殺人カメラの紹介:1948年イタリア映画。被写体を殺す秘術を得た写真屋が、欲深い悪人を次々消していくコメディ作品。アマルフィ海岸の小さな漁村で写真屋を営むチェレスチノは、気のいい人物で人間の善性を信じている。守護神聖アンドレアの祝日の夜、写真屋に1人の老人が泊めて欲しいとやって来た。快く応じると、老人は既にある写真をカメラで撮影することで、写真の人物を殺すことが出来る秘術をチェレスチノに与える。チェレスチノは老人を聖アンドレアだと考え、善のために悪人と戦う決意をした。目に余る悪人達を次々殺していくが、世の中は一向に良くならない。それどころか殺すべき悪人は増すばかりで、チェレスチノは頭を抱えるのだった。
監督:ロベルト・ロッセリーニ 出演者:ジェンナロ・ピサノ(チェレスチノ)、マリリン・バッファード(アメリカ人の女の子)、ウィリアム・タッブス(アメリカ人の女の子の父親)、ヘレン・タッブス(アメリカ人の女の子の母親)、ジョヴァンニ・アマート(町長)ほか