エバー・アフターの紹介：1998年アメリカ映画。グリム童話の「シンデレラ」のヒロインを強く、賢い女性にアレンジしたラブストーリー。虐げられながらも時に反撃に出るドリュー版シンデレラは新鮮。
監督 ：アンディ・テナント 出演：ドリュー・バリモア（ダニエル“シンデレラ”）、アンジェリカ・ヒューストン（継母ロドミラ）、ダグレイ・スコット（ヘンリー王子）、ジャンヌ・モロー（貴婦人“陛下”）ほか
映画「エバー・アフター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エバー・アフター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「エバー・アフター」解説
この解説記事には映画「エバー・アフター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エバー・アフターのネタバレあらすじ：新しい母と姉
16世紀のフランス。やさしい父オーギュストと２人で暮らしていた少女ダニエルはある時、父が再婚して新しい母親ロドミラと2人の姉マルガリートとジャクリーヌができるが、オーギュストが仕事で家を出たところで倒れ、帰らぬ人となってしまう。父を亡くしたダニエルは継母と姉たちに召使いのように扱われ、その後家は借金だらけ、税も滞納しているありさまだったが継母は娘の玉の輿を夢見て贅沢のし放題だった。
エバー・アフターのネタバレあらすじ：王子との出会い
10年が経ったある日、税の滞納の罪を被った召使いを買い戻そうと、貴婦人の姿で城へやってきたダニエルはヘンリー王子と出会う。王子に名前を聞かれたダニエルは思わず亡き母の名前を使って伯爵夫人を名乗りその場を去る。ヘンリー王子はスペイン王女との政略結婚を厭い、父王の反発。業を煮やした王は5日後に開く舞踏会までに結婚相手を探せ、見つからなければスペイン王女と結婚しろ、と言い放つ。王子は賢く謎めいた伯爵夫人のことが忘れられず、探し出して密かに2人は逢瀬を重ねる。ところが継母とマルガリートに王子が夢中になっている相手がダニエルだということがバレ、ダニエルは食糧庫に閉じ込められる。
エバー・アフターの結末：真実の愛
舞踏会の日、ダニエルは幼なじみらの助けを借りて、王子に真実を話すべく舞踏会へ向かうが、話すまえにその場で継母がダニエルは嘘つきで、実は召使いなのだと言い放つ。嘘をつかれたことに怒った王子はダニエルを拒絶し、スペイン王女と結婚する決意をする。一方のダニエルは継母に、かねてから目をつけられていた商人ル・ピューに売り飛ばされてしまう。結婚式の日、涙にくれる王女を見た王子は本当に愛しているのはダニエルだということに気づき、結婚を取りやめ、ダニエルを助けに行く。そして王子とダニエルは結婚し、おとぎ話に残るほどに末永く幸せに暮らしたのだった。
すごく好きな作品。
フランス女王である老婦人が、シンデレラの物語を１６世紀の史実としてグリム兄弟に話すところから始まります。
バリモア好きな人にはとにかくお勧めです。若い、可愛い。王子はちょっとオジサンかな。濃いです。
個人的には意地悪な義理の姉がつぼでした。つんけんしたいかにもなフランス美人なのに、とにかくアホっぽい。リアルに「き～～！」って金切り声上げてるのとか小物っぽい。継母はさすがの大女優、あっぱれな悪役ぶりでしたが。
現実世界なので魔法とかは一切なく、レオナルド・ダ・ヴィンチが知恵と閃きでシンデレラを導いていきます。このダ・ヴィンチが描いた絵が後世まで残っていて、冒頭で女王がグリム兄弟に見せています。
王子の葛藤とか、シンデレラの悲哀が上手く織り込まれていて、素敵な作品だと思います。