ダイ・ハードの紹介:1988年アメリカ映画。ニューヨーク市警察の刑事ジョン・マクレーンがテロリストと戦う、ダイハードシリーズの第1作で、別居中の妻の職場を訪ねた際にテロリストの襲撃に巻き込まれたマクレーンは、ひとりテロリストに立ち向かいます。
監督:ジョン・マクティアナン 出演者:ブルース・ウィリス(ジョン・マクレーン)、アラン・リックマン(ハンス・グルーバー)、ボニー・ベデリア(ホリー・ジェネロ・マクレーン)、アレクサンダー・ゴドノフ(カール)、レジナルド・ヴェルジョンソン(アル・パウエル巡査)、ポール・グリーソン(ドゥエイン・T・ロビンソン)、ウィリアム・アザートン(リチャード・ソーンバーグ)、ハート・ボックナー(ハリー・エリス)、ジェームズ繁田(タカギ)、ほか
映画「ダイ・ハード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ダイ・ハード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ダイ・ハードの予告編 動画
映画「ダイ・ハード」解説
この解説記事には映画「ダイ・ハード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ダイハードのネタバレあらすじ:起
飛行機の中、一人の男が隣の席の男に声をかけます。隣の席に座っていた男の名前はジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)。ニューヨーク市警の刑事です。
飛行機が苦手で気分が優れない様子のジョンを見かねた男性は、飛行機を降りたら靴を脱いで裸足で絨毯の上で足を動かすようアドバイスをして、飛行機を降りて行きました。飛行機が着いたのはロサンゼルス。ロサンゼルスにはジョンの妻、ホリー(ボニー・ベデリア)と子供達が暮らしています。
日系の大企業ナカトミ商事で働くホリーは、出世してニューヨーク支部からここロサンゼルスに移っていたのですが、ジョンはそれを快く思っていません。手配されていた高級リムジンに乗り込み、運転手のアーガイル(デヴロー・ホワイト)と会話しながらも、ジョンはどこか浮かない顔です。
たどり着いたナカトミ商事の巨大なビルでは、華やかなパーティーが催されていました。中でも最近目覚ましい成果を挙げたホリーはパーティーの華。久しぶりの夫婦の会話も弾まないまま、控え室で一人、裸足のジョンはふて腐れていました。
ダイハードのネタバレあらすじ:承
そんな時、ハンス・グルーバー(アラン・リックマン)と名乗る男に率いられた武装集団に、ナカトミビルが占拠されてしまいました。
ハンス達は政治的な主張を持ったテロリストを装っていますが、それは捜査を撹乱するための方便です。彼等の本当の目的は、ナカトミビルに保管されている6億4千万ドルの無記名債券です。金庫のセキュリティロックの解除を拒否した社長を殺害し、一味のハッカーに金庫の解除を急がせます。
社長が殺されたと知ってパニックになりかける社員たちを、責任者として冷静になだめ、救助を待つホリー。しかし人質達を恐怖で制圧し、計画は万全と思われた一味の目の前にメンバーのトニー(アンドレアス・ウィズニュースキー)の死体が。
ビルの中にいる敵の存在に色めき立つ一味。特にトニーの兄カール(アレクサンダー・ゴドノフ)は怒り狂います。もちろんトニーを殺したのはジョンですが、一方でジョンは警察や消防に何とか状況を知らせようとしているのですが、なかなか上手くいきません。
ようやく「一応、様子を見に」やって来たロス市警のアル・パウエル巡査部長(レジナルド・ヴェルジョンソン)のパトカーに、一味の死体が落ちてきたこと、更に犯人達がアルのパトカーを銃撃したことで、ナカトミビルの中で異常な事態が起こっていることが外部に知られるに至りました。
以降、ジョンとアルは無線で連絡を取り合い、顔も見たことのない間柄ながら、不思議な友情を育んでいきます。
ダイハードのネタバレあらすじ:転
ナカトミビルの周りは規制線が張られ、物々しい雰囲気に。警察無線を傍受したマスコミも駆けつけ、ビルは完全に包囲されました。そんな中でハンスとジョンが無線を通じて顔を会わせないまま、宣戦布告し合います。
ジョンは一味との戦いを続け、一人一人メンバーを倒し、ついにはワンフロアごと爆薬で吹き飛ばして、ハンスの度肝を抜きます。
一方で、警察は安易な突入作戦で返り討ちに遭うなど、一味に踊らされ混乱状態のままハンスとの交渉が始まりました。あくまで政治的な要求を打ち出すハンスに、警察は彼らが強盗ではなくテロリストだと思い込みます。さらにはジョンの素性がハンスにばれ、そのやり取りを傍受したマスコミにも、ジョンとホリーの事が知られてしまいました。
現場の指揮は市警からFBIに移り、いよいよ事態は緊迫。
その頃、ジョンの説得に失敗した社員を殺したハンスは、仕掛けた爆薬の様子を見に出たところでジョンと鉢合わせます。逃げ出した人質の振りをしてジョンに近づくハンスに、ジョンは護身用にと銃を渡します。
