コンスピレーター 謀略 極限探偵A+の紹介:2013年香港映画。30年前に両親が麻薬組織によって殺された事を聞かされた私立探偵タムは、叔父から当時の様子を知る男チャイがマレーシアにいると教えられます。マレーシアに向かったタムはチャイに会い事情を聞き、やがて地元の探偵チョンに依頼し、一緒に捜査を始めまが、同時に二人は何者かによって命を狙われ始めます。オキサイド・パン とアーロン・クォックのコンビによる“極限探偵”シリーズの第3弾です。
監督:オキサイド・パン 出演者:アーロン・クォック(チェン・タム)、ニック・チョン(チョン)、チアン・イーヤン(チーワイ)、チェン・クアンタイ(チャイ)、テレンス・チョイほか
映画「コンスピレーター 謀略 極限探偵A+」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コンスピレーター 謀略 極限探偵A+」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「コンスピレーター 謀略 極限探偵A+」解説
この解説記事には映画「コンスピレーター 謀略 極限探偵A+」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コンスピレーター 謀略 極限探偵A+のネタバレあらすじ:起
私立探偵のタムは、行方不明の両親が30年前に麻薬組織に殺されていたことを叔父から聞かされます。殺された両親の真実を知りたいタムに、叔父は「マレーシアに行ってチャイに会いなさい」と言います。
マレーシアに飛んだタムがチャイに会いに行きます。「君の両親は失踪したまま知らない」と言うチャイでしたが、タムが麻薬組織の話をすると「複雑な組織だ、タイに帰りなさい」と言います。そこでタムは別の男の写真を見せます。チャイは「パンだ、君の両親のせいで死んだ」と言います。その時、叔父さんから、「タムの家に泥棒が入った」と電話が入ります。
タイに戻ったタムが部屋を調べると、自分の知らなかった隠し扉があり何かが盗まれています。叔父さんは「チャイとパンはマレーシアに二人で逃げた。組織が大きい、手を引け」と言います。タムが断ると「ファンチャイを探せ」と叔父が言います。
再びマレーシアに行ったタムは、私立探偵のチョン・フォンヘイに依頼します。チョンは色々理由をつけ高額な料金を提示します。タムは「ファンチャイを二人で見つけたら手付金を払う」と言って車で走り出します。しかし車はすぐ尾行され、カーチェイスになります。どうにか逃げ切った二人は手付金の話でけんか別れします。
一人になったチョンはマー刑事に会います。マー刑事は「刑務所にいるチョンの双子の弟を売ったのはザァンだ」と教えます。チョンは弟に面会します。弟は「オレは麻薬はやったが売人はやっていない」と言います。チョンが「ザァンがお前を売ったんだ」と教えると、「兄弟分だったのに」と言います。
コンスピレーター 謀略 極限探偵A+のネタバレあらすじ:承
タムが再びチャイに会いファンチャイの話をすると、「ボーソクに聞け」と住所を教えてくれます。ボーソクのマンションに上がっていくと何者かに銃撃されます。高速道路の高架に飛び移って逃げ切ったタムはチョンに会いに行きます。チョンは「捜査を止めろと脅された、チャイは犯罪の前科がいくつかあり、チーワイは養女だ」と教えます。
タムは両親が麻薬組織に絡んで殺された話をチョンに教えます。二人でチョンの店に行くと、マー刑事が調べていてチーワイが泣いています。店の中は血まみれで、死体は見つからないものの、チャイが襲われた形跡があります。
チーワイがボーソクに呼ばれます。チーワイはタイからタムが来たあと父が襲われた事を話します。ボーソクは「お父さんは無事だ、田舎に帰れ」とチーワイを帰します。盗み聞きしていたタムがボーソクに詰め寄ります。ボーソクはタムが殺された仲間の息子だと分かり、カセットテープを渡します。「これを持っているせいで両親が殺された、私を巻き込むな」と言います。
