初恋の紹介:2006年日本映画。日本犯罪史上最大のミステリー「府中三億円強奪事件」の実行犯は実は18歳の女子高生だった。事件の知られざる真実と、そこに隠されたどこまでも切ない初恋の想い出。
監督 :塙幸成 原作:中原みすず 出演:宮﨑あおい、小出恵介、宮﨑将、藤村俊二ほか
映画「初恋(宮﨑あおい主演)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「初恋(宮﨑あおい主演)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
初恋の予告編 動画
映画「初恋(宮﨑あおい主演)」解説
この解説記事には映画「初恋(宮﨑あおい主演)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
初恋のネタバレあらすじ:暗い瞳の少女
高校生のみすず(宮崎あおい)は幼い頃から孤独な少女だった。母親はみすずがまだ小さい頃、兄を連れていなくなったきりで、彼女は叔母に引き取られていた。学校では友達も作らず、ひたすら本を読んでいた。ある放課後、みすずは新宿の繁華街に向かい、赤く光るBと書かれたネオン看板の前で足を止める。それは数日前に突然現れた兄がみすずに手渡したマッチに書かれた店の名前だった。
初恋のネタバレあらすじ:ジャズ喫茶B
ジャズが響き渡り、煙草の煙が立ち込める退廃的なフロアの奥に兄と仲間たちがいた。彼の仲間の1人、他とは違う雰囲気を持つ東大生の岸(小出恵介)に子供扱いされたみすずは言う。「大人になんかなりたくない」この日から、みすずは学校よりも、家よりもBで過ごす時間が長くなる。生まれて初めて経験する仲間という感覚。そして岸に対する切ない感情。Bはいつの間にかみすずにとってかけがえのない場所になっていた。
初恋のネタバレあらすじ:事件
そんなある日、岸はみすずにとんでもない相談を持ちかける。「三億円を強奪しないか?」言葉を失う彼女に彼は言った。「おまえが必要なんだ」好きな人の役に立ちたい一心で、彼女はこの計画にのめり込んでいく。バイクの乗り方を練習し、犯行ルートをしっかり頭に叩き込む。しかし彼女は気付いていた。犯行が終われば2度と会えなくなることを。1968年12月10日。雷雨の朝、長い髪をヘルメットに隠し白いバイクに乗ったみすずの姿があった。雨天決行。「爆弾が積まれている。危険だから下がって。」東芝の給料を積んだ車を停め、全員を降ろし、その車に乗り込んで去っていくみすず。こうしてまんまと3億円を強奪してしまう。
初恋の結末:初恋の想い出
事件後、受験勉強にみすずは専念する。岸が会いに来てくれることを待ちつつ。そして無事受験に合格する。ある日、本棚にあった本から岸のメモを見つける。そこには初めて会った時から岸がみすずに惹かれていたことが記されていた。
この映画の感想を投稿する