映画「エバン・オールマイティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エバン・オールマイティの紹介：2007年アメリカ映画。ある日突然下院議員のエバンの前に現れた神からのお告げで箱船を作り、沢山の動物達と人々を救う事になる感動と笑いのコントラストも良く、箱舟の完成まじかではたくさんの動物や鳥たちも手伝いながら箱舟を作りあげる所はとても微笑ましい愛があふれた作品です。
監督：トム・シャドヤック 出演：スティーヴ・カレル（エバン・バクスター）、モーガン・フリーマン（神）、ローレン・グレアム（ジョーン・バクスター）、ジョン・グッドマン（ロング）、ワンダ・サイクス（リタ）、ジョン・マイケル・ヒギンズ（マーティ）、ほか
この解説記事には映画「エバン・オールマイティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
下院議員になったＴＶキャスターのエバン・バクスター（スティーヴ・カレル）は退職を前にして選挙活動の影像が流れ、キャスターとしての最後の仕事を終えました。エバンは家族で郊外の豪邸へ引越し、その夜、神にお礼とお願いをします。「僕は権力の座に就いたけど権力には大きな責任が伴います。」「神様お助け下さい、僕は世界を変えたい」と。
翌朝、目ざましは７時セットだったが6時14分に目ざましが鳴り、玄関前には謎の工具が届きますが住所も違うため間違いと思いそのまま出勤します。翌朝も６時14分に鳴る目覚まし、そして今日は大きな木材が配達され、問い合わせをしようとした時ＴＶから創世記6：14と放映されているのを見てあわてて木材の種類の確認に行くと材木の上に腰掛ける初老の男が座っていて自分は神（モーガン・フリーマン）で箱舟を作れと言います。自宅に戻ろうとして振り返ると神は消えていました。何かの間違いだと自分に言い聞かせながら車を運転、バックミラーにまたもや神の姿が現れそして仕事場でも神は出現します。帰宅したエバンはノアの箱舟についてネットで検索しますが全てがストレスのせいだと思いこませパソコンを閉じます。翌朝出勤途中彼の進む道のあちらこちらに動物や鳥が現われ車から降りると取り囲まれ執務室の中もあっという間に鳥だらけになります。途方にくれるエバンは神に「なぜ僕を選んだ」すると神は「”世界を変えたい”と、私もだ」「”愛とリスペクトの行為”が世界を変える」そう言って”箱舟作り入門”の本を手渡します。
その後エバンの身体にも変化が現れ髭はいくら剃っても直ぐに生えて髪もボサボサになりノアに近づいて行きます。仕事に行くと委員長の執務室に呼ばれ水槽の前に座ると熱帯魚がエバンの方向に寄ってくるのをなんとか引き離そうと委員長の話は耳に入らず水槽を叩く、餌を巻くなど何をしても離れずまったく集中出来ない状態です。一方箱舟造りは子供達と共に進みます。その内神が置いていったローブを着るとエバンはそのローブを心地よく感じます。夫の様子がどんどんおかしくなって行くのを心配した妻に問い詰められたエバンは神との出来事を正直に話します。委員会開催中に又してもエバンの周りに動物達が集まり、エバンは9月22日正午に洪水が起きると神からお告げがあった事を皆の前で話します。その状況をＴＶ中継で見ていた妻は子供達を連れて家を出て行きますが途中のレストランで神に諭された妻はエバンの元に戻ります。それからは動物達も手伝い箱舟作りが猛スピードで進み9月22日当日に完成しエバンの号令と共に早速動物達が乗り込みます。
エバンを尋ねて秘書のリタ達がやってきます。ロングダムには欠陥があり委員長のロング議員が不正を行なったというのです。そして間もなく洪水が来ようとする9月22日正午箱舟が取り壊されようとしたその時雨が降り出すが直ぐに止み周囲からからかわれますがエバンは先ほど秘書達から聞いた事で洪水はロングダムの決壊から起きるものであると確信します。船からロングダムを見たエバンは危険を察知した後すぐにロングダムは決壊、洪水が起こりそこに居た人たちも箱舟に乗り込み難を逃れます。あっという間に周りは海の様になり船は濁流の中を揺れながら町の中を通り議事堂で止まります。そうしてエバンは沢山の動物達と人々を救い出しました。空には穏かに虹がかかります。エバンの前に神が現れ世界を変えたと言う。「家族と過ごして皆を笑顔にした」世界を変えるには”愛（A）とリスペクト（R）の行為（K）”、箱舟（ARK）。ちょっとした神のジョークでもあったのです。神が去った後そこには白い鳥が、白い鳥は大空に向かって羽ばたいていきました。
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