タムが帰ると、ボーソクは麻薬組織のボスのチンに電話をし「カセットテームはタムに渡した、オレにはかかわるな」と言ったのです。この様子をボーソクの息子が黙って見ていました。
帰るふりをして、出て行くボーソクの後をつけるタム。実はチョンも見張っていました。そして昼食をとるボーソクは、テラスに飛び込んできた車に轢き殺されます。チョンはタムに「チャイもボーソクも殺された、お前はいったいなんなんだ」と聞きます。タムは「ファンチャイとパンがカギを握っている」と話します。
コンスピレーター 謀略 極限探偵A+のネタバレあらすじ:転
タムがチーワイに会うと「お父さんが殺される前、タイグァンという人から電話があり、広州の自宅に大事なものがあるから来いと言っていた」と教えます。タムが「家に行きたい」と言うと、チーワイが「私も行く」と言います。そして二人は広州へと向かいます。
ボーソクの葬儀に行ったチョンはファンチャイとパンの花輪を見つけます。適当に「パンは来てないか?」と声をあげると、一人の男が話しかけます。それがファンチャイでした。その横にボーソクの息子がいて、「これを渡す」と言ってカセットテープを渡されます。チョンが家に帰り再生するものの、雑音以外聞こえません。
広州の自宅に着いたタムは、チーワイを遠ざけ家を訪ねます。中ではパンがタイグァンに「隠れろ」と言ってます。訪ねてきたのが、自分たちの仲間だったメンバーの息子だと知って、タイグァンを呼びます。パンは「死んだ両親らとこの地で一緒に運送屋を始めた。するとチンが麻薬に手を出し、おれ達を仲間に引き込もうとした。断ったのは君の両親だけだった。そこで幼い君を盾にして仲間に入れようとしたが、それでも断った為、殺されたんだ」と教えます。するとタイグァンがタムにフィルムが渡します。
マレーシアに戻ったタムはチーワイと映写機で再生し確認します。幼いチーワイと母が映っている動画が延々流れます。タムが早送りしていくと、『A2H』と書かれた文字が出てきます。「これだ、パスワードだ」とタムが言い、メモ書きしチーワイに渡すと「警察へ行ってマー刑事に渡すんだ」と言って別れます。
コンスピレーター 謀略 極限探偵A+の結末
チーワイがマー刑事に事情を話しメモ用紙を渡します。マー刑事は、カセットテープを古いパソコンに通し、パスワード『A2H』を入力します。するとパソコンの画面にチンの麻薬組織のあらゆるデータが出てきたのです。カセットテープにはデータが保存されていたのでした。
チョンが何者かに拉致されます。タムにチンから電話がかかります。「チョンを殺されたくなかったら言うとおりにしろ」と言って車を運転させます。チンの命令は走行中に「車をぶつけろ」と言うものでした。2台目の車にぶつけた時、タムは拉致されました。
広い倉庫にタムとチョンが縛られています。チンがチョンに「子分を一人選んで戦え」と命じます。チョンは「ザァンだ」と言います。弟を売ったザァンと闘うチョンは、どうにかザァンを倒します。チンがタムを前に連れ出し「両親と同じ目に合わせてやる」と言います。あの日、両親がどうやって殺されたのかを話しはじめます。タムを子分たちにリンチさせ、チンが頭に銃口を向けます。
その時、自動小銃が乱射されます。銃弾をくらったチンが側近と車に逃げ込みます。縛られたままのタムが拳銃で撃ちますが当たりません。車が走り出したその時、大型トレーラーがチンの車に激突します。中ではチンがまだ生きています。トレーラーはもう一度体当たりしてチンを殺したのです。
助けたのはファンチャイでした。「あの日、君の両親を見殺しにした。今度は復讐する番だ」と言います。トレーラーから降りてきたのはボーソクの息子でした。警察はチンの組織の全容をつかみ急襲し壊滅させます。チャイは生きていてチーワイに会います。チョンが殺人事件を偽装していたのでした。タムは親子3人が映るフィルムをずっと見ていました。
以上、映画「コンスピレーター 謀略 極限探偵A+」のあらすじと結末でした。
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