ゾンビ・コップの紹介:1988年アメリカ映画。死んだはずの人間が蘇り強盗を働く。2人の刑事、ロジャーとダグはそれが科学者と製薬会社の仕業と掴むが同時に自分達またも行ける屍にされてしまう。それでもなお、2人は悪党を倒すべく戦いを続ける。
監督:マーク・ゴールドブラット 出演:トリート・ウィリアムズ(ロジャー・モーティス)、ジョー・ピスコポ(ダグ・ビグロー)、リンゼイ・フロスト(ランディ・ジェームズ)、ダーレン・マクギャヴィン(Dr.アーネスト・マクナブ)、ほか
映画「ゾンビ・コップ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゾンビ・コップ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ゾンビ・コップ」解説
この解説記事には映画「ゾンビ・コップ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゾンビ・コップのネタバレあらすじ:1
2人組の男が宝石店に強盗に押し入ったという知らせを受け、市内を巡回していた2人の刑事、ロジャーとダグが現場へと急行、先に駆け付けていた警官隊と合流して銃撃戦が始まります。しかし、相手は撃たれているにも関わらず倒れる様子がなく、仲間にも多数の負傷者が出る中、ロジャーが同じく現場に駆け付けていたヘルウォーツ警部補の車で体当たりしてようやく動かなくなります。無事騒動は収まるものの、車を壊したことで物凄い剣幕で詰め寄られ、さらに署ではメイベリー署長にきついお叱りを受けてしまいます。その後自席に戻り、テレビで流れている事件のニュースを見ながら寛いでいると、検死官のレベッカからすぐ来てほしいとの電話が入り、早速彼女の元へ向かいます。レベッカによると強盗犯の男は以前自分が検死した人物だとのこと、その証拠の写真をロジャー達に手渡します。そこへ彼女の上司であるマクナップ博士が現れ、それは思い違いだと完全否定されると彼女は憮然とした表情でその場を後にします。後を追って彼女の事務室を訪ねたロジャー、事件に関与しているとみられるダンテ製薬の住所を聞き出し、早速行ってみることにします。
ゾンビ・コップのネタバレあらすじ:2
ダンテ製薬についた2人、居眠りしている受付の男を無理やり起こし、社内へつなぎをとるよう話をすると広報担当の女性、ランディ・ジェームズが現れます。社内へ案内されいくつかの設備を視察している最中にロジャーはレベッカから預かっていた例の写真をランディに見せますが、見たことがないと言い切られます。怪しさを感じているダグ、そこでトイレに行くふりをしてその場を離れ、入れそうな部屋の物色を始めます。ある部屋に入ってみると見たことのない機械と毛布に包まれた人間の遺体らしきものがあり、やっぱり・・・と毛布を捲るダグ、しかし次の瞬間遺体が起き上がり襲いかかってきます。拳銃を撃つダグ、しかし化物は倒れる様子がありません。既に帰り準備をしていたロジャーがその銃声を聞きつけ、急いでダグのところへ駆け付けようとしますが、突然受付の男がカウンターに隠していた拳銃を取り出し発砲してきます。止む無く男に撃ち返して先を急ぐロジャー、化け物を見つけ応戦します。揉み合っているうちに減圧室へと押し込められてしまったロジャー、何者かが部屋のスイッチを作動させます。化け物を何とか倒し、ロジャーに気づいたダグ、しかし既に時遅しで、ロジャーは力尽きてしまいます。
ゾンビ・コップのネタバレあらすじ:3
現場検証が始まる中、レベッカがロビーにいた放心状態のダグを見つけ声をかけると、ロジャーは減圧室に閉じ込められて死んだと聞かせます。彼の遺体の前に座り込む2人、化け物がいたあの部屋の機械ならもしや・・・と試してみるとロジャーが生き返ります。喜ぶ2人ですが、心臓の鼓動と脈がなく皮膚が切れたにも関わらず血が流れず痛みも感じないロジャー、レベッカが調べてみると12時間以内にサルファ剤を投与しないと全身の細胞が崩壊することが判明します。それまでには必ず戻ると約束したロジャー、ダグと共に広報担当のランディから事情を聞くべく、彼女の自宅に向かいます。