タイラー・レイク 命の奪還2の紹介:2022年アメリカ映画。2020年にNetfixにて配信されたアクション映画『タイラー・レイク-命の奪還-』の続編。前回の戦闘で負傷したタイラーは意識不明の重体となりますが、目覚めて奇跡的な回復を見せます。しばらく休もうと思ったタイラーの元に、とある人物から仕事の依頼が。それはギャングの妻と子どもを刑務所から救いだすという任務でした。この困難なミッションに、タイラーはチームと共に挑みます。
監督: サム・ハーグレイブ 出演: クリス・ヘムズワース(タイラー・レイク)、ゴルシフテ・ファラハニ(ニック・カーン)、アダム・ベッサ(ヤズ・カーン)、ティナティン・ダラキシュヴィリ(ケテヴァン)、トルニケ・ゴグリキアーニ(ズラブ)オルガ・キュリレンコ(ミア)、イドリス・エルバ(謎の黒人男)、ほか
映画「タイラー・レイク 命の奪還2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タイラー・レイク 命の奪還2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「タイラー・レイク 命の奪還2」解説
この解説記事には映画「タイラー・レイク 命の奪還2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タイラー・レイク 命の奪還2のネタバレあらすじ:起
前回の戦闘で撃たれた傭兵のタイラーは、負傷したまま橋の上から川に落ちてしまいます。その後、ある村に流れ着き救助され、アラブ首長国連邦ドバイに運ばれます。そこには仕事のパートナーのニックの姿もありました。
医者が回復は難しいと診断し、意識不明の重体の中、タイラーは目覚めます。すぐに回復に向けて厳しいリハビリ生活を送ります。
農家で働くズラブの元に、弟ダヴィッドの刑期が伸びたという知らせが入ります。ダヴィッドは現在ジョージアのカチリ刑務所に収容されています。
ズラブの元に知事がやってきます。ズラブはダヴィッドの刑期を10年も延長することについて知事に質問。ダヴィッドはDEAの捜査員を殺害し、アメリカに目をつけられています。アメリカへの送還を免れるための刑期延長だから仕方がないという知事。それに対して、「誰のおかげで知事になれた?」と聞くズラブ。そして知事の首を農具で冷酷に刺して埋めます。
厳しいリハビリ生活を乗り越えタイラーは退院し、ニックから自然に囲まれた山小屋を用意されます。タイラーはそこでのんびり自堕落な静養生活を送りますが、表情は険しいです。
ダヴィッドは刑務所の中で、家族4人で暮らしています。これはかなりの特別待遇です。刑務所生活に嫌気がさしている妻ケテヴァンは、ここの暮らしは子どもによくないとデヴィッドに反抗するも夫からDVを受けます。
タイラーが帰宅すると、見知らぬ男が仕事の依頼に訪問中です。タイラーは断ろうとしましたが、依頼人は元妻のミアからだとわかると、表情が変わります。タイラーはミアとの間に息子がいましたが亡くなっています。ミアの妹ケテヴァンが子ども2人と刑務所に住んでいるとのことで、そこから彼らを救助することが今回の依頼内容です。
ダヴィッドは兄のズラブとともに、昔はほそぼそと麻薬を売っていましたが、今は一大帝国を築きナガジと称しています。2人はジョージア内戦を避け、子どもの頃に亡命しアルメニアへ。以後、叔父のアヴタンディルが兄弟の後ろ盾になっているとのこと。10代で麻薬売買、そして殺し屋に。自分たちを神の戦士と信じ、2人は故郷に戻ると国民的英雄となったそう。現在は10億ドル単位の麻薬と武器売買の帝国を築き、政治家も押さえ、実質、ナガジが国を動かしていると、その見知らぬ男は言います。
任務開始は6週間後。その日からタイラーは訓練を始め、みるみる回復していきます。
タイラー・レイク 命の奪還2のネタバレあらすじ:承
ニックとニックの弟ヤズと合流し、カチリ刑務所への突撃体制を整えます。そしてタイラー突入。最初は順調に行っていましたが、ダヴィッドの息子サンドロが脱出することに過剰に反応し、ダヴィッドの仲間にバレてしまいます。刑務所内が騒がしくなり、暴動が始まります。
暴動の中、タイラーはケテヴァンと子ども2人を連れて脱出を試みますが、ダヴィッドに居場所を掴まれてしまいます。子どもを先に避難させ、タイラーとケテヴァンで戦います。ダヴィッドは妻にも容赦なく攻撃をします。これでは脱出不可能だと判断したタイラーはダヴィッド仕留め、ケラヴァンが留めをさします。
予定のルートでは脱出できなくなったタイラーとケテヴァンは、激しい暴動の中を突っ切りニックと子どもたちと合流します。しかし、すぐにナガジたちが後を追ってきます。車の中でサンドロは仕切りに父親の安否を心配しますが、タイラーもケテヴァンも口を閉ざします。
ナガジたちの攻撃により、タイラーたちの車が横転。娘のニーナが複雑骨折をします。
