝ていたジョルジュはレベッカを見ました。人の気配に怖くなったレベッカは逃げ出しました。そのころジョルジュは猫を捕まえ食い殺し、自分の親指を噛み切って鉄輪を外し、自由になりました。ジョルジュはレベッカの部屋に忍び込みました。眠るレベッカを見つめ、触ろうとしました。その時レベッカが目覚めて人の気配を感じ叫び声を上げました。ジョンとスーザンが駆けつけましたが、ジョルジュは逃げていました。ジョンは地下室を探しました。古い酒蔵の奥にあるジョルジュの牢屋の中で、猫の死骸を見つけました。さらに奥の部屋ではジョルジュの墓を見つけました。墓には写真が貼ってあり、その顔は自分の息子のJJとそっくりでした。
ジョルジュが通路の鏡を割りました。物音に気付いたジョンは現場を見て警官を呼びました。しかし、証拠がないため、すべてを調べてもらえませんでした。その後スーザンはジョンに激しく当たりました。アルコール中毒で大学もクビになったことや、JJを死なせ、レベッカを盲目にしたことでなじられました、ジョンは絶っていた酒をバーで飲みました。そこで娼婦のシルバーナと出会い、城に呼び、酒蔵でSEXをしました。その光景をジョルジュが見ていました。シルバーナに金を払って部屋に戻ったジョンでしたが、ジョルジュがシルバーナに襲い掛かり、鎖でつなぎ、乳首を食い、体をしゃぶり始めました。シルバーナが帰宅しないことで警官がやって来ました。ジョンと一緒にいたことを目撃されていたため疑われていました。そのころアニエーゼがシルバーナのバッグを見つけて兄の弁護士に電話していました。しかしアニエーゼはジョルジュに見つかり殺されました。警官たちが弁護士と共にやって来ました。地下室でシルバーナとアニエーゼの死体を見つけジョンは逮捕されました。シルバーナはその警官の愛人で、二人の間には子供がいました。
ジョンを犯人と決め付けた警官は厳しい取り調べを行いました。城では護衛の警官二人がジョルジュに殺され、スーザンも襲われ、レベッカがさらわれました。そして鎖につながれたレベッカの服を脱がせていた時、スーザンが現れ、胸をはだけてジョルジュを誘い、隙を見て刺しました。二人は逃げ、ジョルジュが追いかけました。そのころジョンは警官に暴行を受けながらも脱走し、城に戻って、二人に襲い掛かる寸前のジョルジュを城の上に誘い出しました。そしてジョルジュの鎖を握り、城の上から飛び降りました。そしてジョルジュも一緒に落ちました。スーザンとレベッカが下に降りると、ジョンもジョルジュも息絶えていました。スーザンとレベッカはジョンの棺桶と共に帰ることになりました。傍らでは警官が、シルバーナとの間にできた子供の手を繋いで見つめていました。
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