TRANSPORT トランスポートの紹介:2005年カナダ映画。ヤクの売人アートの恋人が、ヤクのやり過ぎで倒れ昏睡状態になりました。仲のいい浮浪者のハーベイがタイムマシンだと言った椅子を見つけためしにやってみると、本当に時間移動できました。そこでアートは恋人を助ける為、現在と過去を行き来しながら歴史を変えようとし始めました・・・という内容のSFファンタジー映画です。
監督:デヴィッド・レイ 出演者:ジェイ・バルシェル(アート)、サラ・リンド(コーディ)、ジム・バーンズ(ハーベイ)、ニール・デニス(サドン)、バークレイ・ホープ(コーディの父)、リアム・マクギガン(デビッド)ほか
映画「TRANSPORT トランスポート」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「TRANSPORT トランスポート」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
TRANSPORT トランスポートの予告編 動画
映画「TRANSPORT トランスポート」解説
この解説記事には映画「TRANSPORT トランスポート」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
TRANSPORT トランスポートのネタバレあらすじ:起
ヤクを売って生計を立てるアート(ジェイ・バルシェル)は、客だったコーディ(サラ・リンド)と恋人関係になり、ふたりでいつも過ごしています。路地裏で仲のいい浮浪者のハーベイ(ジム・バーンズ)に会ったアートは、ランプの付いた椅子を「タイムマシンだ」と言って見せられます。
その後、コーディのアパートに向かったアートは、ヤクをやって眠っているコーディに「一人でやるなよ」と言って起こしますが、コーディは一向に起きませんでした。おかしいと思った時、救急車がやって来ます。倒れる前にコーディが自分で呼んでいたのでした。
一緒に病院に行ったアートに病院の人が「コーディは心臓が停止し、こん睡状態だ。麻薬の常習が原因」と言った後、コーディの事を色々聞きます。あまりしつこく聞くのでアートは怒って暴言を吐きました。するとアートは警備員に追い出されます。
寝るところが無くなったアートがハーベイに会うと「わしの家で寝たらいい」と言ってくれ、ハーベイの家に入ります。中は部屋と言うより、ハーベイが拾ってきたガラクタ置き場でした。その中にハーベイが「タイムマシンだ」と言った椅子がありました。
TRANSPORT トランスポートのネタバレあらすじ:承
アートは面白半分でイスに座って「ここから出せ」と言って足踏を踏むと、外に出ていました。「中に戻れ」と踏むと戻りました。そこでアートはコーディを助けるため、椅子に座り「コーディが病気になる前、学校でいじめられる前だ」と言って踏み込みます。
アートは女子高の体育館にいました。コーディがバドミントンの練習をしている時、初潮を迎え同級生から馬鹿にされていました。いったん戻ったアートはタンポンを持って少し前の体育館に飛びます。しかし不法侵入者扱いされ、再びもう少し前に飛び、合計4度目のチャレンジで、「コーディの兄の友人だ」と言ってタンポンを渡します。その時コーディが「兄は酷い事をした」と言いました。
現在に戻り、病院に行きますがコーディの状態は変わってはいませんでした。そこでコーディの兄が関係していると思い、兄が酷い事をした時に飛びました。コーディの兄は自宅の庭で拳銃自殺しました。アートは兄の自殺を止めるために、4度チャレンジし、やっと成功します。再び現在に戻って病院に行きますが、コーディの状態は同じでした。
TRANSPORT トランスポートのネタバレあらすじ:転
コーディの枕元に家族写真がありました。そこでアートは「家族写真を撮った時に行け」と言って飛びます。クリスマスの日、自宅にはコーディの彼氏デビッド(リアム・マクギガン)もいて、二人はキスしました。これを見たアートは、やり直して少し前に飛びます。するとデビッドがプレゼントを持ってやって来ました。
アートはプレゼントの中身を入れ替え、手紙も自分が書いたものに代えます。夜になり、プレゼントを開けた家族は驚きました。使い古しのソックスや、首だけの人形、そして手紙は家族を罵倒するものでした。コーディが怒って部屋に閉じこもります。
部屋の前で両親が言い争いを始めます。コーディの閉じこもりが原因でした。この時すでにコーディは病んでいました。そこでアートはコーディのファイルを調べると、8歳の時、暴行を受けていることがわかります。アートはコーディが暴行された時に飛びます。コーディは、同年代の男子にいたずらされようとしていました。アートが止め、コーディに言い聞かせて現在に戻ります。
TRANSPORT トランスポートの結末
病院に行くとコーディは居ませんでした。そして知らされたのはコーディの死でした。葬儀に行き、コーディの母に会って話をします。「コーディの兄に会いたい」と言ったアートでしたが、母親は「高校生の時に死んだ」と言われます。アートは過去を変えたつもりでも、何一つ変わっていませんでした。
アートはコーディが倒れる前に飛び、ヤクをやめさせましたが、そこへあの日の自分がやって来ます。アートはコーディと知り会った日に飛びます。友人のサドン(ニール・デニス)とヤクを売っているのを見たアートは、この時代の自分とサドンを警察に通報しました。
やがてアートとサドンは逮捕され、そのあとにコーディが歩いてきます。現在のアートは、この時のアートにコーディが会わなかった事を確認し、現在に戻ります。
一人になり、旅に出るためバスに乗ったアートは、コ-ディを見つけます。コーディは自分の事は知らず、目を合わせても何の反応もしませんでした。アートはコーディと別れることを引き換えに、助けることに成功したのでした。
以上、映画「TRANSPORT トランスポート」のあらすじと結末でした。
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