映画「デビルマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デビルマンの紹介：2004年日本映画。デーモンたちに占領され始めた地球で、半分人間の心を持ったデーモン『デビルマン』になった高校生の明が、周りの大事な家族や恋人を失いながら、親友であり、デーモンの了に戦いに挑むという永井豪の大人気漫画『デビルマン』の実写版映画です。フルに活用されたCGにより、壮大なアニメの世界をリアルに再現しています。
監督：那須博之 出演者：伊崎央登（不動明 / デビルマン）、伊崎右典（飛鳥了 / サタン）、酒井彩名（牧村美樹）、宇崎竜童（牧村啓介）、阿木燿子（牧村恵美）ほか
この解説記事には映画「デビルマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
幼い頃から親友だった不動明と飛鳥了、二人は高校に入っても親友でした。明は数年前に両親を亡くし、今では同級生の美樹の家で家族同様の生活をしていました。何でも一番の了の事を明はいつも羨ましく思い、慕いあこがれていました。
ある日、学校で不良達に、了の事で明は暴行されました。すると同じ教室の牛久が不良達に、明に手を出したら了が仕返しに来ると言って、自分の切断されかかった指を見せました。牛久はかつて明をいじめた仕返しに、了に植木ばさみで指を切断されそうになりました。それを助けたのが明でした。今回も了が誰にやられた？と聞きますが明は仕返しをさせませんでした。
突然、了が明に自分の父が死んだと言って、ある場所を案内しました。そこは研究所でした。了の父親は研究中にデーモンを復活させてしまい、所員たちも含め、デーモンに体を食われて取りこまれたと言っていました。現場に着くと了はすでにデーモンに合体されていると言い、やがて明にデーモンが迫り、合体しました。しかし明は半分人間の心が残るデビルマンになりました。
牧村家では明の誕生日パーティが開かれ、プレゼントとして明はバイクをもらいました。明は美樹をバイクに乗せ海岸線をデートしました。学校では3人組の不良達が仕返しに来ない了を取り囲みました。すると明が割って入り、素早い動きで3人を倒しました。明らかに今までの明ではありませんでした。
夜、一人で部屋に居る明は、戦いたくて仕方がない衝動に駆られました。すると女デーモン『シレーヌ』が飛んできました。シレーヌは明の事を『アモン』と呼びました。二人は戦い、形勢不利の明から変身したデビルマンがとどめを刺そうとしていました。この時救ったのが了でした。傷ついた体で部屋に帰ってきた明を待っていたのは美樹でした。そして二人はキスをし、抱き合いました。
そのころ街では、デーモンたちが人間を襲い、デーモンを増殖していました。牛久も街でデーモンに集団で食われ、顔だけデーモンに張り付いていました。そのデーモンを倒した明は、人類を全滅させようとしてるのはサタンであることを知りました。
学校ではいじめられっこの川本巳依子がデーモンになっていました。馬鹿にする同級生の前で半分変身し、逃げ出しました。これを見た明は、川本は自分と同じように半分人間であることを知りました。やがて川本はデーモンになった両親から救った少年のススムと行動を共にするようになりました。
政府はデーモン討伐部隊を編成し、デーモンと疑わしき人間を次々と捕え始めました。そして人間VSデーモンの戦争状態になりますが、実際は人間が疑わしき人間を狩るという、人間狩りになっていました。川本とススムをかくまっていた牧村家では、迫りくる自警団に備え、二人を逃亡させました。
やがて自警団が乗り込んできて、デーモンを出さないと全員殺すと言い出しました。明は自分がデーモンだと言って身をささげました。明は銃殺刑にされますが、死にませんでした。今度は近所の通報で再び牧村家に自警団がやって来ました。両親は殺され、美樹は2階で首を切り取られました。
逃亡中の川本はデーモン討伐部隊を倒しながら、戦争で廃墟となった街を彷徨っていました。牧村家に帰ってきた明でしたが、殺された両親を見つけ、2階では美樹の首を見つけました。明は美樹の首を持って教会へ行き、祭壇に美紀の首を置き、泣きました。教会に了がやってきました。そして了は昔からデーモンであったことを明かしました。更に自分はサタンだといい、変身しました。了もデビルマンに変身し、二人の最終決戦が始まりました。
無数のデーモンを従えるサタンにデビルマンは空中戦を挑みました。死闘の末、人間の姿に戻った二人は海岸にいました。オレはもうだめだと言う明の体は上半身しかありませんでした。了がオレもすぐ行くから待ってろと言うと、明は静かに眠りにつきました。完全に荒廃した瓦礫の街に、川本とススムは生きていました。
以上、映画「デビルマン」のあらすじと結末でした。
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