ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]の紹介:2005年アメリカ映画。続編、並びにリメイク版も作成されるほどの人気を誇ったマーベルコミックのスーパーヒーロー映画。栄光だけでなく、「普通に戻りたい」ヒーローの苦悩も描かれている良作。
監督:ティム・ストーリー 出演:ヨアン・グリフィズ(リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック)、ジェシカ・アルバ(スー・ストーム/インビジブル・ウーマン)、クリス・エヴァンス(ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ)、マイケル・チクリス(ベン・グリム/ザ・シング)、ジュリアン・マクマホン(ビクター・バン・ドゥーム/Dr.ドゥーム)、ケリー・ワシントン(アリシア・マスターズ)、ほか
映画「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ファンタスティックフォー[超能力ユニット]の予告編 動画
映画「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」解説
この解説記事には映画「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ファンタスティックフォー[超能力ユニット]のネタバレあらすじ:起
リード・リチャーズ(ヨアン・グリフィズ)は、他とは比べものにならない、まぎれもない天才でした。学生時代から頭一つ飛びぬけていたリードは、成長した今「宇宙嵐」についての研究に没頭していました。宇宙嵐とは、未だその全貌は謎に包まれている超常現象で、人間のDNAに影響を与えるとされていました。
しかし、そんな天才、リードにも欠点がありました。リードは研究のことしか頭にない、いわゆる研究バカで、そのため彼女のスー・ストーム(ジェシカ・アルバ)には見捨てられ、そして研究費にも困窮するという、どうしようもない日々を送っていました。
そんな頃、宇宙嵐が地球に接近してきました。これは、リードにとって宇宙嵐を研究するまたとないチャンスです。しかし、当然のことながらリードには宇宙に飛びたつほどの金銭的余裕はありません。そんな時、リードに資金援助を申し込んできた人物がいました。その男の名前はビクター・バン・ドゥーム(ジュリアン・マクマホン)。彼はリードの大学時代の同級生です。
ビクターはリードと異なり世渡り上手で、会社を立ち上げ、今や一財産を築いていました。しかし、ビクターは自分より優秀なリードを兼ねてより憎んでいました。そんなビクターは、リードに対して資金援助をする代わりに、研究によって生じた利益の半分を自分に渡すように、という滅茶苦茶な条件を提示してきたのです。悩むリードでしたが、自分の知的好奇心を抑えきれず、結局その条件をのむことにしたのだった。
ファンタスティックフォー[超能力ユニット]のネタバレあらすじ:承
そして、ビクター、リード、リードの右腕であるベン・グリム(マイケル・チクリス)、今やビクターの元で働いているスー、そしてスーの弟であるジョニー・ストーム(クリス・エヴァンス)は、宇宙嵐の研究に向かうのでした。しかし、ここで誰もが予測していなかった事故が起こります。
宇宙嵐の力があまりに強大で、彼らはその勢力に巻き込まれてしまったのです。奇跡的に無事だった彼らは、その日はそのまま解散しました。しかし、それから間もなくして、彼らの身体に超能力が宿ったのです。
リードは身体を伸縮自在に動かせるようになり、ベンは岩のように固い肉体を手に入れました。スーは透過能力に恵まれ、ジョニーは炎を自在に操れるようになりました。そして、ちょうどその頃、彼らは大きな事故に巻き込まれました。そこで、彼らは得たばかりの能力を使い、大活躍を果たすのでした。
ファンタスティックフォー[超能力ユニット]のネタバレあらすじ:転
彼らのその活躍はテレビで大々的に報道され、彼らは「ファンタスティック・フォー」と呼ばれ、もてはやされるようになります。そんな状況を一番楽しんでいたのは、お調子者のジョニーでした。しかし、誰もがこの新しい能力を受け入れているわけではありませんでした。
他の面々とは違い、ベンの能力は外見からして大きく変わってしまったのです。そして、なんと婚約者に振られるという悲劇に陥っていたのです。そんなベンに対して、自分の研究のせいだ、とリードは責任を感じていました。そして、リードは自分たちの身体を元に戻す装置の開発に取り組み始めたのです。
一方、そんなリードに深い恨みを抱く人物がいました。ビクターです。ビクターは全てをめちゃくちゃにしたリードに復讐を誓い、次々とファンタスティック・フォーのメンバーを襲い始めます。ビクター「Dr.ドゥーム」もまた、宇宙嵐に巻き込まれ超能力を手に入れていました。そのDr.ドゥームの圧倒的な力に、ファンタスティック・フォーのメンバーは敗北を喫してしまいます。
ファンタスティックフォー[超能力ユニット]の結末
一方その頃、リードが人間に戻るための例の機械を完成させていました。しかし、それを使用しようとした矢先、Dr.ドゥームが乗り込んできて、リードを拉致してしまったのです。そして、ベンと装置が残されました。装置に入れば、ベンは念願だった人間に戻ることができます。しかし、そうなればただの人間であるベンがDr.ドゥームに適う術はありません。
ですが、このチャンスを逃せばベンは人間に戻ることはできません。しかし、ベンは長年の友人の命を助けるため、リードとDr.ドゥームのあとを追いました。そこに他のメンバーも集合し、ファンタスティック・フォーとDr.ドゥームの全面戦争が幕を開けました。
凶暴な力を持つDr.ドゥームに、ファンタスティック・フォーの4人(リード「Mr.ファンタスティック」、スー「インビジブル・ウーマン」、ジョニー「ヒューマン・トーチ」、ベン「ザ・シング」)は苦戦を強いられます。しかし、それぞれが持つ能力を存分に活かし、そして、協力し合うことで見事Dr.ドゥームを打ち倒すことに成功しました。
こうして、地球に平和が戻り、4人はファンタスティック・フォーとして本格的に活動していくようになります。ベンは新たに素敵な女性と結ばれ、リードとスーもよりを戻しました。そして、4人は「ファンタスティック・フォー」としてその後も活躍を続けるのでした。
以上、映画「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」のあらすじと結末でした。
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