ライジング・ドラゴンの紹介:2012年香港映画。今作限りで吹き替えなしの自らの本格アクションからの卒業を明言したジャッキー・チェンが監督・脚本・製作・主演を張った冒険アクション映画です。ジャッキー演じる伝説のトレジャーハンターが、清朝時代の国宝を巡って世界中を駆け回ります。
監督:ジャッキー・チェン 出演者:ジャッキー・チェン(JC)、クォン・サンウ(サイモン)、ヤオ・シントン(ココ)、ジャン・ランシン(ボニー)、リアオ・ファン(デビッド)ほか
映画「ライジング・ドラゴン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ライジング・ドラゴン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ライジング・ドラゴンの予告編 動画
映画「ライジング・ドラゴン」解説
この解説記事には映画「ライジング・ドラゴン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ライジング・ドラゴンのネタバレあらすじ:起
19世紀の中国清王朝時代。欧州列強とのアヘン戦争に敗れた清朝は最高級の国宝であり、十二支にまつわる12体のブロンズ像「十二生肖」の国外流出を許してしまいます。そして十二生肖は人から人へと渡り、それらは世界各地へと散らばっていきました。そして現代。十二生肖を全て集め、高値で売り捌こうと目論む古物商のマックス・プロフィット社(MP社)は、世界を股にかける伝説のトレジャーハンター、アジアの鷹ことJC(ジャッキー・チェン)に高額報酬で十二生肖の収集を依頼します。JCは右腕的存在のサイモン(クォン・サンウ)とその妻で格闘家のボニー(ジャン・ランシン)、ハイテクのスペシャリストであるデビッド(リアオ・ファン)と共に行動を開始、まずはフランスの伯爵が持つ兎像と鼠像を狙います。JCはジャーナリストに変装して情報収集を開始、その途中で美術品の本国への返還を求める運動を展開する大学教授助手のココ(ヤオ・シントン)と出会います。
ライジング・ドラゴンのネタバレあらすじ:承
JCたちは本物とすり替えるための模造品などを用意、ハイテク機器を駆使して伯爵の倉庫に侵入します。あやうく伯爵の息子ピエール(ロザリオ・アメデオ)に発見されそうになりながらもJCたちは目的を果たしますが、運悪くココに出くわしてしまい、JCは咄嗟に「中国に返還するため」と嘘をつきます。その後JCは伯爵の姪キャサリン(ローラ・ワイスベッカー)に接近、招かれた彼女の自宅で鶏像を発見、さらに南太平洋のとある島に眠る難破船の中にも十二生肖数体が眠っている重要な情報を掴みます。現地に飛んだJCのチームとココ、キャサリンは難破船を発見、中から大量の金塊を発見します。
ライジング・ドラゴンのネタバレあらすじ:転
金塊に浮かれるJCらの前に、十二生肖の奪還を狙うピエールや金塊を狙う海賊たちが襲い掛かってきました。JCたちは海賊らと交戦しながらまんまと蛇像と羊像を奪取、島から脱出を図ります。途中で金塊が海に沈んでしまうというアクシデントがありましたが、JCたちは集めた十二生肖をMP社に渡します。しかし、MP社がオークションに賭けた龍像はココらの働きかけもあって中々落札しようという者は現れません。そんな中、ココの弟や美術品返還運動に携わってきた人物たちが次々と身柄を拘束されていきました。
ライジング・ドラゴンの結末
ココに助けを求められたJCはMP社の模造品製作工場に潜入、拘束されていたココの弟たちを助け出します。一方、中々龍像が落札されないことに業を煮やしたMP社は、指定期限内に落札されなければ龍像を火山に放り投げるという強硬手段に打って出ますが、それでも落札者は現れず、龍像は火山まで運ばれていきます。JCはスカイダイビングしながら龍像の奪還に挑み、MP社の手下らと格闘しながら龍像を取り戻し、重傷を負いながらも何とか生還に成功します。この様子はマスコミに大々的に報じられ、JCは英雄として祭り上げられていきます。MP社の幹部たちは次々と逮捕され、奪われた美術品も本国へ送還されていきました。そして療養中のJCは仲違いしていた妻(ジョアン・リン)の見舞いを受け、和解のハグをかわしました。
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