欲望の帝国 女優ディディの告白の紹介:2010年スペイン映画。女優を夢見てスペインからアメリカに渡ったヒロインが、挫折と駆け引きの末に平穏な生活と引き換えに大女優としての成功を掴むまでを描く。
監督:ビガス・ルナ 出演:エルサ・パタキ、ピーター・コヨーテ、ポール・シュルフォー、ジョヴァンナ・ザカリアス、ルイス・アチャ、フローラ・マルティネス、ジャン=マリー・ホアン、ベン・テンプル、ほか
映画「欲望の帝国 女優ディディの告白」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「欲望の帝国 女優ディディの告白」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「欲望の帝国 女優ディディの告白」解説
この解説記事には映画「欲望の帝国 女優ディディの告白」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
欲望の帝国 女優ディディの告白のネタバレあらすじ:夢を目指して
女優志願のディアナはマドリッドの酒場で働いていたが、夢を実現させるためマイアミに渡る。数々のオーディションや売り込みに奔走するがうまくいかず、やがて資金も底をつき宿も追い出される。途方にくれている時、同郷の女性ノラに助けられる。ある時ディアナはオーディション会場で監督志望のロベルに出会い、2人は恋に落ちる。職場をクビになったことをきっかけにディアナとノラはロベルの住むLAに移り住むことにする。
欲望の帝国 女優ディディの告白のネタバレあらすじ:失った愛
ロベルと暮らし始めたディアナは彼の友人で俳優のアルドに紹介され、アルドの口利きでドラマへの出演が決まる。しかしディアナはアルドと関係をもってしまい、そのことを知ったロベルは激怒してディアナを追い出す。行き場を失ったディアナはノラの部屋を訪ね、失意の日々を過ごしていたが、見かねたノラの叱咤激励によってディアナは再び女優への足がかりを得ようと活動を始める。
欲望の帝国 女優ディディの告白のネタバレあらすじ:女優ディディ誕生
なんとかエージェントが決まったディアナだったが、まず初めに彼女に与えられた仕事は、芸能界に影響力をもつ金持ちの相手だった。倒錯した性のはけ口にされながら屈辱に耐え、その甲斐あって徐々にグラビアなどの仕事が入るようになったディアナは、ある時大物俳優を扱うエージェントのマイケルの目にとまる。マイケルはディアナに“ディディ”という芸名を付け、新作映画のヒロインに抜擢する。しかしその条件として、映画の宣伝のために相手役の俳優スティーブとプライベートでの恋愛を偽装することを要求されたディアナは、最初は拒否したものの、マイケルに説得されて条件を飲む。映画は成功し、マイケルの思惑通りその後も次々と作品に出演し、ディアナは有名女優となっていった。
欲望の帝国 女優ディディの告白のネタバレあらすじ:なくしたものの大きさ
ある時、撮影の予定が変更になって自宅へ戻ったディアナは、そこでスティーブが男を相手に情事に耽る姿を目撃してショックを受け、マイケルにスペインへ戻ると言うが、彼からは仕事に穴を開けるなと一喝される。彼女は成功と引き換えに大切なものを失ったことに耐えられなくなっていった。
そんな中、新作映画のプレミアをスペインで行うことになり、ディアナに会いに友人マリアがホテルまでやってくるが、取材が長引いて2人は会うことができなかった。怒ったマリアは酒に酔った状態でホテルを後にし、帰り道で事故に遭い帰らぬ人となる。
欲望の帝国 女優ディディの告白の結末:成功の光と影
マリアの事故死にショックを受けたディアナは、プレミアへの参加を拒否するが、マイケルから説得され、暴れだしたい気持ちを抑えてプレミアに出席する。
そしてプレミアは大成功をおさめ、ディアナのセレブ女優としての地位は確実なものとなった。彼女はひとり会場を離れ、レッドカーペットを歩いていく。
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