ファンボーイズの紹介:2008年アメリカ映画。余命宣告を受けている仲間のために、スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナスのラフカットをこっそり見ようと立てた計画とは?スターウォーズファンによるファンのためのコメディ。
監督 :カイル・ニューマン 出演:サム・ハンティントン(エリック)、クリストファー・マークエット(ライナス)、ダン・フォグラー(ハッチ)、ジェイ・バルシェル(ウィンドウズ)、クリステン・ベル(ゾーイ)ほか
映画「ファンボーイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ファンボーイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ファンボーイズ」解説
この解説記事には映画「ファンボーイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ファンボーイズのネタバレあらすじ:スターウォーズのファンボーイたち
とある民家でのハロウィンパーティー、そこにはスターウォーズのコスプレをしたファンたちが集まっていた。彼らはスターウォーズ エピソード1 ファントム・メナスの公開を心待ちにしていた。そこに、車の販売店に勤めだしたエリックがやってくる。幼馴染のライナス、ハッチ、ウィンドウズがはしゃいでいる中で、夢を捨てていた彼は一人冷めていて、彼がコミック作家になる事を望んでいたライナスからは絶交状態だった。しかし、ハッチとウィンドウズから、ライナスが末期がんで余命数ヶ月でエピソード1を見られないと知らされる。エリックは父親の店を継ぐかどうかと言う話があった日、職場で絵を描きながら、考え事していた。
ファンボーイズのネタバレあらすじ:フィルムを盗み見しよう作戦
ハッチとウィンドウズが働くコミック専門の古本屋に、コミック原稿を持ち込んだエリックは子供の頃に描いた地図を取り出し、スカイウォーカーランチ(ルーカスフィルムの本拠地)に、スターウォーズ エピソード1のフィルムを盗みに行こうと切り出す。出発した四人は途中スタートレックの聖地に寄りをして大暴れ、行程は順調かと思いきや車がパンクし、挙句、歩いて見つけたバーはゲイバー。そこにいたチーフと言う男性連れ出されるもドラッグを盛られ眠ってしまうと朝には車は直っていた。ジャバザハットと言うコーヒー屋でウィンドウズのメール友達のローグリーダーに会う。てっきり同じ年くらいの女性だと思っていたが彼女は十歳の女の子だった。彼女のおじが有名なスターウォーズファンで、質問攻めにされた彼らはスターウォーズファンと認められ、ラスベガスの友達を紹介してもらった。
ファンボーイズのネタバレあらすじ:警察に捕まってタイムロス
道中、交通違反で警察に捕まった面々にゾーイが面会にやってくる。四人を受け持った判事はエリックの父親から帰ってくるかクビかとの知らせを受ける。釈放された四人に紅一点のゾーイは自分も着いて行きたいと申し出、帰るかどうか迷っていたエリックは、「何かでかいことをやり遂げろ」という台詞に旅を続けることに決める。ラスベガスについてさっそくカジノに繰り出したハッチ、ウィンドウズ、ゾーイだがうまく行かない。そこで、近くにいた女の子に声をかけると、彼女たちはコールガールで法外な金額を要求してきた。エリックとライナスが待っていると、スタートレック集団とウィリアム・シャトナーがやってくる。二人はシャトナーから、カードキーを受け取るが、スタートレック集団とスターウォーズファンの間で喧嘩が勃発、それに乗じてハッチとウィンドウズは逃げ出した。しかしバンの開いた扉からライナスが落ちてしまう。運び込んだ病院では彼が末期患者であることから、オハイオへ帰るように言われサンフランシスコへ行く意味を問われる。映画のためだとライナスを連れ出そうとする三人に、主治医は薬を手渡した。
ファンボーイズのネタバレあらすじ:エプソード1を見ることは出来るのか?!
ルーカスフィールムに到着した彼らは、屋敷に忍び込み、シャトナーに貰ったキーで扉を開けるとそこは、スターウォーズの記念館で、監視カメラによって警備員に見つかってしまう。逃げ出した彼らはゴミダクトから脱出し、ルーカスのオフィスに到着、パソコンにあるスターウォーズ エピソード1のラフカットを発見した。しかしそこへやってきた警備員に掴まってしまう。ルーカスに無線で指示を仰ぐと、彼らの熱意に感動したから告訴はしない、その代わり簡単なクイズを出すと言われたが、彼らにとっては簡単なクイズではなく惨敗。しかし、ルーカスの計らいでライナスだけが公開前のフィルムを見ることが出来た。エピソード1公開初日。コミック作家になったエリックは、ハッチとウィンドウズとともに映画館の列並んでいた。心待ちにしていた彼らはスクリーンの前でライナスに乾杯をした。スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナスが始まり、エンドロールが流れる。
ファンボーイズのレビュー・感想:四人を繋げる絆としてのスターウォーズ
スターウォーズファンによるファンのための映画と銘打っているこの作品の見所はファンあるあるネタ、スタートレックとの立ち位置のほかに、エリックの物語も支柱となっている。父の後を継ごうと夢を諦めていたエリックは、ライナスのために旅をしていくうちに、もう一度コミック作家になる夢を追い覚悟を決める。それは彼が見てきたスターウォーズの中で主人公が成し遂げてきた偉業を見てきたから思ったことでもあり、それを思い出したのは、スターウォーズのファンの友人とともに旅をしたからに他ならない。この旅の目的はライナスにエピソード1のラフカットを見せるためだったかも知れない。しかし、結果エリックを含めハッチやウィンドウズがそれぞれの道の岐路に立っていて、各々が自分の道を見つけるための旅だったようにも思える。そしてスターウォーズは彼らを繋ぐ絆の象徴として描かれているように思える。
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