ドンファンの紹介:1995年アメリカ映画。自分の事をドンファンと呼び、1000人以上の女性と関係を持ったいう若者が、飛び降り自殺をしようとしていました。説得に向かったのは精神科医のジャックでした。自殺を止め、自分の病院に入院させたジャックがドンファンの話を聞くうち、自分がドンファンに引き込まれていくのがわかり…という内容の、マーロン・ブランドとジョニー・デップの共演するコメディロマンス映画です。
監督:ジェレミー・レビン 出演者:マーロン・ブランド(ジャック・ミックラー)、ジョニー・デップ(ドンファン・デマルコ)、フェイ・ダナウェイ(マリリン・ミックラー)、ジェラルディン・ペラス(ドンナ・アナ)、ボブ・デイシー(ポール院長)、タリサ・ソト(ドンナ・フリア)ほか
映画「ドンファン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドンファン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドンファンの予告編 動画
映画「ドンファン」解説
この解説記事には映画「ドンファン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドンファンのネタバレあらすじ:起
ドンファン・デマルコ(ジョニー・デップ)は1000人以上の女性を愛した21歳の若者。しかし唯一”もの”にできなかった女性ドンナ・アナ(ジェラルディン・ペラス)の事を悔やみ、死のうと考えていました。ただその前に、レストランで彼氏を待つ美女に声をかけ、話術とそぶりで魅了したドンファンは、その美女とベッドインし、愛を捧げたのち、別れを告げ、大きな広告看板の上から飛び降り自殺しようとしていました。
中世の騎士のスタイルで仮面をつけたドンファンを見て、精神科医のジャック(マーロン・ブランド)が説得に送られました。ジャックは自分を同じ中世のドン・オクタビオと名乗り、ドンファンと同じ目線で話しました。するとドンファンは死ぬのをやめ、ジャックの勤める病院に送られました。
病院のミーティングで、虚言症で妄想癖があるドンファンに対し、院長のポールはビルを主治医にしようとしますが、10日後に退社するジャックが「自分がやりたい」と申し出ました。しかしポールは「退社後の事を考えろ」とビルに任せました。しかしビルはドンファンの話術とそぶりに洗脳されたようになり、対応できなくなりました。
そしてドンファンは「オクタビオを呼べ」と言い、ジャックが主治医になりました。そのジャックはドンファンと話した日から、自宅で妄想にふけるようになり、妻のマリリンの言葉も耳に入らなくなっていました。
ドンファンのネタバレあらすじ:承
ドンファンは薬を飲めと言うジャックに対し、「自分の話を信じたら飲もう」と言い、自分の生い立ちを話し始めました。
製薬会社の営業をする父がメキシコの田舎に渡り、母を見て一目ぼれしました。二人は一日中踊り結婚し、その後ドンファンが生まれました。乳児期のドンファンは母の裸体を見つめていました。少年時代も女の子にしか興味がなく、12歳で近所の女性の下着姿を見て興奮を覚えました。
真剣に話を聞くジャックはドンファンに呑み込まれるように引き込まれました。気が付くとドンファンの周りはナースが集まり、病院側は大男のロッコを世話役にあてました。しかしロッコもドンファンの手玉にとられ、やがていなくなりました。
翌日もドンファンの話は続きました。
16歳になった時、父から剣を習い、23歳の人妻のフリア(タリサ・ソト)を家庭教師につけてもらいました。ドンファンはフリアに魅了され、いつも見つめていました。夫は50歳で、自宅を空ける日が多かった為、二人は愛し合うようになり、ドンファンはフリアの家に入りびたりでした。しかし突然帰ってきた夫に見つかり、ドンファンは逃げ出しました。フリアの夫はドンファンの母との不倫話の噂を自分で広げ、ドンファンの父親との決闘に発展しました。父が気を抜いた時、剣で刺され殺されました。するとドンファンが剣を抜き、戦い始めました。母が「二人とも失いたくない」と叫ぶと、ドンファンはフリアの夫を殺しました。
夫が死んだことでで母は修道女になり、ドンファンは中東へと売られました。これを期にドンファンは仮面をつけるようになったと言いました。
ドンファンのネタバレあらすじ:転
ジャックは話の裏付けをとるため、ドンファンの祖母に会いました。するとアメリカで生まれ育ち、メキシコには行っていないし、母の浮気が原因で父が事故死し、責任を感じた母が修道女になったと言いました。ドンファンのフラれたアナという女性は、ポスターのモデルの女性だという事もわかりました。
その話をドンファンにすると、それで退院できるなら、その通りの話をしようと言いました。ドンファンの話は続きました。
中東では、複数の妻を持つ国王の王妃がSEX相手にドンファンを買っていたのでした。フリアしか愛せないと思っていたドンファンは、王妃とのSEXで別の愛を知りました。そして1500人の女性のいるハーレムに案内され、すべての女性を愛しました。
自宅に帰ったジャックは、妻のマリリンの体を求めるようになりました。
ドンファンの母が病院にやって来ました。ジャックがドンファンの話は本当かを確認すると、母は「本当だ」と言いました。
中東を船で離れたドンファンは台風に遭い、遭難してエロス島に流れ着きました。ここにいたのが17歳のアナでした。お互い一目ぼれして結婚の約束をし、ドンファンがいなくなってもここでずっと待っていると言いました。お互い初体験だと思ったアナでしたが、ドンファンが正直に1502人の女性と経験したことを話すと、アナは怒っていなくなりました。
ドンファンの結末
そして、アナにフラれたドンファンは死のうと思ったのでした。ジャックはドンファンに、母親とフリアの夫の不倫話の真偽を聞きました。するとドンファンは怒り、「母は浮気はしていない」と言い切りました。するとジャックは「話を信じる」と言いました。そしてドンファンはジャックの差し出す薬を飲みました。
病院勤務が最終日になった前夜、ジャックはマリリンに「旅に出よう」と言いました。マリリンは「ずっと家にいたい」と言いました。しかしドンファンの影響を受けたジャックは、マリリンに心の声で話しました。二人は若い頃のように楽しく燃え上がりました。
勤務最終日に、ドンファンの最終判断をする審議官との面談がありました。ポール、ビル、ジャックが見守る中、ドンファンは筋書き通り、祖母の話した言葉をそのまま審議官に告げました。つまり父は母の浮気が原因で事故死、母は責任を感じ修道女になり、ドンファンはポスターの女性に恋し、電話番号を聞きつけ電話するも断られた事でフラれたと思い、死のうとした…という作り話を述べました。
すると審議官は「ドンファンは正常だ」と言い、「退院しなさい」と言いました。そしてドンファンの話を信じたジャックはマリリンとドンファンを連れ、飛行機でエロス島に向かいました。
ドンファンを一人にすると、ビーチに向かって歩きはじめました。するとアナが待っていました。ドンファンの話は本当だったのでした。この二人を見たジャックとマリリンは、恋人同士のようにはしゃぎ、抱き合うのでした。
以上、映画「ドンファン」のあらすじと結末でした。
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