映画「15年後のラブソング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
15年後のラブソングの紹介：2018年アメリカ,イギリス映画。アニーは地元の美術館で働く女性ですが、結婚もせずに教師のダンカンと同棲しています。そのダンカンは行方不明のアメリカの元ロックスターであるタッカーに没頭し、ネットでファン達とコミュニケーションしています。ある日、アニーはタッカーからメールを受け取り、ダンカンに内緒でタッカーと関係を深めてしまいます。しかし、その過程でタッカーの知られざる過去から、三人の人生を変える騒動が発生します。『15年後のラブソング』はイギリス人とアメリカ人の出会いを描いたラブコメディです。1時間半あまりの短い映画ですが、新しい関係を求める女性やカップルが見て楽しめる映画になっています。
監督：ジェシー・ペレッツ 出演：ローズ・バーン（アニー・プラット）、イーサン・ホーク（タッカー・クロウ）、クリス・オダウド（ダンカン・トムソン）、アジー・ロバートソン（ジャクソン）、ほか
この解説記事には映画「15年後のラブソング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イギリスの港町に住むダンカン（クリス・オダウド）は大学の先生で、彼は90年代に突然と姿を消したアメリカの元ロックスター、タッカー・クロウ（イーサン・ホーク）のファンのホームページを運営しています。ダンカンと同棲中のアニー（ローズ・バーン）は美術館で働いています。しかし、アニーはダンカンとの同棲関係に不満も抱いています。
アニーは、自宅にタッカーからダンカン宛の手紙が届いているのを見つけます。アニーは手紙の中のCD ”Juliet Naked（裸のジュリエット）”という曲を、ダンカンに内緒で聞いてしまいます。ダンカンが帰ると、アニーがタッカーの曲を聞いたことに驚き、さらに曲への否定的な意見に怒ります。ダンカンは曲を聞くと名作だと感動し、ファンサイトに曲を投稿し、多くの好意的なコメントに喜びます。しかし、アニーは酷評するコメントを載せてしまいます。
アニーが仕事をしていると、彼女のコメントを見たタッカーからメールが届きます。それは否定的な意見を受け入れる内容でした。タッカーは、アニーがファンサイトの運営者ダンカンの彼女ということは知りません。アニーもそのことは内緒にします。
アメリカのニュージャージー州に住むタッカーは、人気スターゆえに世捨て人のような生活をし、幼い息子のジャクソンと暮らしています。タッカーはジャクソン以外にも、複数の女性との間に子供がいます。その中のリジーというロンドン在住の娘が、タッカーのもとを訪ねてきます。タッカーはリジーに会うと、彼女が妊娠しており自分が祖父になることに驚きます。タッカーとリジーはジャクソンの母の家を訪れます。リジーはロンドンに帰ることになり、タッカーは別れを惜しみます。
アニーとタッカーはメールのやり取りを始めますが、アニーはダンカンにはタッカーとの関係を内緒にしています。タッカーとアニーはお互いの心境をメールで語り合います。その一方でダンカンも、職場の女性といい関係になってしまいます。その後、アニーはダンカンの新しい彼女との関係を知ることになります。アニーはダンカンを問い詰め「彼女は誰？」と怒り、二人は喧嘩別れしてしまいます。そしてアニーはダンカンを家から追い出します。
ある日タッカーは、娘リジーの出産のためイギリスに行くことになりました。タッカーからアニー宛にメールが届き、ロンドンに行くからアニーに会いたいと言います。アニーは、タッカーに会うことにします。しかし、タッカーはジャクソンとロンドンに着くものの、心臓発作で倒れてしまいます。
アニーはタッカーから連絡を受け、病院に行きます。アニーはそこでタッカーに初対面します。リジーも来て、アニーに挨拶します。さらにタッカーが過去に関係を持った女性と、二人の息子が訪れます。リジーは、タッカーの女性関係に怒りを見せます。タッカーの女性関係で病室は口論の場となり混乱し、アニーは家に帰ります。
アニーはタッカーから連絡を受け、回復したから会いたいと言われます。アニーはタッカーを自宅に招くことにします。タッカーはアニーの家で、ダンカンの残したタッカーのポスターなどのコレクションを見つけます。アニーはダンカンとの関係をタッカーに話します。
タッカーとアニーは浜辺へ行くと、ジョギング中のダンカンが現れます。タッカーはダンカンに挨拶しますが、彼がタッカーとは信じずにアニーのいたずらだと考えます。アニーはタッカーと帰宅し、食事の準備をします。
アニーはダンカンが窓から覗き見をしているのを見つけ、彼を家に入れます。タッカーはダンカンにパスポートを見せ、ようやく彼がタッカー本人だと信じます。タッカー、ダンカン、アニーの3人は食事を始めるものの、ダンカンは興奮が冷めない様子です。ダンカンは興奮から話し過ぎ、タッカーは不機嫌になります。ダンカンとタッカーは気まずい雰囲気になり、ダンカンはその場を去ります。
アニーはタッカーと共に勤務先である美術館のパーティーに参加します。アニーは参加者にタッカーを紹介します。パーティー司会者はタッカーを参加者に紹介し、ステージで歌わせようとします。アニーは驚き、司会者にそんな予定に入ってないと言います。タッカーは無言でステージまで行き、曲を演奏します。ダンカンも遠くから見ますが、タッカーには声をかけずに演奏を聞きます。アニーとタッカーは自宅に帰り、キスをします。
タッカーはアメリカに帰ることになり、アニーが飛行場へ見送ります。アニーは途中でリジーの家に行き、タッカーとリジーは別れを惜しみます。タッカーは生まれてきたリジーの子供に会い、祖父になったことを喜びます。
月日が経ち、アニーはダンカンと会います。ダンカンはアニーに復縁を持ちかけますが、アニーは拒絶します。アニーはタッカーにメールを送ります。アニーはロンドンで新しい仕事を見つけました。ロンドンのアニーは、タッカーに会います。
（エンドロール）ダンカンは彼の運営するタッカーのファンサイトで、彼が新曲を発表したことをビデオで解説する様子が流れます。その曲はアニーとの恋愛関係をテーマにしており、ダンカンは怒りのコメントを述べます。アニーとタッカーの関係は幸せのようです。
以上、映画「15年後のラブソング」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する