ファースター 怒りの銃弾の紹介:2010年アメリカ映画。“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソン主演のクライム・アクション作品です。殺された兄の復讐のために立ち上がった元銀行強盗の男、その男を追う刑事、兄を殺した黒幕が雇った殺し屋の三つ巴の駆け引きが展開されます。
監督:ジョージ・ティルマン・Jr 出演者:ドウェイン・ジョンソン(ジェームズ・“ドライバー”・カレン)、ビリー・ボブ・ソーントン(スレイド・“コップ”・ハンフリーズ)、カーラ・グギーノ(シセロ)、オリヴァー・ジャクソン・コーエン(キラー)、マギー・グレイス(リリー)、ムーン・ブラッドグッド(マリーナ・ハンフリーズ)ほか
映画「ファースター 怒りの銃弾」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ファースター 怒りの銃弾」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ファースター 怒りの銃弾の予告編 動画
映画「ファースター 怒りの銃弾」解説
この解説記事には映画「ファースター 怒りの銃弾」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ファースター 怒りの銃弾のネタバレあらすじ:起
10年前に銀行強盗の罪で服役していた“ドライバー”ことジェームズ・カレン(ドウェイン・ジョンソン)という男が刑期を終えて出所しました。10年前のあの日、ドライバーとその兄ゲイリー(マット・ジェラルド)は強奪した金を山分けしようとしていたところに何者かから襲撃され、兄を含む仲間たちは全員殺害され、瀕死の重傷を負いながらも辛うじて唯一生き残ったドライバーだけが逮捕されたのです。
刑務所長(トム・ベレンジャー)からこれからは過去を忘れて新しい人生を歩むよう励まされたドライバーでしたが、彼はかつての仲間に用意してもらった車に乗り込むと、ベイカーズフィールドにあるセントロカル通信社のオフィスへと向かいました。ドライバーはそこで通信販売員の男(コートニー・ゲインズ)を見つけるなり、手にした拳銃で男を射殺しました。
オフィスの監視カメラの映像からすぐにドライバーの犯行と判り、女刑事のシセロ(カーラ・グギーノ)がこの事件を担当することになりました。シセロの相棒となったのは、あと10日で定年を迎える初老の刑事“コップ”ことスレイド・ハンフリーズ(ビリー・ボブ・ソーントン)でした。薬物中毒者であるコップは常日頃から署内でも煙たがられている存在であり、妻のマリーナ(ムーン・ブラッドグッド)との関係も上手くいっていませんでした。シセロはなぜこんなコップが相棒に指名されたのか不思議に思いながらも捜査に乗り出しました。
ファースター 怒りの銃弾のネタバレあらすじ:承
一方、ドライバーは探偵のロイ・グロン(マイク・エップス)を雇い、兄の殺害に関わった者たちのリストを手に入れました。
その頃、殺し屋“キラー”(オリヴァー・ジャクソン・コーエン)は謎の人物からドライバーを殺すよう依頼を受けました。キラーには将来を誓い合った恋人リリー(マギー・グレイス)がおり、キラーはこの依頼を最後に殺し屋稼業から足を洗うと心に決めて依頼を引き受けることにしました。
一方、ドライバーの過去の犯罪記録を収集したシセロは、10年前にドライバーたちが謎のグループから襲撃を受けた際の映像を見つけました。ドライバーはこの映像を撮影していた老人(ジョン・チリリアーノ)を次の標的にしていましたが、キラーもまたドライバーを尾行して待ち構えていました。老人を殺害したドライバーはキラーと撃ち合いとなりながらも逃走しました。
ドライバーはかつての恋人ナン(ジェニファー・カーペンター)が他の男との間に子供を作っていたことを確認しました。一方、コップは別居中のマリーナの元を訪れ、我が子のためにもやり直したいことを彼女に伝え、ドラッグを捨てることを条件に1泊だけ泊めてもらいました。
ファースター 怒りの銃弾のネタバレあらすじ:転
ドライバーは次の標的であるバフォメット(レスター・スパイト)という男が用心棒をしているクラブに向かい、彼をアイスピックで刺しました。バフォメットは息子に遺言を伝えてほしいとドライバーに頼み、ドライバーはこれを引き受けました。しかし、バフォメットは死んでおらず、病院で治療をしていることを知ったドライバーは病院に乗り込み今度こそバフォメットの息の根を止めました。
クラブでの事件がドライバーの仕業であることに気付いたコップは単身で病院に乗り込み、ドライバーと対峙しましたが、ドライバーは標的以外の人間を殺すつもりはなくそのまま逃走しました。ドライバーはキターの襲撃を受けて負傷し、治療のため母の元に立ち寄り、その際にゲイリーの遺灰を持って立ち去りました。
コップとシセロは、ドライバーに殺された者たちが全員情報屋であったことを突き止め、全員と繋がりのある、今では伝道師となっている人物(アドウェール・アキノエ=アグバエ)に目を付けました。その頃、ドライバーは伝道師を殺すため海辺の教会に向かいましたが、牧師は自らの過ちを認めたうえで他に同じ過ちを犯す者をつくらないよう神の教えで人々を導こうとしていることを明かしました。ドライバーは伝道師を見逃すことにしました。その後、ドライバーは現れたキラーに銃を突き付けられ、自分と戦うよう迫りましたが、ドライバーにはその意思はありませんでした。
ファースター 怒りの銃弾の結末
キラーは、自分にドライバー抹殺を依頼した人物こそがゲイリーを殺した真の黒幕であることを打ち明けました。そこにコップが現れ、ドライバーを撃ち倒しました。実はゲイリーを殺した黒幕の正体はコップであり、ギャング取り締まりを担当していたコップは裏で情報屋と繋がっていたのです。そして妻のマリーナもまた情報屋の一人であり、ゲイリーのかつての恋人でしたが、コップと繋がりを持ってからはゲイリーを裏切り、彼の犯罪計画をバラしたのです。ドライバーが復讐を開始したことで自分の悪行が発覚することを恐れたコップはキラーを雇ったのです。
キラーは殺しから足を洗うことを決心してコップの元から立ち去りました。コップはマリーナに連絡を取り、全てが終わったことを伝えましたが、その直後に一命を取り留めていたドライバーに射殺されました。
コップの悪行に気付いていたシセロは彼が殉職したとのみ上司に報告、真相を伏せることにしました。復讐を完遂したドライバーはゲイリーの遺灰を海に流し、いずこへと立ち去っていきました。
以上、映画「ファースター 怒りの銃弾」のあらすじと結末でした。
何処かへ立ち去りました。シエーンカムバック!