ディーンの紹介:2016年アメリカ映画。ブルックリンでイラストレーターをしているディーンは、母親の死と向き合えずにいました。逃げるようにカリフォルニアへと向かい、そこで最愛の人と出会ったことをきっかけに、自分の人生を見つめ直すラブコメディ映画です。
監督:ディミトリ・マーティン 出演:ディミトリ・マーティン(ディーン)、ギリアン・ジェイコブス(ニッキー)、ケヴィン・クライン(ロバート)、メアリー・スティーンバージェン(キャロル)、ローリー・スコーヴェル(エリック)、ほか
映画「ディーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ディーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ディーンの予告編 動画
映画「ディーン」解説
この解説記事には映画「ディーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ディーンのネタバレあらすじ:起
ディーンはブルックリンでイラストレーターの仕事をしています。最初に出した本は評論家に奇抜だと褒められ大成功でした。しかし今は、待望の新刊を前に壁にぶつかっています。大好きだった母親が亡くなってしまったことも理由でした。死神など死をテーマにした暗い絵しか描けなくなってしまいました。
そんなあるとき、ディーンの父親ロバートは家を売りたいと言い出します。それにディーンは大反対です。ディーンは父親のことを分かり合えない存在であると考えていました。ディーンは母親が亡くなった後、婚約していたミシェルと破局しました。
そんなミシェルとは、ディーンの大学時代からのルームメイトのブレットの結婚式で再会をします。気まずい状況に加えて、結婚式場でディーンはみんなの前でケンカをするほどに、その時は心に余裕がありませんでした。
ディーンのネタバレあらすじ:承
父親からは家のことについて話し合いたいと何度も連絡があり、逃げるようにして仕事を理由にカリフォルニアへと飛び立ちます。
仕事の依頼のあったオフィスに行くと、失礼な仕事を頼まれ、ディーンはすかさずその仕事をキャンセルします。時間を持て余していたディーンは、カリフォルニアにいる友達何人かに連絡を取り、ベッカと会えることになります。
ベッカに誘われたパーティーで、ディーンは一人の女性ニッキーに一目惚れをします。失敗をしながらも、なんとか自分の電話番号を渡すことができました。ディーンは友達のエリックと過ごしながら、ニッキーからの連絡を待ちましたが来ませんでした。
そして諦めモードでブルックリンに帰る飛行機に乗ると、ニッキーから「ビーチバレーをしよう」とのお誘いメールがきました。こうしてディーンはカリフォルニア滞在を延長します。
ディーンのネタバレあらすじ:転
ニッキーとディーンはディナーデートをします。帰り際にディーンはニッキーにキスをして別れます。
一方その頃、ロバートはなかなか帰ってこない息子と話し合いができないまま、家を売ってしまいます。ロバートは家を売るときに出会ったキャロルとデートをすることになります。デートは順調でしたが、家にあがるようにキャロルに誘われましたが、ロバートは妻のことがよぎって、そこから足を踏み出すことができませんでした。
ディーンは再びニッキーとデートすることになりますが、今回は友達ジルも一緒です。ジルはディーンのことを疑いの目で見て、ディーンからニッキーを守るような態度を取ります。そこでディーンはエリックにメールでアドバイスをもらいながらデートをこなしていきます。そして、次回は3人とエリックでサンフランシスコに行くことになりました。
サンフランシスコに到着すると、エリックが溺愛している猫が本棚の下敷きになってしまったという知らせを受けて、エリックは急いで自宅に戻ります。
その夜、ニッキーたちと一度解散したものの、ディーンが泊まるホテルにニッキーがやってきました。二人はそこで一夜を共にします。ディーンはニッキーを大切に思っていたので、婚約していた過去があることを打ち明けました。母親が病気のため、早く結婚相手を紹介したかったから急いでプロポーズしたとも言いました。そしてディーンは「本気になりそう。」とニッキーに伝えました。ニッキーは喜んだ態度を見せました。
翌朝、起きたときにはニッキーの姿はなく、手紙が残されていました。そこにはニッキーが現在既婚者であることが書かれていました。落ち込んだディーンはすぐにブルックリンへと帰ります。
ディーンの結末
帰宅後、やっと親子で話し合えることに。ディーンは話し合いもせずに家を売ったことについて、やはり不満があるようです。ディーンは母親のメッセージを録音して何度も聞き返すほどに母親のことが大好きでした。その母親との思い出を奪われた気持ちでいっぱいでした。しかし、父親も母の死で自分以上に辛いと考え、理解し、父親と心から話し合えることができました。
結局エリックの猫は亡くなってしまいました。自分の母親の死の経験を踏まえて、エリック宛に愛する人を失くしたときの向き合い方のアドバイスを交えた手紙を書きます。母親の死の克服を証明するかのような新刊が完成し、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「ディーン」のあらすじと結末でした。
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