レッド・バレッツの紹介:2011年アメリカ映画。高級娼婦が招待された乱交パーティーの場で、政府の軍用兵器を扱う高官が誤って娼婦を殺してしまった事で、目撃者は一人を残して全員射殺されます。その一人はカタリナという高級娼婦で、高官が殺害する様子が映った防犯ビデオのディスクを持ちだしていたことから、彼女を狙って女殺し屋が襲い、カタリナに一目ぼれした私立探偵コンビも巻き込まれるという、ちょっとセクシーなアクション映画です。女殺し屋のジャネット・マクティアの演技が光っています。
監督:ジョン・ストックウェル 出演者:パス・ベガ(カタリナ)、ジャネット・マクティア(ヘレン)、クリストファー・マクドナルド(ビル・クレブ)、スコット・ミシュロウィック(アンソニー)、トニー・カラン(ショーン)、カレル・ローデン(カーヴァー)ほか
映画「レッド・バレッツ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レッド・バレッツ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レッド・バレッツの予告編 動画
映画「レッド・バレッツ」解説
この解説記事には映画「レッド・バレッツ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レッドバレッツのネタバレあらすじ:起
モンテネグロのコトル湾沿いの豪邸では、武器商人のヤコビッチ主催の高級乱交パーティーが開かれています。招待されたカタリナたち高級娼婦はボディチェックを受け、中に入ります。
その中には元上院議員で軍の武器開発の重要ポストにつくビル・クレブがいます。ビル・クレブは見境のない女好きで、この日も二人を2階の部屋に連れ込み乱交を楽しんでいました。
同じモンテネグロの海岸線でレストランを経営しているアンソニーの元へ、親友のジュリアンがやって来ます。ジュリアンは泊まるあてもない事から、アンソニーの部屋で寝ることになります。
店にカタリナがやってきます。「電話を貸して」と言うカタリナの美貌に見とれる二人。カタリナは仲介人のライダーに電話をして「サビーナが殺された」と伝え、その後グルージェンカに電話をして「息子のアレックスをもう少し見てくれ」と言って、帰り際にジュリアンにパンチラを見せて目をくぎ付けにし、携帯と車の鍵を盗みます。
アンソニーの言葉で盗まれたことに気付いたジュリアンが追いかけますが、カタリナはそのまま車で走り去ります。検問や警官を避けるように70kmほど走り、ヤコビッチの用心棒であるカーヴァーに電話します。
カタリナは「追うのをやめないと、防犯カメラの映像を公開する」と言いますが、カーヴァーは「映像にはパスコードがかけられている。一度でも失敗すると消える仕組みになっている」と言って電話を切ります。
携帯を置いたまま車を乗り捨てると、その車を警官が乗って移動させていました。早速カーヴァーに命令された殺し屋が間違って警官を射殺します。
レッドバレッツのネタバレあらすじ:承
ジュリアンはアンソニーに「私立探偵をやろう」と持ちかけます。アンソニーは自分の店も手伝う事を約束させOKします。二人はポルノ映画館の2階に事務所を構え、手足が3本無いデクスターを秘書として雇います。
そのころ、カーヴァーはカタリナと映像ディスクを探すため、凄腕女のヘレンを呼びました。そしてカタリナの情報と、幼い息子のアレックスの事を話します。早速ヘレンはカタリナの実家に向かい、刑事になりすまして父親から話を聞きます。
翌日、カタリナの捜索願いが新聞に出されました。この記事を見たアンソニーとジュリアンは「カタリナを探そう」と言って、カタリナの実家に向かいます。
そのころカタリナは、中年男を誘惑してイタリアに逃がしてもらう予定でしたが、検問に引っ掛かり途中でホテルに入ります。男がシャワーを浴びている時、カタリナはニュース映像で、サビーナを殺したビル・クレブが軍事兵器のスピーチを行なっているのを見ます。ヤバイと思ったカタリナは男から金を奪ってホテルを飛び出します。
SEX中にサビーナを絞殺したことで、クレブの取り巻きたちが、口封じの為に目撃者の娼婦を全員射殺したのでした。カタリナだけが先に気づき、防犯カメラの映像ディスクを抜き取って逃げていました。