ランディの自宅に着いた2人、慌てて出かけようとしているところを取り押さえ、家に戻します。真相を説明するよう迫る2人に対し白を切り続けるランディ、そこへ突然ゾンビと思しき2人の男が窓を銃で破壊して侵入してきます。応戦するものの銃弾が全く効かないため、隙をみて中庭へ逃げる3人、追ってくる侵入者達を待ち伏せし何とか倒します。改めて事情を聞く2人、ようやくランディは重い口を開きます。ランディを連れてとあるチャイナタウンの精肉店へと向かう2人、鶏肉を捌く男に警察手帳を見せるもそれを包丁で真っ二つにします。その挑戦的な態度に思わず詰め寄るダグ、すると支配人の男が現れ、紳士的な対応をします。しかし、天井の電灯は死者を蘇らせるあの機械と同じで、隙を突いて店内の動物をゾンビにして奥へと隠れる支配人、しかし電灯を破壊することで事なきを得ます。
ゾンビ・コップのネタバレあらすじ:4
病院へと戻って来たロジャー、レベッカの診察で思ったよりも腐敗が早く進行していることが分かります。しかし後3~4時間もすればおそらく・・・と忠告するレベッカの制止も振り払い、再び捜査を開始すべく病院を後にします。ダンテ製薬創始者の墓を調査しに行くロジャーとランディ、彼女の自宅に帰ってくるとダグが何者かに殺害されているのを目にしてショックを受けるロジャー、しかしこれだけは終わらず、ランディもまた動く死者で会ったことが判明します。体が崩壊していくランディを目の前にロジャーは正気を失いそうになります。すぐに気を取り直し、レベッカに電話をかけるロジャー、しかし留守電が流れます。その電話のプッシュボタンとあの墓で見つけた暗号からことの全てを掴んだロジャー、直ぐに車を飛ばします。着いた先はマクナップ博士の部屋、自身を殺し、かつ一連の黒幕であることをぶちまけるも、恍けようとしたため銃口を向けるロジャー、しかし寸前のところで博士の部下であるあの中華街の店主らに取り押さえられてしまいます。その後、外に止めてあった救急車に押し込められ、さらにそこにはすでに殺害されたレベッカが先客として乗っています。ドアの外から南京錠をかけられ、蹴破れないながら暫く暴れるロジャー、しかしふと目に入った運転席に考えが閃きます。何とか足でサイドブレーキを外すと下り坂に止まっていたため動き始める救急車、坂の下の交差点に止まっていた車と激突して大破します。
ゾンビ・コップの結末
事故処理が始まり、駆け付けた救急スタッフが遺体を搬送している中、自ら収納袋を開け外に出てくるロジャー、同じく現場に来ていた警官に銃を向けられるも、警察手帳を見せると大人しくなり、さらに銃と白バイを借りることに成功、全ての悪の根源であるダンテ製薬へと向かいます。マクナップ博士が死者を蘇らせる機械を前に集められた有力者達に死んだアーサー・P・ローダーミルクを蘇らせたと豪語し、本人を登場させます。信じられない様子の一同を前に金で永遠の命が手に入ると話すローダーミルク、その頃ダンテ製薬についたロジャーは強行突入を開始、見張りのガードマンを倒し、マシンガンを奪います。他に建物内にいたガードマン達との銃撃戦をものともせず、ついに一同が集められた部屋へとたどり着きます。一部の者は部屋から逃げ出し、攻撃してきた者は容赦なく倒すロジャー、ついにマクナップ博士を追い詰めます。しかし最後の切札として、たった今蘇らせたばかりのゾンビを差し向けるマクナップ博士、その正体は相棒のダグです。言われるがまま動くダグ、ロジャーを締め上げようとしますが必死の呼びかけにより記憶を取り戻します。ゾンビの世界へようこそと挨拶するロジャー、再び揃った2人はマクナップ博士に詰め寄ります。慌てて掴んだ銃で攻撃するも、既に死んでいる2人には通用しません。最後に残った弾を自身に向けて撃つマクナップ博士、しかしこのままでは終われない2人は自分達をゾンビにしたあの機械でマクナップ博士を完全に破壊します。その後、1人その場に残っていたローダーミルクを前にあの機械を含む全ての装置を破壊し、去っていきます。酷い顔になったのものだと言うダグに対しいずれこうなると返すロジャー、生まれ変われるなら自転車のサドルになりたいとダグ、そのような話をしながらダンテ社を後にする2人でありました。
この映画の感想を投稿する