映画「スパイダー パニック！」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スパイダー パニック！の紹介：2002年アメリカ映画。ローランド・エメリッヒが製作総指揮に携わったB級モンスターパニックホラー映画で、化学物質により巨大化した大量のクモに立ち向かう田舎町の住民たちの戦いを描いています。ブレイクする前のスカーレット・ヨハンソンも出演しています。
監督：エロリー・エルカイエム 出演者：デヴィッド・アークエット（クリス・マコーミック）、カリ・ウーラー（サム・パーカー）、スコット・テラ（マイク・パーカー）、スカーレット・ヨハンソン（アシュリー・パーカー）、ダグ・E・ダグ（ハーラン）ほか
この解説記事には映画「スパイダー パニック！」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アメリカ・アリゾナ州の田舎町プロスパリティはかつて金山として栄えていましたが、今ではすっかり寂れていました。ある日、産業廃棄物の入ったドラム缶を積んだトラックが横転しかけ、誤ってドラム缶のひとつを池に落としてしまいました。池の近くには数百匹もの蜘蛛を飼っている蜘蛛マニアのジョシュア（トム・ヌーナン）の家があり、同じく大の蜘蛛好きな少年マイク・パーカー（スコット・テラ）は彼の家に入り浸っていました。ジョシュアは蜘蛛の餌として池付近からコオロギを採取しましたが、このコオロギは産業廃棄物で汚染されており、そうとも知らずにコオロギを蜘蛛に与えたところ蜘蛛たちは有害物質によって巨大化、ジョシュアを喰い殺して脱走しました。
町の女性保安官でマイクの母でもあるサム・パーカー（カリ・ウーラー）は、マイクがジョシュアの家に行くことを快く思っておらず、町の不良とつるんでいる反抗的な娘アシュリー（スカーレット・ヨハンソン）にも頭を悩ませていました。時を同じくして、サムの元恋人クリス・マコーミック（デヴィッド・アークエット）が10年ぶりにこの町に帰ってきました。クリスの亡き父はかつてこの町で炭鉱会社を営み、金鉱を探していたのですが見つからず、クリスは父の果たせなかった夢を叶えるために戻ってきたのです。そんな時、ジョシュアの家を脱走した巨大蜘蛛は次々と町の小動物を襲い始め、巨大蜘蛛を目撃してしまったマイクはクリスに助けられました。その頃、アシュリーはウェイド町長（レオン・リッピー）の義理の息子で不良仲間のブレット（マット・クズチリー）と付き合っていましたが、彼から強引に迫られた際に護身用のスタンガンで脅して去っていきました。憤慨したブレットらの前に巨大蜘蛛の群れが現れ、不良仲間たちが次々と捕まるなかブレットだけ何とか逃げ出しました。
クリスは伯母のグラディス（エイリーン・ライアン）の家に立ち寄ったところ、グラディスは既に巨大蜘蛛に連れ去られた後でした。クリスはサムに事情を伝えようとしたその時、彼らの前にも巨大蜘蛛が現れ、サムはショットガンで応戦しながら副保安官ピート・ウィリス（ピート・ウィリス）に電話で応援を求め、町の外にも増援要請しようとするも町の電話線が切られてしまっており連絡ができませんでした。そこでクリスやサムらは、町外れのトレーラーハウスで海賊ラジオのDJをしているハーラン（ダグ・E・ダグ）のもとへ向かい、ラジオを通じて町の人々にショッピングモールへ逃げ込むよう呼びかけました。
町は巨大蜘蛛により壊滅状態に追いやられ、生き残った人々はショッピングモールに逃げ込んで立て籠りました。周囲を取り囲んだ巨大蜘蛛のムレハシャッターを突破してモール内に突撃し、人々はモール内にある様々な道具を手に取り必死に抵抗しましたが多勢に無勢、クリスらはモールの地下に逃げ込むとそこは廃坑された金鉱と繋がっており、その先には巨大な蜘蛛の巣がありました。そこには蜘蛛によって捕らえられた人々が繭に包まれており、廃坑内部にガスが充満していることに気付いたクリスはサムたちに助け出された人々を連れて廃坑から脱出するよう指示すると、自分は取り残されたグラディスを助けるために巣に戻りました。無事にグラディスを救出したクリスはバイクで脱出、サムは廃坑内の電線に電気を流してガスに引火させ、巨大蜘蛛の群れは大爆発に巻き込まれて全滅しました。クリスは逃げる際に金鉱を発見しており、その後、町は金鉱によって再び活気を取り戻しました。
この映画の感想を投稿する