エブリシングの紹介:2017年アメリカ映画。免疫系の難病のため17年間一度も外に出たことがない少女が、隣に越してきた少年と恋に落ち、危険を冒して外の世界へ踏み出した結果、驚くべき真実を知る。
監督:ステラ・メギー 出演:アマンドラ・ステンバーグ(マデリン)、ニック・ロビンソン(オリー)、アナ・デ・ラ・レゲラ(カーラ)、アニカ・ノニ・ローズ(ポーリーン)、ほか
映画「エブリシング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エブリシング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エブリシングの予告編 動画
映画「エブリシング」解説
この解説記事には映画「エブリシング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エブリシングのネタバレあらすじ:起・閉ざされた世界
あらゆる物にアレルギー反応を示す重症の免疫不全症(SCID)のため、滅菌された家の中でしか暮らすことができず、17年間外にでたことがないマデリン(アマンドラ・ステンバーグ)。幼い頃に父と兄を事故で亡くし、医者である母ポーリーン(アニカ・ノニ・ローズ)とで看護師カーラ(アナ・デ・ラ・レゲラ)、その娘ローザだけがマデリンの存在を知っていた。
マデリンの18歳の誕生日、何気なく外をながめていると隣に引越してきた一家の中の少年オリー(ニック・ロビンソン)と目が会う。2人は自室の窓越しに対面、メールでやりとりを始め、互いのことを知り合ううちにマデリンはオリーに惹かれて行く。
エブリシングのネタバレあらすじ:承・初めての恋
マデリンはオリーとのことをカーラに打ち明け、彼と直接あわせて欲しいと頼み、カーラはなるべく離れていることを条件にオリーを家に入れる。初めて直接会話を交わした2人はますます惹かれあっていく。そして独立記念日、偶然家にひとりきりとなったマデリンは、オリーを家に入れ、2人はキスを交わす。
ある日、家の前でオリーが父親に殴られているのを目にしたマデリンは、心配のあまり思わず外に飛び出す。慌てて彼女を連れ戻したポーリーンはオリーとの仲を知り、彼と会うことを禁じ、内緒で彼を家に入れたことでカーラをクビにする。母に反発するマデリンだったが心配されたとおり熱を出してしまい、「いずれオリーは健康な女の子を選ぶ」という母の言葉を聞いたマデリンはオリーを諦めようとする。
エブリシングのネタバレあらすじ:転・自由のための冒険
マデリンとの連絡が途絶えたオリーは、彼女が行きたいと言っていた海の写真を彼女の部屋の窓一面に貼り付ける。それを見たマデリンは命を縮めてでも外の世界で生きることを決意し、母へ書き置きを残してオリーとともにハワイへ向かう。マウイ島に着いた2人は普通の恋人同士のようにバカンスを楽しみ、その夜、愛を交わす。
しかし翌朝、マデリンは熱を出して意識を失い、マウイの病院に運ばれる。気がつくとすでに自宅に戻され、母からオリーと会うことを禁じられ、マデリンも自分には普通の生活はできないのだということを悟り、再びオリーとの連絡を絶つ。そしてある晩、オリーはDVの父親から逃げる決心をした母と妹の3人で家を後にし、街を去る。
エブリシングの結末:病気の真相
以前と同じ孤独な日々に戻ったマデリンのもとにマウイの病院から電話があり、検査の結果ウイルス感染による心筋炎でSCIDではない、と告げられる。衝撃を受けたマデリンは母の書斎でカルテを探すが、SCIDの記録はなく、母がずっと自分をだましていたことを知り、家を飛び出してカーラのもとに身を寄せる。ポーリーンは夫と息子を亡くした直後、マデリンが原因不明の重病に陥った際、娘まで失いたくないという病的な思い込みから彼女を守ろうと外界を遮断していたのだった。
マデリンは母を理解して許し、これまでできなかったことをしていく。手始めにニューヨークへ行ったオリーの元へ行き、彼と再会を果たすのだった。
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