タブロイドの紹介:2004年メキシコ,エクアドル映画。マイアミの番組レポーターであるマノロは仲間とエクアドルで発生した連続殺人事件の被害者を取材していた。被害者は子供ばかりで、双子の兄の葬儀に参列していた弟を取材することに。ところが弟ホセは車に轢かれて命を落とす、激怒した父は運転手の男ビニシオをリンチにかけるが…。
監督:セバスチャン・コルデロ 出演:ジョン・レグイザモ(マノロ)、レオノール・ワトリング(マリサ)、ダミアン・アルカサル(ビニシオ)、ホセ・マリア・ヤスピク(イバン)、カミロ・ルスリアーガ(ロハス警部)、ほか
映画「タブロイド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タブロイド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タブロイドの予告編 動画
映画「タブロイド」解説
この解説記事には映画「タブロイド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タブロイドのネタバレあらすじ:起
エクアドルの小さな町では子供ばかりを狙った連続殺人が起こっていました。モンスターと称された犯人は未だ見つかっていません。番組レポーターのマノロ、プロデューサーのマリサ、カメラマンのイバンは被害者の子供たちの葬儀をカメラに収め、家族に取材をしていました。兄をモンスターに殺害された弟ホセを取材しようとしていた矢先、この少年が車に轢かれて亡くなってしまいます。息子を二人もなくした父は激怒し、その場で運転手の男ビニシオをリンチにかけます。少年の父ドン・ルーチョとベニシオは警察に逮捕されました。
タブロイドのネタバレあらすじ:承
マノロ達は交通事故とリンチの模様をカメラで捉えていました。現地でのニュースの反響を知ったマノロは、リンチに遭ったビニシオを取材することにしました。ビニシオにもドン・ルーチョの息子と同じくらいの男児と、生まれて間もない子供と、身重の妻がおりました。マノロはビニシオに取引を持ちかけられます。「自分はモンスターに会ったことがある、自分を取材して欲しい」と。ビニシオは証拠に未だ行方の分かっていない女児の遺体が事件現場に埋められていることを話しました。
タブロイドのネタバレあらすじ:転
マノロとイバンは現場を捜索。地中奥深くに女児の遺体が見つかりました。ところが、マノロは警察に通報せずにいました。ビニシオが犯人として捕まると、彼を待つ家族が行き場を失ってしまうからです。ビニシオたっての希望で彼の家族と近隣の住民を取材し、ビニシオ本人も取材を受けますが、肝心のモンスターについては話すのをためらっているようです。マノロは次第にビニシオがモンスター本人なのではないかと疑い始めました。しかし遺体の件を警察に言うわけにもいかず、かといって世論がビニシオの味方に付き彼が釈放されると困るので映像を放映することもできません。
タブロイドの結末
結局マノロはイバンとマリサの意見を無視し、女児の遺体遺棄現場を警察に報告します。しかし同日、ビニシオの取材映像が放映され、翌日、彼は裁判長の恩赦とドン・ルーチョの起訴取り下げによって釈放されます。マノロたちはビニシオを追いますが、消息は分からずじまい。ビニシオの身重の妻は産気づいて彼を追うこともできませんでした。マノロたちは警察から過剰報道で治安を乱すとして目をつけられていたため、やむなくアメリカに撤退することになってしまいました。
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