クレーマー case2の紹介:2008年日本映画。自社の飲料商品が原因で流産したというクレームを受けたお客様相談室の夏美は、マニュアル通りの対応をして客の女を怒らせました。翌日、その女が飛び降り自殺をし、それ以降、同じ女と思われる女から電話が入り、電話を受けた社員たちが次々死んでしまい…という内容のホラー映画です。case1がサスペンススリラー作品であったのに対し、case2はオカルトホラー作品となっています。
監督:金子大志 出演者:小野真弓(宮田夏美)、長澤奈央(浅見)、三浦アキフミ(大竹)、高松いく、坂本一敏、加藤翼、大門正明、ほか
映画「クレーマー case2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クレーマー case2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クレーマー case2の予告編 動画
映画「クレーマー case2」解説
この解説記事には映画「クレーマー case2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クレーマーcase2のネタバレあらすじ:起
夏美は山辺製菓のお客様相談室に勤めるOLで、自宅では5歳の息子と二人暮らしです。別れた夫とは今でも息子の事で会っていました。女癖の悪い元夫は、よりを戻そうと言いますが、夏美はその気はありませんでした。
ある日、女性から電話で、自社の紅茶飲料『ムーンティー』を飲んで流産したとクレームが入りました。マニュアル通りの応対をした夏美は、社長室で社長や役員たちに話をしました。『ムーンティー』には表示以上のカフェインが含まれおり、幹部社員以上はこの事実を知っていました。
ある役員が、現在の店頭の商品を自主回収して、あとは事態が収まるまで待って、何も知らないという事にしようと言うと、社長以下納得しますが、夏美は納得しませんでした。しかし会社命令だと言われ、しぶしぶ事務所に帰りました。
クレーマーcase2のネタバレあらすじ:承
再び女から電話が入り、子供を返してと言いました。夏美は商品検査をして因果関係を調べたいと言いますが、女はそれならもういいけど子供だけは返して、と繰り返し言って怒って電話を切りました。
その夜、テレビのニュースで山辺製菓のビルから30代の女性が飛び降り自殺したと報道されました。更に自殺する前に流産したことも報道されました。翌朝、出社すると、大竹や浅見、アンナがこの話をしていました。そして電話が入り、大竹が取ると、女の声で『どこにいるの?』と繰り返すだけで、嫌がらせだと思った大竹は怒って電話を切りました。
その夜、酒を飲んで帰る大竹は、公衆電話が鳴っているのに気づき電話に出ました。女の声で何か言っていました。その時、女の手が大竹の首を掴み、大竹は殺され山辺製菓のビルの前に放置されていました。
クレーマーcase2のネタバレあらすじ:転
翌日、一人残業するアンナに女から電話がかかって来ました。そして『どこにいるの?』と聞かれて電話を切りました。大竹が『どこにいるの?』と聞かれ『会社だ』と言って殺されたことから、答えなかった自分は大丈夫だと思っていたものの、怖くなったアンナは夏美に電話しました。夏美はアンナに「何処にも行かないで」と言って会社に向かいました。
しかしアンナは何かに引き寄せられるように会社を出て、夜道を歩きはじめました。カーブミラーの下でアンナに電話が入りました。女が『どこにいるの?』と聞きました。やがて女の声は近くなり、カーブミラーを見ると白い服の女が映っていました。
夏美は会社にいないアンナを探していると、血だらけの赤ちゃんを抱いた白い服の女と会い、病院に送ったあと、交通事故現場を見ました。その時、アンナから電話が入るも、何も言いませんでした。翌朝、出勤すると刑事がアンナが交通事故で即死だったと言いました。
クレーマーcase2の結末
夏美は病院を訪ねました。その女は流産して飛び降り自殺した八木沼という女性だと言われました。電話の女が霊となって襲いかかっているのでした。次は自分の番だと思った夏美は、元夫に電話をしました。元夫の様子は完全におかしく、もしかしたら女が元夫に電話をしているかもしれないと思いました。
自宅に帰ると、息子が電話で何か言っていました。女からの電話だと察知した夏美は電話を切りました。そこへ女の霊が現れました。夏美は思い切って女に『あなたの子供は流産して、もうどこにもいない』と言いました。すると女は消え、平穏が戻った夏美は、元夫が息子と旅行に行くという出発を見送りました。
出先で夏美は、元夫と息子が旅行先で火災に遭い、焼死したというニュースを聞きました。刑事に呼ばれて会社を出た夏美。一人会社に残された浅見に、あの女から電話がかかって来るのでした。
以上、映画「クレーマー case2」のあらすじと結末でした。
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