でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォードの紹介:2021年アメリカ映画。アメリカの作家、ノーマン・ブリッドウェルの児童文学作品『おおきいあかい クリフォード』シリーズを実写映画化した冒険コメディ映画です。突然巨大化してしまった赤い子犬を巡って巻き起こる騒動を描きます。
監督:ウォルト・ベッカー 出演者:ダービー・キャンプ(エミリー・エリザベス・ハワード)、ジャック・ホワイトホール(ケイシー・ハワードおじさん)、シエンナ・ギロリー(マギー・ハワード)、アイザック・ワン(オーウェン・ユー)、ジョン・クリーズ(Mr.ブリッドウェル)、ラッセル・ウォン(ユーさん)、ポール・ロドリゲス(サンチェス)、トニー・ヘイル(ピーター・ティエラン)、キーナン・トンプソン(獣医)、ベア・アレン・ブレイン(ジャーヴィス夫人)、デヴィッド・アラン・グリア(パッカード氏)、ラッセル・ピーターズ(マリク)、ロージー・ペレス(ルシール)、シオバン・ファロン(ペトラ)、ジェシカ・キーナン・ウィン(コレット)ほか
映画「でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォードの予告編 動画
映画「でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード」解説
この解説記事には映画「でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォードのネタバレあらすじ:起
アメリカ、ニューヨーク・マンハッタンのとある廃工場。そこには母犬と4匹の子犬がいました。ところが、4匹の子犬のうち1匹だけは身体の体毛が赤く、そのせいか他の子犬たちとはつるむことなく常に1匹だけでいました。
そんなある日、廃工場に動物管理局の職員たちが立ち入り、母犬と子犬3匹を連れ去っていきました。廃工場には幸いにも難を逃れた赤い子犬だけが取り残されました―――。
―――小学6年生になる少女エミリー・エリザベス・ハワード(ダービー・キャンプ)はマンハッタンに引っ越してきたばかりです。母マギー(シエンナ・ギロリー)と二人暮らしのエミリーは目立たず大人しく過ごそうと考えていましたが、いざ転校してみると同級生のフローレンス(ミア・ロン)からバカにされるという日々を送っていました。
そんなある日、マギーは仕事で泊まりがけの出張に行くことになりました。その間マギーは弟でエミリーの叔父であるケイシー(ジャック・ホワイトホール)にエミリーの面倒を見てもらうことにしましたが、ケイシーは不器用な性格が災いしてか定職に就いておらず、マギーの悩みの種でした。
その頃、難を逃れた赤い子犬は腹を空かせながら街をさまよい歩いていました。そこに魔法を操る動物の救助者の老人Mr.ブリッドウェル(ジョン・クリーズ)が現れ、この子犬に新しい飼い主を見つけてあげようと考えました。
エミリーの面倒を見ることになったケイシーは彼女を学校まで送って行くことにしました。その途中、エミリーは公園で保護された動物の譲渡会が開かれていることを知り、早速立ち寄ってみました。エミリーはそこで赤い子犬を見つけて一目惚れしましたが、ケイシーは飼えないと反対したため諦めることにしました。
でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォードのネタバレあらすじ:承
エミリーの通う学校では空き缶を集めるという課題が出ており、エミリーも住むアパートの住民たちに声をかけて空き缶を回収していました。
ところが、登校したエミリーはフローレンスから別に金さえ収めれば空き缶など収集する必要がないとバカにされてしまいました。そんなエミリーを救ったのは、エミリーのアパートの隣のアパートに住む少年オーウェン・ユー(アイザック・ワン)でした。
帰宅したエミリーは、自分のリュックにいつの間にかあの赤い子犬が潜り込んでいたことに気付きました。エミリーはこの子犬に「クリフォード」と名付け、ケイシーに一晩だけこの部屋に置かせてほしいと頼みました。ケイシーもやむなく了解しました。
その夜、エミリーはクリフォードと一緒に寝ながら、もっと大きくて強かったら傷つかなくて済むのにと考えていました。