用意していた列車で逃げるも、ヘリで追ってきたナガジたちが列車に乗り込みます。タイラーとニックは接近戦のすえ、全員始末。
しかし、ブレーキが故障してしまい列車は横転。タイラーたちチームはボロボロでしたが、なんとかナガジから逃げ切り、ケテヴァン、サンドロ、ニーナも無事です。
タイラー・レイク 命の奪還2のネタバレあらすじ:転
撤退後、ズラブ率いるナガジたちは、ダヴィッドが亡くなったことで喪に服します。
ここまでやってきましたが、サンドロはずっと父親の安否を気にしています。ケテヴァンが父親は亡くなったと正直に伝えると、サンドロは行かないと言いはじめ、タイラーを責めます。「母親を殺そうとしたから仕方がなかった」とタイラーは答え、サンドロは父親の死を悲しみます。
一同は飛行機に乗り、安全な場所オーストリアのウィーンへと向かいます。その機内でサンドロは携帯を盗み、ズラブに電話をします。ズラブは「あの女を信じるな。父親を殺すためあの女が企てていた。お前もナガヂだろう」とサンドロに伝えます。どこにいるのかとズラブに訊ねられ、どうすべきかサンドロは考えます。
オーストラリアのウィーンに着いても、サンドロは父親のことをまだ崇拝しており、自分たちを守るために刑務所にいれたのだと思っています。そんなサンドロに対してタイラーは、「守ってくれた母親を信じるのか、嘘をつく父親を信じるのか自分で選べ」と伝えます。サンドロは涙を流しながら、ズラブに居場所を教えたと白状。すると、ナガジたちがヘリでこちらに向かってきます。
すぐさまここから移動するよう指示するタイラー。サンドロの裏切りを知ったケテヴァン。「ナガジは家族だ!」とサンドロが主張したのに対し、ケテヴァンは「私たちが家族よ」と強く伝えます。
ナガジたちの攻撃は容赦がありません。激しい戦いの中、隙を見たサンドロはこっそりと抜け出します。
あまりの騒ぎに警察も出動しますが、ナガジたちは警察にも容赦なく撃ちこみます。
サンドロは1人でズラブの元へ。ズラブはサンドロを車内へ迎え入れ、自分は出動します。サンドロはズラブの叔父に「母は殺されてしまうのか」と聞くと、「そうなって欲しくなかったら電話するべきではなかった」と言われます。
激しい戦いの末、気を失ったニックが屋根から落ちそうになり、気づいたタイラーが助けに行き寸前で止めるも、ズラブがやってきて追い詰めます。そして、屋根の上でタイラーとズラブは一騎打ち。激しい戦いの中、ズラブは落下し、一瞬気を失いましたが、またすぐに立ち上がります。
その隙にヘリコプターに乗ってタイラーたちが逃げようとしていると、ヤズがズラブに撃たれてしまいます。ギリギリのところで逃げることができましたが、機内の中でヤズは亡くなってしまいます。ニックはヘリコプターを操縦しながら泣き叫びます。
タイラー・レイク 命の奪還2の結末
タイラーの家に一旦避難。すると、妹を心配したミアがやってきます。ミアとタイラーの間で気まずい空気が流れます。
警察にも容赦なく発砲したため、ナガジは国中が敵となってしまいます。ズラブの叔父は「ここまでにするべきだ」と冷静な判断でズラブを説得しようとします。それが気に食わなかったズラブはサンドロの前で叔父を撃ち殺します。
ズラブからタイラーの下へ、「決着をつけよう」という連絡が。聖ゲオルク教会近くの飛行場に来いと言われ、タイラーは1人で行ってしまいます。
1人で突撃するタイラーは片腕を負傷。ズラブはサンドロに爆弾を仕掛けて待ち伏せしています。ひどい出血のタイラー。ズラブはサンドロにタイラーの銃を奪うよう指示。サンドロはそれに従います。次にその奪った銃でタイラーを撃つようサンドロに命じます。なかなか引き金が引けないサンドロは銃を下げます。
そこにニックがやってきますが、ヤズの仇で冷静な判断ができない状態です。隙を見てサンドロはズラブの元から逃げ出します。ズラブにニックはかなり撃たれ、こんなことになってしまったことをサンドロは謝ります。
タイラーとズラブの激しい戦いの末、タイラーがズラブにトドメの一撃を加え、この戦いに終止符が打たれます。
その後、一命を取り留めたニックはシュヴァルツァウ刑務所に収容。一方タイラーは、グラーツカルラウ刑務所に収容されます。ミアが面会に来てくれ、彼らは保護されたから安全だと。妹はアメリカと取引をし、彼らの資産は凍結されすべて奪われたと知らせてくれます。そして、自分たちの亡くなった息子は「パパみたいに勇敢になりたいと言っていた」と伝え、タイラーはその言葉に涙を流します。
タイラーは刑務所からあるところに連れて行かれます。そこには、ケテヴァンたちの仕事を依頼した男がおり、彼からまた新たな別の仕事を依頼されます。ニックもその場にやってきました。今回の依頼主は「最低なクソ野郎だ」とその人物は伝えて、その場を立ち去ります。
以上、映画「タイラー・レイク 命の奪還2」のあらすじと結末でした。
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