ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの紹介:2022年アメリカ映画。元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の魔術で“マルチバース”と呼ばれるパラレルワールドに通ずる謎の扉を開けてしまう。マルチバースから新たな脅威が人類に迫る中で、ストレンジの前に立ちはだかるのは最凶の魔術を操るもう一人の自分だった。2016年製作の『ドクター・ストレンジ』の続編でシリーズとして2作目、また「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」として28作目の作品。
監督:サム・ライミ 出演:ベネディクト・カンバーバッチ(ドクター・ストレンジ/スティーヴン)、エリザベス・オルセン(ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ)、ベネディクト・ウォン(ウォン)、レイチェル・マクアダムス(クリスティーン・パーマー)、キウェテル・イジョフォー(バロン・モルド)、ソーチー・ゴメス(アメリカ・チャベス)、トミー・マキシモフ(ジェット・クライン)、ビリー・マキシモフ(ジュリアン・ヒルヤード)ほか
映画「ドクター・ストレンジ / マルチバースオブマッドネス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドクター・ストレンジ / マルチバースオブマッドネス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドクター・ストレンジ / マルチバースオブマッドネス」解説
この解説記事には映画「ドクター・ストレンジ / マルチバースオブマッドネス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのネタバレあらすじ:起
ドクター・スティーヴン・ストレンジが『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で禁断の呪文を使いマルチバースへと接続してから、5カ月が経ったある日の夜、恐ろしい夢にうなされていました。
夢の中のストレンジは奇妙な世界で怪物と戦い、ひとりの少女を守っていました。窮地に立ち少女を犠牲にして怪物を倒そうとしますが、致命傷を負わされてしまうところで夢から覚めたのでした。
その日はかつての恋人クリスティーンの結婚式でした。友人として参加していたストレンジでしたが、突如現れたひと目の怪物ガルガントスが街を破壊し少女を襲っていました。ストレンジは駆け付けた“ソーサラー・スプリーム”と呼ばれる至高の魔術師ウォンと協力してガルガントスを倒し、少女を助けます。
彼女の名前はアメリカ・チャベス。ストレンジが昨夜夢で見た少女でした。彼女は自らが持つマルチバースを移動できる能力を狙って追われていると打ち明けました。別次元のストレンジの遺体を見せられたストレンジとウォンは彼女の話を信じ、カマー・タージで保護することにしました。
ストレンジは「ヴィシャンティの書」とその対にある「ダークホールドの書」、そしてマルチバースについて話を聞くためにワンダのもとを訪ねました。
しかし、ワンダに違和感を覚えたストレンジ。次の瞬間、景色は朽ちルーン文字の結界に取り囲まれてしまいます。ワンダはチャベスを渡さないとカマー・タージにいる魔術師たちを皆殺しにすると脅しました。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのネタバレあらすじ:承
ストレンジはウォンと共にカマー・タージの防衛準備に取り掛かりました。しかし、チャベスを追って飛んできたワンダはカマー・タージの魔術師たちを次々に殺し始めます。ストレンジはチャベスと共に別のユニバースへと避難しました。
この世界のストレンジは自らの命と引き換えにサノスを倒した英雄とされていました。亡きストレンジに代わってサンクタムでマスターの座を継承していたのは、元カマー・タージの魔術師にして今や魔術師を狩る敵となったバロン・モルド。彼はストレンジを友と呼んで迎え入れ、2人にお茶を振る舞いましたが、お茶には毒が入っており2人は意識をなくしてしまいました。
目を覚ました2人はイルミナティが所有する施設に閉じ込められていました。この檻はクリスティーンによって厳重に管理されていました。
イルミナティのメンバーは、ソーサラー・スプリームになったモルド、“ファースト・アベンジャー”ことキャプテン・カーター、インヒューマンズの王ブラックボルト、キャプテン・マーベル、ファンタスティック4のリーダーのミスター・ファンタスティック、そしてプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの6人。
彼らはこのユニバースでヒーロ―とされているストレンジの本当の姿を聞かせました。彼らの話によるとこの世界のストレンジはダークホールドの書に手を出し、別の宇宙を消滅させていたのでした。
一方、ワンダはカマー・タージの生存者にダークホールドの書を破壊され怒り狂いました。しかしウォンがダークホールドの書はコピーであり、オリジナルはワンダゴア山に刻まれていることを知らせます。カマー・タージの数少ない生き残りの命を助けるためにウォンはワンダを山へ連れていくことにしました。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのネタバレあらすじ:転
イルミナティはストレンジの処刑を議論していました。するとそこへワンダゴア山から次元を超えて乗り移ったワンダがチャベスを追って襲来しました。イルミナティたちが立ち向かいますが、ワンダは圧倒的な強さで彼らを一蹴。成すすべはありませんでした。
一瞬の隙をつきストレンジとチャベスはクリスティーンの手引きで地下へ逃げ込みました。そこにはあったのはユニバースを行き来できる不思議な扉。その先にはヴィシャンティの書があり、ストレンジはそれを手に入れ脱出を試みようとしました。ところが、ワンダが再び現れチャベスは捕らわれてしまいます。
別のユニバースへ飛ばされたストレンジ。そこは黒魔術によって荒廃した世界でした。そこにたったひとりで住む主は、ダークホールドによって闇落ちした三つ目のストレンジ。すぐに闘いが始まり、ストレンジは三つ目のストレンジを倒すことができましたが、チャベスのいない中で元の世界に戻ることができません。
そこで駆け付けたクリスティーンの協力を得て、別次元のストレンジ自らの遺体に魂を移す黒魔術“ドリームウォーク”を実行しました。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの結末
自らの遺体を操ってワンダゴア山にいるワンダと対峙するストレンジ。捕らえられたチャベスはワンダに能力を奪われかけていました。自らの力をコントロールすることのできなかったチャベスでしたが、ストレンジは彼女の能力を信じていました。
ストレンジの想いはチャベスに伝わり、彼女が覚醒。自在にポータルを開けるようになり、ワンダを力いっぱい殴り飛ばし別のユニバースへ送りました。
ワンダが行きついたのは、自分自身が2人の息子トミーとビリーと幸せに暮らす世界でした。その世界のワンダは子供たちを守るために、スカーレット・ウィッチと化したワンダと戦います。
しかし、スカーレット・ウィッチに怯え泣き出す子供たちを見て、自分の行いが間違っていることに気付いたワンダ。ワンダゴア山へ戻り、山ごと破壊することによって自らの力と城を封印しました。
こうして戦いは終わり、チャベスはこの世界に残ってカマー・タージで魔術師たちの仲間入りをしました。
ストレンジはクリスティーンに別れを告げて、元の世界のニューヨークに戻りました。
ある日のこと。街を歩くストレンジが突然痛みに襲われ倒れてしまいます。その額には第3の目が開いていました。
以上、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のあらすじと結末でした。
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