フラッシュ・ゴードンの紹介:1980年アメリカ映画。今やカルト映画を語る上で外せない作品となっているのが本作「フラッシュゴードン」です。時折他の映画の中でもマニアックな話の代表作として登場することもあります。単なるアメフト選手のフラッシュが地球を守るため宇宙の悪者と戦う単純明快なストーリーもどこか懐かしさを感じてしまいます。
監督:マイク・ホッジス 出演:サム・ジョーンズ(フラッシュ・ゴードン)、マックス・フォン・シドー(ミン皇帝)、メロディ・アンダーソン(デイル・アーデン)、オルネラ・ムーティ(オーラ姫)、ティモシー・ダルトン(パリン王子)、ほか
映画「フラッシュ・ゴードン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フラッシュ・ゴードン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フラッシュ・ゴードンの予告編 動画
映画「フラッシュ・ゴードン」解説
この解説記事には映画「フラッシュ・ゴードン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フラッシュゴードンのネタバレあらすじ:起
宇宙を観覧していたミン皇帝(マックス・フォン・シドー)は、途中で見つけた地球の平和すぎる姿が気に入らなかったのか、機械を使って地震を発生させるのでした。彼の能力で天変地異の災害を引き起こす事が出来たのです。
小型飛行機に乗り合わせていたフラッシュ・ゴードン(サム・ジョーンズ)が声をかけた旅行会社の添乗員のデイル(メロディ・アンダーソン)は飛行機が苦手でした。フラッシュが恐怖を和らげようと話しかけていると、空が赤くなり大きな雲が空を覆い始めます。フラッシュの乗った飛行機が墜落した先は、NASAの研究者ザーコフ博士の研究所。地球が何者かに攻撃されていることに気づいていたザーコフは、デイルを連れて宇宙へ向かおうとします。邪魔なフラッシュを突き落とそうとしますが、もみ合っている内に発射スイッチが押され、フラッシュもろともシャトルは宇宙へと向かってしまいます。
フラッシュゴードンのネタバレあらすじ:承
フラッシュ達が到着したのはミン皇帝が支配する場所。早々にフラッシュ達は捕らえられてしまいます。ザーコフがミン皇帝に、地球への攻撃を止めるよう話しますが受け入れられません。デイルの美しさに目を止めたミン皇帝は、デイルを連れていこうとします。デイルを助けようとフラッシュは戦いますが捕まってしまい、毒ガスで処刑されてしまいます。
処刑されたフラッシュの亡骸を見にやってきたミン皇帝の娘オーラ姫は、フラッシュに一目惚れしていました。父に内緒で助けにやってきて、薬を投与しキスをすると、フラッシュが目を覚まします。フラッシュはオーラ姫を連れて逃げようとします。オーラ姫の助けを得たフラッシュは、機械を使いテレパシーでデイルに助けに行くことを伝えました。
フラッシュゴードンのネタバレあらすじ:転
フラッシュが死んだと思っていたデイルは、とても喜びます。デイルは隙を見て抜け出し、ザーコフと合流します。しかしザーコフはミン皇帝の部下により洗脳されていたのです。
そんなことを全く知らないデイルは、フラッシュが生きている事を話してしまいます。それを知った部下達はフラッシュを見つけるため、しばらくデイルを泳がすことにしました。娘が裏切った事を知ったミン皇帝でしたが、誰であろうと裏切りは許さないと始末するよう指示を出すのでした。
フラッシュゴードンの結末
オーラ姫は婚約者であるバリン公に助けを求めます。ミン皇帝と敵対することになるので嫌がるバリン公でしたが、他ならぬオーラ姫の頼みなので仕方なくフラッシュを匿う事にします。その後、一人で城に帰ったオーラ姫はミン皇帝の部下に捕まり、尋問を受けてしまいました。
その頃、フラッシュの元に向かうザーコフとデイルは、ミン皇帝と敵対する部族のバルタン公に捕まってしまいますが、今がミン皇帝を倒すチャンスだとバルタン公を説得するのでした。その後ようやくフラッシュはデイルと再会しますが、引き離され、フラッシュはバリン公と決闘します。激闘の末フラッシュが勝利、落ちそうになっているバリン公を助けたフラッシュに、バリン公は気持ちを改め共にミン皇帝を打ち倒す決意をします。
やがて軍勢は反乱軍となり、ミン皇帝に脅威を与え始めます。壮絶な攻防戦の末、フラッシュはミン皇帝に致命的なダメージを与えます。フラッシュに反撃する力すら残っていなかったミン皇帝でしたが、最後の力を振り絞り姿を消すのでした。
こうして地球の脅威は消え、人類は救われたのでした。皇帝の座はバリン公が引き継ぎ、バルタン公が将軍になります。どこからかミン皇帝の笑い声が響きます。彼の脅威はまだ終わってないのかもしれません。
以上、映画「フラッシュ・ゴードン」のあらすじと結末でした。
「フラッシュ!あーあー!」というクイーンのテーマ曲は誰もが聞いたことがあるはず。
「最高の」B級映画です。何が最高って、その知名度(1934年から続くアメコミの古典!)、特殊効果(ILM謹製!)、そしてフレディ・マーキュリーが歌うテーマ曲、どれもがです。それなのに…。
B級なのは、チープなストーリー、スタジオセットほか美術関連の恐ろしいほどのセンスのなさ、キャラクター造形の「ぞ」の字もない大根役者たち。
最高と最低がぐっちゃぐちゃのカオスとなって、唯一無二の映画となっています。
2012年の映画「テッド」でこの作品が大きく取り上げられていますが、「テッド」の主人公のようなこの映画の信奉者は多いと聞きます。
5分で寝るか、熱愛するか。お暇なら試すのも悪くないかも知れません。
私?ハマった口です。