その翌朝。目覚めたエミリーは、クリフォードがなぜか一晩のうちに身体が巨大化していることに気付きました。大きくなったクリフォードは部屋でじゃれ回り、部屋中の物を破壊したため、エミリーとケイシーはアパートの管理人パッカード(デヴィッド・アラン・グリア)に気付かれないようにこっそりクリフォードを部屋から連れ出して動物病院に連れていきました。
動物病院の獣医(キーナン・トンプソン)が診てみたところ、クリフォードは巨大化した以外は全く異常はありませんでした。譲渡会での診断は「とても元気だ」というものでした。
エミリーは、クリフォードを保護したブリッドウェルが何らかの事情を知っているのではないかと考え、クリフォードを元の大きさに戻してもらうべくブリッドウェルの行方を探しましたが見つかりませんでした。クリフォードは前日譲渡会が開かれていた公園で暴れ回ってしまいました。
でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォードのネタバレあらすじ:転
ニューヨークを拠点とする遺伝子学研究会社「ライフグロー」は巨額の研究費を費やして遺伝子操作により動物を巨大化するという実験を行っていましたが、目覚ましい成果を得られずにいました。
そんな時、「ライフグロー」社長のピーター・ティエラン(トニー・ヘイル)はたまたまテレビのニュースでクリフォードの存在を知り、クリフォードを捕らえて会社の研究材料にしようと思いつきました。
ティエランはクリフォードが「ライフグロー」の研究所から逃げ出したことにして捕らえる計画を練り始め、捕まえる際に自社の超小型IDチップをクリフォードの体内に埋め込んであたかもクリフォードが「ライフグロー」の犬であるかのように装うことも思いつきました。
一方、エミリーはクリフォードの存在をパッカードに知られてしまったことによりアパートから退去勧告が出され、部屋に戻ることができず困っていました。そんな時、このアパートの上の階の住民がアンテナを設置しようとして誤って転落し、クリフォードが見事にキャッチして救いました。
これによりクリフォードは周囲の人気者になり、オーウェンもエミリーと一緒にクリフォードの面倒を見ることにしました。
エミリーたちの前にティエランが現れ、クリフォードは自社の研究所から脱走したので返してほしいと要求してきました。ケイシーはティエランがちらつかせた金に目が眩みそうになりましたが、エミリーはクリフォードが家に来た時は小さかったと主張して一歩も譲りませんでした。
その隙にティエランはIDチップ入りの注射を密かにクリフォードに打ちました。
でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォードの結末
ケイシーとオーウェンはクリフォードをオーウェンの父・ユーさん(ラッセル・ウォン)のもとに匿いました。香港に広大な土地を所有しているユーさんはクリフォードを香港で住まわせようと考え、翌日の夜に香港行きの貨物船が出航するまでの間にブリッドウェルを見つけられなければクリフォードは香港行きになることになりました。
ティエランはニューヨーク市警に駆け込み、研究所の犬が盗まれたと訴えました。警察はティエランの主張を受け入れ、クリフォードには2万5000ドルものの懸賞金が懸けられました。
一方、エミリーは苦労してようやくブリッドウェルを探し当てましたが、ブリッドウェルが言うにはクリフォードはエミリーの愛情を受けて大きくなったので小さく戻すことはできないということでした。
クリフォードは香港行きの貨物船に乗せられましたが、船から逃げ出したところをティエランに捕まってしまいました。エミリーはクリフォードを取り戻すためティエランのもとに向かいましたが、ティエランはマスコミを招いて記者会見を開き、クリフォードは「ライフグロー」のものだと宣言しようとしました。
ところが、警察がクリフォードの体内のIDチップを読み取ったところ、なんとクリフォードの所有者は「ライフグロー」ではなくエミリーであることが表示されました。かくしてティエランはクリフォードを諦めざるを得ず、エミリーは出張から帰ってきたマギーの許しを得てクリフォードを飼うことにしました。
騒動は収まり、周囲は平穏を取り戻しました。クリフォードは大きなままでしたが、エミリーやようやく定職の見つかったケイシーらと楽しく過ごしました。
以上、映画「でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード」のあらすじと結末でした。
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