カム・バック 検事の女の紹介:2016年カナダ映画。自分の不手際で、犯罪組織のボスを逮捕するための大事な証人を殺されてしまった女性検事のケイト。この一件を忘れるために大学講師をしていたケイトが、再び犯罪組織のボスを逮捕する証拠を集めるために呼び出されますが、身近な仲間に内通者がいることがわかり・・・という内容のサスペンス映画です。
監督:カーティス・クロフォード 出演者:ニコール・デ・ボア(ケイト)、スコット・ギブソン(ダニエル)、ピーター・マイケル・ディロン(グレッグ)、アリスン・ブレナン(ビビアン)、ダグラス・キッド(ヴァルガーノ)、アンドリュー・ムーディ(フランク)ほか
映画「カム・バック 検事の女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カム・バック 検事の女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「カム・バック 検事の女」解説
この解説記事には映画「カム・バック 検事の女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カム・バック 検事の女のネタバレあらすじ:起
大事な証人のウォルターを、目の前でロッコという男に拳銃を突きつけられ人質にされた検事のフランクと検事補のケイト。「オレを無罪にするなら解放する」と言うロッコに、フランクとケイトは「わかった言うとおりにする」と言います。ロッコがウォルターを解放すると、ビルからロッコとウォルターが狙撃され、二人とも射殺されました。
犯罪組織のボス・ヴァルガーノを逮捕するための大事な証人を死なせてしまったケイトは落ち込みます。殺しを指示したのはヴァルガーノだとわかっていても証拠がない為動けません。ケイトはフランクに辞表を出しますが、フランクは「時間をやる、少し考えろ」とだけいいます。
その足でフランクはヴァルガーノに会い「お前を、ウォルターとロッコ殺しで逮捕する」と言いうものの、ヴァルガーノは平然として「証拠を持って来い、あの判事補はケイトだったかな?」とケイトの身の危険を匂わせ、フランクをおい返しました。
6ヶ月後、フランクはテレビのインタビューで「ヴァルガーノをマネーロンダリングの容疑で逮捕する」と宣言します。しかし証言者のモーガンは、殺し屋によって射殺されてしまいます。
フランクは、遠く離れた大学で講師として働くケイトを訪ね「ヴァルガーノを逮捕したい、戻って来てくれ」と言いますが、ケイトは了承しませんでした。その夜、ウォルターが殺される夢を見たケイトは、フランクに復帰を告げました。
カム・バック 検事の女のネタバレあらすじ:承
フランクはグレッグがリーダーを務めるチームにケイトを入れました。メンバーはカールとビビアンで、ビビアンとは昔からの親友です。ビルを出て、ビビアンと話をするケイトは、ヴァルガーノの殺し屋に見張られています。殺し屋は即座に「あの女が帰ってきた」とヴァルガーノに報告しました。
グレッグの指示で古い資料も持ちだし調査が始まります。前に進まない状況から、ケイトとビビアンは日曜も出勤しています。ビビアンが資料室に資料を取りに行った時、時限爆弾が爆発しビビアンが巻き込まれてしまいます。現場に駆け付けたケイトは、立ち去る清掃員を見かけます。
フランクとダニエル刑事がやって来て、「今回の爆発は人を狙ったものじゃない、ヴァルガーノに関する資料を無くすのが目的だ」と言い、続けてフランクが「チームの身の安全を優先するために、今後はダニエルの管理下で調査を進めてもらう、降りたい奴は、今言ってくれ」と言うと、カールがチームを離れました。
グレッグとケイトが連れていかれたのは、郊外の一軒家で、セキュリティシステムが万全で、電話もネットも使えない環境でした。そしてダニエルのほかにマクティアニー巡査もいて、二人は監視カメラの元、調査を進めます。
情報の入って来ないケイトはダニエルに「ビビアンは?それと警備員は?」と聞きます。「ビビアンは意識が無い、警備員は初耳だ」とダニエルが言い、犯人の可能性もあることから、早速署に連絡を入れました。
カム・バック 検事の女のネタバレあらすじ:転
タッカー刑事に呼ばれ、ダニエルとケイトは警察署に向かいます。ビルに雇われている警備員の写真を見るものの該当者はおらず、ダニエルの運転で帰っていると、殺し屋に尾行されます。ダニエルの手配でどうにか逃げ切ったものの、内通者がいるのは明かな状況でした。
ケイトが襲われたことで、集中できないグレッグが仕事を離れると、ケイトはベントン社という、おかしな会社の資料を見つけます。そこで、ダニエルがシャワー中に、ダニエルの電話を使い、資料課のジェシカに電話し、資料を指定の場所まで持ってきてもらうよう頼みます。しかしこの行動は、ダニエルは予想済みでした。
翌日、わざと警報を鳴らし、ダニエルがセットキーで解除するのを見て番号を覚えると、深夜ケイトは抜け出します。資料を取りに行くとジェシカがいて、「資料のファイルはコピーして共有フォルダに入れている」と言って帰りました。
家に帰ってきたケイトをダニエルが待ち構えています。ダニエルの追及に「ジェシカに頼んでベントン社の資料をとりに行っていた」と言ってしまいます。
部屋に戻ると、心配したグレッグが入って来ます。ケイトはグレッグに「ジェシカからベントン社の資料をもらった、これは確実に証拠になる」と話すと、グレッグは「内通者がいるかもしれない、誰かに言ったか?」と聞きます。「ダニエルに言った」とケイトが答えます。グレッグは「警察にも連絡するな、僕がフランクに言っておく」と言って部屋を出ました。
カム・バック 検事の女の結末
グレッグは自分の部屋で、隠し持っていた携帯でヴァルガーノに電話します。ヴァルガーノは「200万ドルの仕事をしろ、家を燃やして全員殺せ」と命じたのです。内通者は、金に目がくらんだグレッグだったのでした。
そのころジェシカが車に撥ねれられ殺されます。グレッグはケイトに「警察を呼んだ」と言って安心させ、ダニエルを薬で眠らせます。ケイトはPCに保存したベントン社の資料がなくなっていることに気づき「ダニエルがやったかもしれない、でも大丈夫サーバにコピーがある」と言います。それを聞いたグレッグは焦り取り乱します。
警官がやってくると、それは殺し屋2人でした。そこへ意識が戻ったダニエルが拳銃をもってやって来ますが、若い男に殴り倒され、拘束されました。グレッグと車に乗ると、「安全なモーテルに移動する」と言います。その時ケイトは入ってきた若い男が、爆発した時に見た警備員だと分かり、ケイトはどうやって逃げ出そうかと考えます。
モーテルに着くと、グレッグが「サーバのファイルを確認するんだ」と言います。ケイトはパスワードを忘れたふりをしながら、フランクにメールでファイルを送り助けを呼びます。フランクとのやり取りがバレ、グレッグがケイトを殺そうとしますが、ケイトはガラスの破片でグレッグを刺して逃げ出します。
外に出ると殺し屋がいて発砲しますが、そこへダニエルがやってきます。追ってきたグレッグをどうにか殴り倒したケイトは、殺されかけていたダニエルを救うため殺し屋を射殺しました。やがてファイルが証拠となり、ヴァルガーノは逮捕され事件は解決します。ダニエルはケイトをディナーに誘い、ケイトも了承しました。
以上、映画「カム・バック 検事の女」のあらすじと結末でした。
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