ヘレンはライダーの元に行き、鼻と指の全部、そしてペニスまで切断して、グルージェンカの居場所を聞きだし、殺します。
アンソニーとジュリアンがカタリナの実家に着くと、張り込んでいたカーヴァーと子分のボブに見つかります。カタリナが使ったジュリアンの携帯から、二人の素性も知られていました。二人はその後、カタリナの常連客から、仲介役のライダーの話を聞いて向かいます。
レッドバレッツのネタバレあらすじ:転
ライダーの部屋に行くと惨殺されたライダーの遺体を見つけます。もしやと思い防犯カメラを再生すると、ヘレンがライダーを惨殺する様子が映っていました。そしてグルージェンカの居場所をしゃべっているのを聞いて、二人は向かいます。
カタリナは映像解析に詳しいイヴァに会い、パスコードの解除の為ディスクを渡します。ジュリアンがグルージェンカに電話をしている時、すでにヘレンが来ていました。ヘレンはアレックスに銃を向け、グルージェンカにモルヒネを注射して立ち去ります。
二人がグルージェンカの家に着くと、かすかな声でホテル名を言った後、死んでしまいます。二人はアレックスを抱きホテルに向かいます。
二人はカタリナに会いアレックスを返すと、ライダーとグルージェンカが殺されたことを教えます。するとカタリナは自分の部屋に来いと言い、アンソニーが付いて行きます。
そのころ、ヘレンはカタリナの父に会い、アンソニーらの名刺をもらいます。父親が金と車を要求してきたことから、父親を殺すと映画館の2階の事務所に向かい、デクスターの残った最後の腕を切り落とし、二人の居場所を聞きだします。
ジュリアンが遅れてカタリナの部屋に行こうとすると、ヘレンに見つかり銃を突き付けられ押し込まれます。そこへイヴァがディスクを持って訪ねてきます。
ヘレンはイヴァを射殺してディスクを奪うと、3人を殺そうと銃を構えます。するとジュリアンが「ライダーのペニスを切断した映像を持っている」と言います。ヘレンは「防犯カメラを忘れていた」とひるんだ隙に3人は逃げ出します。
レッドバレッツの結末
ヘレンはカーヴァーにディスクを渡すと、カタリナらを逃がしたことを報告します。その後カーヴァーの子分のボブを拉致すると「私の次はだれを雇った?」と聞きます。ボブが「ショーンだ」というとヘレンはボブを殺します。
カーヴァーがカタリナの居場所を突き止め、ショーンに連絡すると早速乗り込み、カタリナに「しゃぶれ」と命じます。アレックスの頭に銃をつきつけられ、仕方なくしゃぶろうとした時、向いのビルからヘレンがショーンの頭を吹き飛ばしました。
恋仲であったカーヴァーに裏切られ契約を切られたことから、カタリナに「助けてやる」と言います。カタリナが銃で撃ち殺そうとすると「私を殺しても、次々殺し屋がやってくる。あの映像を公開する以外に助かる方法はない」と言います。
そこでヘレンは3人に変装させ、クレブのパーティに参加します。ジュリアンが警備の男たちの気を引きつけている間に、ヘレンが2階に上がり、カーヴァーに銃を突きつけてディスクを奪い、金を送金させます。ディスクを渡されたアンソニーはプレゼン用の映像を入れ替えていました。
やがてクレブのプレゼンが始まり、兵器の映像を見せ始めます。給水カップくらいのサイズで広範囲を爆破できる兵器でした。プレゼンが進むとブロンドに変装したカタリナが前に出て、ヤコビッチとクレブの悪態をばらし始めます。そしてスクリーンにはサビーナを絞殺すクレブの映像が流れました。
騒然とする中、クレブの兵士たちが客を集めて閉じ込めます。ヘレンはカーヴァーと素手で勝負し、殺します。そしてヘレンは銃を持ち、カタリナに1712万ドルの振込明細を渡して3人を逃がすと、兵士たちを殺しながら客を監禁した部屋に乗り込み、爆弾の仕込まれたポットを手に取ります。
クレブは爆弾のスイッチを押します。20秒後に爆発ですが、爆弾の入ったポットを持ってヘレンが車に乗り込むと、車は大爆発を起こしました。
その後アンソニーとジュリアンは結婚仲介業を始め、それぞれテレビで人気者になり成功しました。カタリナは女の子を妊娠しヘレンと名付け、海辺の豪邸を買いました。
以上、映画「レッド・バレッツ」のあらすじと結末でした。
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