天国の日々の紹介:1978年アメリカ映画。テレンス・マリックが「地獄の逃避行」に続いて監督した秀作。マジック・アワーに撮影された美しい映像が絶賛され、アカデミー賞撮影賞を受賞。ストーリー自体は旧約聖書に基いている。
監督:テレンス・マリック 出演:リチャード・ギア(ビル)、ブルック・アダムス(アビー)、サム・シェパード(農場主)、リンダ・マンズ(リンダ)
映画「天国の日々」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「天国の日々」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「天国の日々」解説
この解説記事には映画「天国の日々」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
天国の日々のネタバレあらすじ:起
1916年、シカゴの製鉄所で働いていたビルは喧嘩の末、職工長を殺してしまい、街を逃げ出します。恋人のアビー、妹のリンダも一緒でした。汽車でテキサス州北部まで来た3人は、ある農場で収穫の手伝いとして雇われ、そこに住みつきます。ビルは醜聞をさけるため、アビーを妹として周りに紹介。ビルの収穫量が少ないため、現場の監督者からは文句を言われますが、以前と比べ仕事は楽しいものでした。
天国の日々のネタバレあらすじ:承
やがてその農場の所有者である若い男がアビーに惚れ、「収穫後もここへ留まってくれ」と言い出します。最初は嫉妬するビルですが、偶然その所有者が重病のため余命が数ヶ月しかないと知り、嫉妬をそっちのけでその提案を受け入れるようにアビーに懇願。彼が死ねば農場はアビーのものになるからです。
天国の日々のネタバレあらすじ:転
収穫後、農場主とアビーは結婚式をあげます。現場監督者はビルとアビーの仲を怪しみますが、かえって農場主からクビを言い渡される羽目に。農場主とアビー、そしてビル、リンダの生活はしばらく平穏に過ぎていきます。悪化していた農場主の健康はなぜか急速に回復し、もはや病人とは言えません。彼は義理の兄だと思っているビルにも友好的に接するのですが、ビルの方では徐々に苛立ちを強めます。どうやらアビーが農場主に本気で惚れ始めたからです。農場主がビルとアビーの仲を疑い始めたため、ビルは真実を告白。自ら身を引き、巡業していたサーカスと共に農場を去ります。
天国の日々の結末
その後、彼らは幸せに暮らしていましたが、農繁期になって再びビルが帰還。彼は2人の邪魔をする気はなく、また農場を去るつもりでした。しかしビルとアビーが話し合っている様子を見た農場主は彼らの仲を邪推。そこへイナゴの大群が襲ってきて、ビルは農場を助けようとしますが、半ば気の違った農場主は畑に火を放ってしまいます。翌朝、農場主と対決したビルは彼を刺殺。ビルはアビーとリンダを連れて逃げますが、ビルだけが警察に撃ち殺されます。アビーは農場を相続。リンダは夢見ていたダンスの学校へ通うことになりますが、昔の女友達と遭遇。そのまま彼女とどこかへ姿を消します。
この映画の感想を投稿する