クライテリア・ワンの紹介:2015年イギリス映画。山でキャンプをしていたティムとスーが、古代から地球の生物調査やコントロールをしていた宇宙ロボット人間・コレクターに捕らわれました。行方不明のスーを探すティムでしたが、コレクターによってマインドコントロールされたティムは、幻覚と現実のはざまで、もがきはじめます…という内容のイギリスの映画です。サイケ、幻覚、抽象的な表現と、よく見ていても意味不明な事が多い、異色の作品です。
監督:サイモン・D・ビセット 出演者:オリー・ワッツ(ティム)、クロエ・ルイス(スー)、ルーファス・グラハム(騎士)、ほか
映画「クライテリア・ワン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クライテリア・ワン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クライテリア・ワンの予告編 動画
映画「クライテリア・ワン」解説
この解説記事には映画「クライテリア・ワン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クライテリア・ワンのネタバレあらすじ:起
1日目。
人気ヴォーカリストのティムは、元妻のスーを誘って山でキャンプをしていました。二人は場所を移動しようと荷物をまとめていました。その時、コレクターと呼ばれる宇宙ロボット人間が現れ、スーが馬と共にいなくなりました。
ティムもコレクターにサンプルとして捕らわれ、ティムのデータを色々調べられました。コレクターは体はロボットながら、中に光る目玉があり、ティム以外にも地上の生物を調べていました。やがてティムは解放されました。
一方コレクターはスーの馬を捕まえ、どこかに連れて行っていました。ティムはスーを探して森に入りました。自分のフェラーリを見つけるも、何かに冒されたようになっていて乗るのをやめました。そしてスーを見つけるも、スーの腕には、あるマークが記されて光っていました。すると自分の胸にも同じマークがあり、同じく光っていました。機械的な言葉を発したスーは、そのままいなくなりました。
クライテリア・ワンのネタバレあらすじ:承
光を吸い込む場所を見つけると、スーの馬が吸い込まれていました。ティムも中に入ろうとしましたが、すぐに閉ざされました。川沿いを探すティムの前に、鉄の鎧を着た騎士が現れました。動かなくなった騎士の面を取ると、顔が光る老人でした。
再びコレクターが現れると、コレクターは騎士も操っているようでした。そして騎士とスーの馬がティムを追いかけました。ティムは軍の検問所跡の建物に逃げ込み、安全な場所を探して眠りにつきました。
2日目。
目覚めたティムでしたが、彼の動きは全てコレクターにコントロールされ、ティムの行動や肉体の変化はデータ化され、コレクターによって本部に送信されていました。幻覚と現実が交錯する中、ティムはスーを探して森を歩きました。
クライテリア・ワンのネタバレあらすじ:転
3日目。
森で目覚めたティムの目の前にイノシシの死体がありました。空腹のティムはイノシシを焼いて食べようとしますが、ライターの火は付きませんでした。そこで火を起こそうとしますが無理でした。やけになったティムが、イノシシの死体にナイフを突き刺すと、イノシシは目を開けて言葉を発しました。このイノシシもコレクターに管理され、サンプルとしてのティムの実験に使われていました。そしてティムはサンプル名『クライテリア1』としてデータを送られていました。
4日目。
コレクターはティムの記憶から、スーとの関係を読み取りました。スーはティムの子供を妊娠していましたが、二人の関係は悪化し、別れ話をしていました。そしてスーは、ベース担当の男の元へ行くと言いました。今の状況から脱げ出したいティムは、コレクターを壊れかかった橋に誘い出しました。予想通り橋が壊れ、コレクターは川に落ちました。
オフラインになり、おかしくなったコレクターは必死に復帰しようとしています。そこへ顔の色の変わった女が現れました。スーの声を発する女に、ティムは「スーなのか?」と問いました。
クライテリア・ワンの結末
女は消え、ティムはコレクターに攻撃を加えますが、反撃に遭い、大地の割れ目に落とされました。そこでティムは光る扉を見つけました。中に入ると宇宙船のようで、いろいろな光が渦巻いていました。
やがてスーとスーの馬を見つけたティムでしたが、スーと馬は何かの線で繋がれていました。スーと話をすると、スーが後ろにいると言いました。ティムはスーを放せと懇願しました。正気に戻ったティムは、逆さづりにされていました。
そしてクライテリア1のサンプルには適合しないと言って解放され、今度はスーが吊るされました。スーの妊娠が報告され、クライテリア1としてのサンプルに適合と表示されました。ティムはスーを木で殴りつけました。するとスーは破水したのか、体重が軽くなり不適合になって解放されました。
やがて、退避命令の出た宇宙船は飛び立ちました。スーと馬は『彼がいなくなった』と言いました。スーは人間ではない何かになっていたのでした。
以上、映画「クライテリア・ワン」のあらすじと結末でした。
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