愛という名の疑惑の紹介:1992年アメリカ映画。精神科医アイザックは、担当患者の病状を探るため彼女の姉ヘザーと会うことになります。美しく魅惑的なヘザーの虜となったアイザックは、彼女の策略の歯車となっていきます。R・ギアとK・ベイシンガーは『ノー・マーシィ/非情の愛』(1986年)に続けて二度目の共演となります。
監督:フィル・ジョアノー 出演者: リチャード・ギア(アイザック・バー)、キム・ベイシンガー(ヘザー・エヴァンズ)、 ユマ・サーマン(ダイアナ・ベイラー)、 エリック・ロバーツ(ジミー・エヴァンズ)、ポール・ギルフォイル(マイク・オブライエン)
映画「愛という名の疑惑」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「愛という名の疑惑」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
愛という名の疑惑の予告編 動画
映画「愛という名の疑惑」解説
この解説記事には映画「愛という名の疑惑」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
愛という名の疑惑のネタバレあらすじ:起・甘く危険な香り
サンフランシスコ。精神科医アイザック・バーは、患者ダイアナ・ベイラーから自分の過去を知る姉に会って欲しいと頼まれます。数日後、アイザックの前にダイアナの姉であるヘザー・エヴァンズが現れます。アイザックはヘザーの美しさに惹かれつつも、ダイアナの病状軽減のため真摯にヘザーと向き合います。ヘザーから人妻だと告白されたアイザックは、危険だと知りつつも美しく魅惑的な彼女と関係を持ちます。
愛という名の疑惑のネタバレあらすじ:承・見えない罠
精神科医でありながなら、患者の姉に恋してしまったアイザックは、ギャングである夫ジミーとの関係に苦悩しているヘザーに必要以上に同情していきます。ヘザーとジミーはディナーの最中に口論となり、常軌を逸したヘザーは病院で病的酩酊症と診断されます。そんなある日、アイザックはダイアナから、ヘザーが夫殺しで逮捕されたと知らされます。以前から病的酩酊症であったヘザーは、犯行時の記憶がないと証言します。アイザックは友人の弁護士マイクの助けもあり、裁判でヘザーの病的酩酊症が立証され無罪を勝ち取ります。ヘザーは病院での治療が義務づけられ、入院します。
愛という名の疑惑のネタバレあらすじ:転・完全犯罪
数日後。学会に出席していたアイザックは、ダイアナの語る夢が精神分析学者フロイトからの引用そのままだったと気付きます。ジミーの多額の保険金は、彼の兄が亡くなったことによりヘザーが受取人となります。数年前から入念に計画を立てていたヘザーは、ダイアナを患者としてアイザックの元へ送り込ませたのです。そして、自分と恋仲になったアイザックを病的酩酊症の証人にさせ、保険金殺人を目論んだのです。病院での治療が義務づけられたヘザーは、一定期間過ぎた後、治療完治を偽装し、保険を受け取る手筈だったのです。ヘザーが隠し持っているジミー殺害の凶器には、故意に付けたアイザックの指紋が付いています。計画を邪魔されそうになったヘザーは、それを使ってアイザックを犯人に仕立てようとします。アイザックに好意を寄せているダイアナでしたが、ヘザーに逆らうことが出来ず彼女の策略に協力することになります。
愛という名の疑惑の結末:暴走する狂気
ヘザーを無罪となった事件で再審することができないため、アイザックは対抗措置を取ります。ダイアナの協力で凶器は破棄され、ヘザーの本来の姿である精神異常を立証したアイザックは、彼女を病院に長期拘留をしておくことに成功します。事件解決後、ダイアナから好意を抱いていると告白されたアイザックでしたが、職業倫理を考慮し断ります。ヘザーは、失恋したダイアナを利用して病院を脱出します。凶器は破棄されず、ヘザーが脱走すると推測していたアイザックは彼女を追いかけます。凶器を奪還することに成功したアイザックは、ヘザーに銃で脅され、車で連行されます。嵐の中、運転を誤った車から逃げ出したアイザックは灯台に逃げ込みます。アイザックはヘザーに追い詰められますが、彼女は壊れた手摺から落下して死亡します。結局、罪を逃れたダイアナがジミーの保険金を手に入れることになります。
以上、映画 愛という名の疑惑のあらすじと結末でした。
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