ハンスは背中を向けたジョンを撃ちましたが、ピストルの弾は抜かれていました。ジョンも彼に不信感を抱いていたのでした。撃ち合いの末、裸足が災いして割れたガラス片で足を痛めたジョン。無線でアルと家族の話をしながら刺さったガラス片を抜きます。
ダイハードの結末
FBIの要請で周囲が停電になったことで金庫のロックが解除され、一味は債券を手に入れました。彼らの計画達成は目前です。
人質達を屋上に集める一味。自分達の逃走用として準備させたヘリも屋上への着陸を準備しています。しかし彼等の本当の計画は、屋上をヘリや人質ごと爆破して、現場を混乱状態にして、その隙に逃げるというものでした。
それを知ったジョンは何とか人質を逃がし、火災用ホースを体に巻いて飛び下り、間一髪屋上の爆発から逃れます。一味のハッカーは債券を車に積んで逃げようとしてアーガイルに阻止されました。
ついにジョンとハンスが対峙する時が来ました。報道によりホリーがジョンの妻であることを知ったハンスは、ホリーを盾にジョンに銃を捨てさせました。しかし背中に銃を隠していたジョンはハンスを撃ちます。ビルの高層階から落ちそうになるハンスはホリーを道連れにしようとしましたが、ジョンの手によって一人墜落し、地面に叩きつけられました。
寄り添ってビルを出たジョンとホリー。そして、一目でジョンとアルはお互いを認め合い、抱きあいました。と、その時、死んだと思われて運び出されて来たカールが起き上がりジョンを撃とうとしました。しかしそれより一瞬早く銃を抜き、カールを打ち倒したのは、過去のトラウマから銃を撃てなくなっていたアルでした。
無神経にマイクを向けてきたリポーターをホリーが殴り倒し、二人はアーガイルのリムジンに乗り込み、去って行きました。
以上、映画「ダイ・ハード」のあらすじと結末でした。
「ダイ・ハード」感想・レビュー
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この映画を面白くしているのは超高層ビルという閉鎖空間を舞台にしていることが挙げられます。限られた空間でいかにして戦い状況を打破するかという工夫が、観ている人を飽きさせずドキドキワクワクさせる要因となっています。さらに、主人公と犯人がお互いに顔も素性も知らないことで緊張感が増しています。そんな期待と緊張を打ち破るスリリングなアクションが必見の作品です。
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ロサンゼルスのビジネスセンターに落成した巨大なビルが、テロリストに乗っ取られた。
彼らが狙うのは、6億ドルの巨額の債権。外部と完全に遮断された、このビルの一室に、刑事が一人残っていた。
彼は、ロサンゼルスならぬ、ニューヨークの刑事。たった一人の刑事と13人のテロリストの凄絶な戦い。
場所が閉ざされたビルの内部ということと、全てがコンピュータ仕掛けで、おいそれと動きがとれないスリル。ブルース・ウィリス扮する刑事のアクションは、誠に凄絶で、我々観る者をグングン引き込んでいく。
このビルが日系資本のものであるという皮肉や、離婚を目の前にした、単身赴任の刑事という設定などが、いかにも現代的でリアリティーを感じさせる。
監督は「プレデター」のジョン・マクティアナン。
全てが解決したと思わせておいて、次から次へとショッキングなアクションのつるべ打ち。
かなり荒っぽい演出だが、存分に満腹感を味わわせてくれる。外部から協力したロサンゼルス警察のサージェントが黒人で、ラストでがっちり握手するあたりも、観客層を意識した演出でニヤリとさせられる。
運のない男の名はブルース・ウィルス演じるジョン・マクレーン刑事はロサンゼルスで、働いている別居中の奥さんのホリーに会いに行きます。会社の中ではクリスマスパーティーをしていて、ロサンゼルスの盛り上がり方に苦笑いしながらホリーの部屋に向かい、これからの過ごし方を話している最中にハンスとそのテロリスト集団がビルを占拠し、人質になるホリーと同僚達。マクレーンが応援なんとか呼びつけ、警察やFBIに連絡するがFBIに主権を取られ、マニュアル通りの戦法を使ってテロリスト集団を排除しようとするが、そんな戦法をお見通しのハンスは、街の電気を切るのを待っていた。その最中にテロリスト集団と戦っていたマクレーンは、ロサンゼルス警察の一人の警官と連絡を取りながら、嫌な予感を感じながらもテロリスト集団が債券を狙っていたのを知っていたマクレーンは、電気を切ることを知り、やっと債券を奪取の仕方が分かったマクレーンを阻止しようと奮闘、同僚達を救出するがホリーの姿なく、同僚に聞くと人質に取られていることを知る。ハンスはマクレーンの奥さんがホリーであることを知っていて、人質として自分の近くに置いていた。ズタボロのマクレーンとハンスの対決は割とあっさりしているけど、良いハッピーエンドです。