ガンズ・アンド・ストレンジャーの紹介:2012年アメリカ映画。麻薬取引現場を押さえる為、車で向かった4人の刑事でしたが、罠にはめられ銃撃を受け3人が射殺されます。生き残った男は、ギャング達を殺し、金を奪ってメキシコに入国しエルフロンテラスという町に入ります。しかしこの町は、よそ者を排除する習慣があり、誰一人水一杯すら飲ませてくれませんでした。そんな中、バーを経営するアナだけは男に飲み物を与え、男の手助けをしますが、町のギャング達や保安官が嫌がらせをはじめ…という内容の西部劇風アクション映画です。
監督:エドゥアルド・ロドリゲス 出演者:スコット・アドキンス(男)、クリスチャン・スレイター(ウエスト)、イヴェット・イエーツ(アナ)、ザハリー・バハロフ(保安官)ほか
映画「ガンズ・アンド・ストレンジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガンズ・アンド・ストレンジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガンズ・アンド・ストレンジャーの予告編 動画
映画「ガンズ・アンド・ストレンジャー」解説
この解説記事には映画「ガンズ・アンド・ストレンジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガンズアンドストレンジャーのネタバレあらすじ:起
男はメキシコ国境付近の砂漠で、タイヤがパンクした車を止めます。トランクを開けるとギャングのトルトゥガが負傷して縛られていました。男は警官でトルトゥガから金のは入ったバッグを奪っていました。アカプルコへ行きたいという男の言葉にトルトゥガは笑います。男は車を爆破し国境を越えます。
歩いていると、犬を虐待する男たちがいました。男は3人の男を殴り倒し犬を解放しますが、犬は男から離れず後を付いてきます。やがてエルフロンテラスという町に着いた男は、早速若い女のフラカにバッグを奪われます。フラカを追い、バッグを奪い返すと、ナイフとシャツをフラカから取りました。
男は水を飲むためレストランに入りますが、店員は誰も取り合ってくれず、水は飲めませんでした。次に男はバーに入ります。カウンターに店主のアナがいて、100ドル紙幣を出し「水をくれ」と言います。「偽札では水は出せない」と言うと、男は100ドル紙幣を上積みします。するとアナはコップに水を汲んで差し出しますが、「あんたはよそ者だから、飲んだら絶対下痢するよ」と言って脅かしました。
町にはクレブラがボスをするギャング団があります。フラカは仲間になりたくて盗みを働きますが、クレブラは人を殺さないと仲間に入れない主義でした。そのクレブラらを仕切っているのは保安官で、男に付いてきた犬を「よそ者はばい菌をまき散らす」と言いながら銃で撃っていました。
ガンズアンドストレンジャーのネタバレあらすじ:承
バスの待合所に行った男は「アカプルコ行きのバスは何時に出る?」と聞くと、受付の女性は「そんなバスはない」と言います。男がしつこく迫っても「バスはない!」としか言わず、男はそのままアナのバーに行きます。
大金を払って別の飲み物を飲んだ男は、アナに「今夜泊めてくれないか?」と言うと、「屋根裏ならいい」と言われます。案内された屋根裏は鉄格子があって、男はいつでも逃げ出せるように鍵のような金属で鉄格子をはずします。この日、男は同僚の刑事3人と麻薬取引の現場を押さえるために国境近くで待機していました。しかしギャング側から襲撃され、3人の刑事は殺され、銃撃戦の末、生き残った男はトルトゥガを人質にして逃げたのでした。
眠っているとアナが入って来て、バッグの中の大金を見つけ、バッグを窓から放り投げます。慌てた男は下に降りますが、再びフラカに盗まれます。フラカを追い詰めると、保安官とクレブラらに囲まれます。子分たちを叩きのめした男を見て、クレブラは「明日までにこの町から出て行け。バスは2時だ」と言って、バッグを返しました。
そのころ刑事のウエストは、銃撃戦のあった麻薬取引現場で、刑事の一人が金を奪って逃げていることを確認します。このヤマはウエストが指示したものでした。
