親愛なるきみへの紹介:2010年アメリカ映画。休暇で一時的に帰省した軍人の主人公と偶然出会った女子大生が運命的に惹かれ合い、やがて結ばれますが戦争と言う名の壁に阻まれて引き離されてしまいます。互いに思い合う事の素晴らしさを描いたラブストーリー作品です。
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:チャニング・テイタム(ジョン・タイリー)、アマンダ・サイフリッド(サヴァナ・リン・カーティス)、ヘンリー・トーマス(ティム・ウェッドン)、スコット・ポーター(ランディ)、リチャード・ジェンキンス(ミスター・タイリー)、ほか
映画「親愛なるきみへ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「親愛なるきみへ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
親愛なるきみへの予告編 動画
映画「親愛なるきみへ」解説
この解説記事には映画「親愛なるきみへ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
親愛なるきみへのネタバレあらすじ:起
陸軍の特殊部隊に所属しているジョン(チャニング・テイタム)は2週間の休暇をもらい実家に戻っていました。海でサーフィンをしていたジョン、同じく海にバーベキューをしにきていたサヴァナ(アマンダ・サイフリッド)が海に落とした荷物を拾ってあげた事がきっかけで、二人は出会います。
サヴァナの友人のランディ(スコット・ポーター)が良い顔をしませんでしたが、二人は仲良くなり食事の約束をし、すぐに会おうと話して別れました。
翌日、二人は食事に出かけます。自閉症のジョンの父親とも普段どおりに仲良く接したサヴァナと、とても楽しい時間を過ごします。その後もジョンとサヴァナはジョンの休暇が終わるまで一緒に過ごします。
休暇が終わりに近づき、寂しがるサヴァナにジョンは、1年待てば除隊して戻ってくると約束しました。その後、ジョンの父親に対するサヴァナの言葉がきっかけで怒り、荒れくれてしまったジョン。頭を冷やした後、サヴァナに会いに行き、その後仲直りできました。
親愛なるきみへのネタバレあらすじ:承
任地に戻ったジョン。ジョンの唯一の楽しみはサヴァナに手紙を書き、彼女からの返事を待つ事でした。除隊になる日を心待ちにしていたジョン。しかしある日、911のテロが起き、ジョンの所属する部隊の任期の延長が求められました。
ジョンはどうするか迷ってしまいます。2日の休暇をもらったジョンは、サヴァナの両親に会うためにパーティーに参加します。幸い両親とも良好な関係を築けそうなジョンでしたが、周りが任期の延長の話を持ちかけたために、その事をサヴァナに知られてしまいました。
この時には任期の延長を決めていたジョン、サヴァナは約束を守ってくれなかった事に顔を曇らせ悲しみます。
その後、任地に戻ったジョンはいつものように手紙を送りますが、返事は来ませんでした。電話をしてもサヴァナは出てくれません。
親愛なるきみへのネタバレあらすじ:転
それから随分経って、サヴァナから手紙の返事が返ってきます。そこにはサヴァナが別の男性と婚約したことが書かれていました。ショックを受けたジョンは、これまでサヴァナからもらった手紙を全て破り捨てて、今まで以上に任務に没頭する事を決意します。
その後、任務中に銃撃を受けて入院したジョンでしたが、さらなるキャリアを積みたいからと、傷の癒えきらない内に再び戦地に戻っていきました。
ジョンの父親が脳卒中で倒れたとの知らせが入り、ジョンは地元に帰ってきます。ジョンの願い虚しく父親は帰らぬ人になってしまいました。父親の葬儀後、ジョンはサヴァナがやっているサマーキャンプ場に向かい、久しぶりにサヴァナと再会します。
お金が底をつきサマーキャンプを続けることが出来ないとサヴァナは話します。ジョンは置いてあった結婚式の写真を見て、サヴァナが幼なじみのティム(ヘンリー・トーマス)と結婚したことを知ります。
親愛なるきみへの結末
彼女が結婚に至った理由はこうでした。サヴァナは癌を患ってしまったティムと、自閉症を患っていたアランをどうしても放って置く事ができず、ジョンが離れた寂しさも相まってティムと結婚したのです。
一通り話を聞いたジョンは、すぐに会おうではなく、さようならと告げて去っていきました。
ジョンは父親が遺したコインを、思い出のコイン以外は全て売り、そのお金を匿名でサヴァナに送りました。匿名で送られてきたお金のおかげで、できる限りの治療を受けることができ、自宅へ帰ることも出来ました。そしてティムはしばらくして息を引き取ります。
その後、サヴァナはジョンに手紙を書くことにしました。手紙にはティムの事や匿名のお金の事が書かれていて、最後にはどれだけ時が過ぎても変わらない物がある、また会いましょうと書かれていました。二人は再会を果たすのでした。
以上、映画「親愛なるきみへ」のあらすじと結末でした。
兵役に服する孤独な青年と友人に囲まれ明るく美しいお金持ちの女子大生の海辺での出会いから始まる恋。明るい未来があったはずなのにいつか引き裂かれてしまう二人。サヴァナのティムとの結婚はあまり納得がいかなかったが、最後には結ばれる結末にグッときました。何よりチャニング・テイタムの寂しげな風貌と若者らしい素敵な肉体が魅力的。試練を経て再び出会う二人は、成長して大人の恋愛をもう一度始めるのでしょう。ハッピイエンドは良いですね。