ドント・ブリーズ2の紹介:2021年アメリカ映画。軽い気持ちで空き巣に入った若者が、元軍人の盲目老人に襲われるという恐怖体験を描いた前作の数年後の話を映画化したのが本作。前作とは少し違った趣の話に進んでいきますが老人の強さは健在、無敵の強さを今回も見せてくれます。
監督:ロド・サヤゲス 出演:スティーヴン・ラング(ノーマン・ノードストローム)、ブレンダン・セクストン三世(レイラン)、マデリン・グレイス(フェニックス)、クリスティアン・サギア(ラウル)、ほか
映画「ドント・ブリーズ2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドント・ブリーズ2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドント・ブリーズ2の予告編 動画
映画「ドント・ブリーズ2」解説
この解説記事には映画「ドント・ブリーズ2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドントブリーズ2のネタバレあらすじ:起
燃えさかる家の中から、1人の少女が命からがら逃げ出してきました。少女はやがて気を失い、倒れてしまいます。
8年の時が過ぎ、逃げ出した少女フェニックス(マデリン・グレイス)は盲目の退役軍人である父ノーマン(スティーヴン・ラング)と愛犬シャドーと暮らしていました。すでに妻と娘を過去に失っていたノーマンは、もうこれ以上家族を失いたくないと、フェニックスを学校に行かせず、厳しく管理していました。
同じく退役軍人のヘルナンデス。いつも物資を届けにやってきます。今回は特別に許可が出て、街に行くヘルナンデスに同行することになったフェニックス。内緒で火事のあった場所に連れて行ってもらいますが、途中で不審な男に絡まれてしまいます。
愛犬シャドーのおかげで助かったのですが、フェニックスの中には自由に過ごしたい思いが強くなっていきます。
その夜、ヘルナンデスは先程フェニックスに絡んだ男レイラン(ブレンダン・セクストン三世)に絡まれます。同じく退役軍人だと話すレイランを怪しく思うヘルナンデスでしたが、レイランの仲間によって殺されてしまいました。
さらに、レイランはシャドーを誘き寄せて殺し、シャドーを探しに出たノーマンがいない隙にフェニックスを捕らえるのでした。
ドントブリーズ2のネタバレあらすじ:承
シャドーが殺されているのを手探りで知ったノーマンは悲しみに堪え家に戻ると、フェニックスを捕らえた誘拐団の一人を攻撃し、フェニックスを助けました。
フェニックスを地下室に逃し、ノーマンは誘拐団の一人を殺害し、フェニックスを連れて逃げようとしますが、そこにレイランが現れます。ノーマンの秘密を知っていると話すレイラン。ノーマンは抵抗しようと抗いますが、捕まり拘束されてしまいます。
レイランはフェニックスに、8年前麻薬工場だった自宅が放火され、放火の罪を着せられ投獄されていた自分こそが父親で、ノーマンは生き倒れていたフェニックスを自分の娘のように育てただけの男だと話しました。
ノーマンは一度逃げ出して体制を整え、一度はフェニックスを助けますが、また見失ってしまうのでした。誘拐団の幹部ラウル(クリスティアン・サギア)が犬を放ちノーマンを探します。
レイランの話を聞いたフェニックスは、ノーマンもレイランも信じられず一人で逃げ出そうとしますが、ラウルに捕まってしまいます。
フェニックスを手に入れたレイランは、もう用はないとノーマンの家に火をつけて退散しました。燃えさかる家からノーマンは逃げ出しますが家もフェニックスも失い絶望してしまいます。
ドントブリーズ2のネタバレあらすじ:転
レイランのアジトで目を覚ましたフェニックス。そこで自分の本名は『タラ』で、姉妹などはいなかった事を知ります。そして過去の火事で死んだはずの母ジョセフィンと再会を果たし、素直に喜ぶフェニックス。
しかし、火事で心臓を悪くし、余命幾ばくも無い状態だと話すジョセフィンは、フェニックスに睡眠薬を飲ませて眠らせました。
実はレイランとジョセフィンには狙いがありました。フェニックスの心臓を移植し、自らは生き長らえようとするのです。そのためにフェニックスをずっと探していました。
レイランの部下であるラウルでしたが、娘を殺そうとするそのやり方に疑問が浮かび始めます。しかし、麻薬の精製ができるのはジョセフィンただ一人なので、ずっと黙っていました。
一方のノーマン、ラウルが放った犬がすっかり懐いてしまい、フェニックスを助けるべく、共にレイランのアジトに向かっていました。
心臓の手術が始まりますが、心臓にメスを入れるギリギリの所で停電が起こり、手術はストップ。レイランは部下にブレーカーを確認をさせにいきます。
すると部下はアジトに忍び込んでいたノーマンに殺害されてしまいました。部下の悲鳴でレイランはノーマンが侵入してきた事を悟ります。焦るレイランは、ラウルにノーマンを殺すよう命じ、自らはフェニックスとジョセフィンを別の場所へ移動させようとしました。
ドントブリーズ2の結末
次々にノーマンに部下が殺されていき、残るはラウル一人になってしまいました。ラウルは日頃レイランをよく思っていなかった事もあり、レイランを裏切りノーマンを殺さずレイランの居場所をノーマンに教えます。
部下の全滅を知ったレイランは焦って殺虫剤を撒いた事で、視界を防いでしまいます。そして闇雲に銃を乱発した事で、それがジョセフィンに当たってしまい、ジョセフィンは死んでしまいます。
いよいよレイランを追い詰めたノーマンは、レイランの両目を潰し視界を奪ってしまいました。ノーマンに助けられたフェニックスは、ノーマンに近づいていこうとしますが、ノーマンはそれを拒否します。自分が如何に汚れた道を通ってきたかフェニックスに告白し、2度と自分に近づくなと警告します。
フェニックスのためにそう告げたとはいえ、ショックを受けたノーマンは崩れ落ちます。そこにまだ生きていたレイランが現れてナイフでノーマンを刺し、止めを刺そうとしたところにフェニックスが現れ、レイランの息の根を止めました。
「絶対助ける!」フェニックスはノーマンの止まらない出血を止め、助けようとしますが「もう十分に救ってくれた」と告げ、ノーマンは死んでしまいました。
その後、フェニックスはかつてノーマンに通いたいと話しノーマンに反対されていた孤児院にたどり着きます。そして本名であるタラではなく、フェニックスとしてこれからも生きることを決めました。
エンドロール後
横たわるノーマンにすっかり懐いてしまった犬がやってきます。そしてノーマンの手を一生懸命舐めています。
以上、映画「ドント・ブリーズ2」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する