そのころアナは男に「この町は、麻薬カルテルが取引の為に制圧した後、反論を唱えるモノたちを追い出し、残ったものには”よそものを入れない”という条件に金を与えていた」と言います。一方、ウエストは刑事のままではメキシコに入れないため、休暇を取りメキシコに向かっていました。
ガンズアンドストレンジャーのネタバレあらすじ:転
しつこいフラカがまたまた男のバッグを盗みます。男がフラカを捕まえた時、中の大金が見えます。フラカがクレブラに伝えると、クレブラは保安官に報告しました。保安官は「男を町から出すな。バス停を取り囲め」と命令します。バス停に向かう男は、クレブラの子分たちから銃撃を受けます。子分たちを全員殺すもののバスは出発していました。
失意で歩いていると、フラカがまたバッグを奪います。フラカを追いかけるとクレブラに追い込まれました。男はフラカに「バッグを捨てないと殺されるぞ」と言いますが、フラカは壁を登ろうとします。その時クレブラがフラカを狙いました。男はフラカのナイフをクレブラに投げつけます。弾がフラカに当たらなかったことで、クレブラは男に銃口を向けました。
その時アナがレンガでクレブラを殴り、男は助かりました。両腕に銃弾をくらった男は、屋根裏部屋でアナに手当てをしてもらいます。そして二人はそのまま愛し合いました。翌朝、アナにクレブラが「今夜12時までに町を出て行け」と言って店を撃ちはじめます。この様子を屋根裏部屋から見ていた男の背後に、銃を構えたウエストがいました。
ウエストは男を連れ下に降りて行くと、クレブラに「男を連れて帰る」と言いました。クレブラが「金を渡せ」と言うと、ウエストは「オレを殺しても、金を奪っても麻薬取締当局がやってくる。それでもいいのか?」と言います。クラブレが銃を降ろすと、アナがウエストに「この男は何をやったの?」と聞きます。ウエストは「麻薬取引の現場で銃撃戦になって、仲間の刑事を見殺しにして金を奪って逃げた刑事だ」と教えます。
ガンズアンドストレンジャーの結末
ウエストは男と金を持って保安官に会います。そして「この金はあんたのものだ」と言って保安官に返しました。保安官は「ご苦労」といって謝礼を渡し、「残りの金を届けてくれ」と頼みます。麻薬取引の銃撃事件は全てウエストが仕組んだもので、ウエストには正義感の強い男が邪魔でした。ウエストが立ち去ると、保安官は「よそ者をじっくり殺せ」と命じます。
クレブラが留置場に行くと、男は鉄格子をはずして逃げていました。男はウエストを見つけ車で追いかけます。そして国境の柵で止ったウエストの車に体当たりし、ウエストを射殺します。
町ではクレブラがアナの店を燃やしていました。周りの町民は誰一人助けようとしませんでした。そこへ保安官がやってきた「金を受け取っていればこんなことにはならなかった」とアナに言います。そしてクレブラがアナを殺そうとした時、男が町民に、紙幣を配りながらやって来ます。保安官がクレブラに「殺せ」と命じますが、町民に囲まれた男は狙えませんでした。
町民たちは男に群がります。金で買われた町民たちは、今度は男に金で買われました。クレブラらも銃を置き男の元へ行きます。男が残りの金を持って、アナの元に行くと保安官が銃を向けます。その時、付いてきた犬が保安官に噛みつき、その隙に男は保安官を撃ちます。町民は大喜びしました。
そしてフラカが自分を殺そうとしたクレブラを刺殺します。男がアナと抱き合っていると、保安官が起き上がり、今度はアナが保安官を刺殺します。町民は男に礼を言いました。男はアナに「店はどうする?」と聞くと、アナは「また建てる」と言い、バッグを見ます。男はバッグを町民に放り投げました。
やがて町は変わり、観光客が増えました。そしてアナの新しい店も観光客でにぎわい、カウンターで飲む男に「そろそろ名前を教えて」とアナが言いました。
以上、映画「ガンズ・アンド・ストレンジャー」のあらすじと結末でした。
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