フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石の紹介:2008年アメリカ映画。2003年公開のラブコメディ『10日間で男を上手にフル方法』で共演したマシュー・マコノヒーとケイト・ハドソンが再び共演したアドベンチャー・コメディ作品です。カリブ海に沈んだ18世紀初頭のスペイン国王を巡って、妻に逃げられたトレジャーハンターやマフィアが争奪戦を繰り広げます。
監督:アンディ・テナント 出演者:マシュー・マコノヒー(ベンジャミン・“フィン”・フィネガン)、ケイト・ハドソン(テス・フィネガン)、ドナルド・サザーランド(ナイジェル・ハニーカット)、ユエン・ブレムナー(アルフォンズ)、アレクシス・ジーナ(ジェマ・ハニーカット)、ケヴィン・ハート(ビッグ・バニー)、レイ・ウィンストン(モー・フィッチ)、デヴィッド・ロバーツ(サイラス)、マイケル・マルヘレン(エディ)、アダム・ルフェーヴル(ゲーリー)ほか
映画「フールズ・ゴールド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フールズ・ゴールド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石の予告編 動画
映画「フールズ・ゴールド」解説
この解説記事には映画「フールズ・ゴールド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フールズゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石のネタバレあらすじ:起
1715年7月、当時のスペイン国王フェリペ5世は新たな妃への貢ぎ物として、スペイン艦隊にキューバから莫大な財宝を運ばせようとしました。ところが、艦隊は折からのハリケーンに巻き込まれて全て沈没、財宝は海底の中へと消えていきました。
そして現代。陽気なトレジャーハンターのベンジャミン・“フィン”・フィネガン(マシュー・マコノヒー)は仲間のアルフォンズ(ユエン・ブレムナー)と共にカリブの海に潜り、フェリペ5世のお宝を探していましたが、船に積んでいた酸素供給用のコンプレッサーが海中に滑り落ち、船は爆破炎上してしまいました。フィンらが発見したのは、フィンが8年間に渡って探し求めたという艦隊の割れた皿の破片だけでした。
フィンらの近くの島では、島を所有する黒人ギャングのボス、ビッグ・バニー(ケヴィン・ハート)がフィンらの行動の一部始終を眺めていました。フィンらが沈めてしまった船はビッグ・バニーから借りたものであり、アルフォンズは見逃されたもののフィンはビッグ・バニーの部下コーデル(マルコム=ジャマル・ワーナー)に捕まってしまいました。フィンは皿をビッグ・バニーに取り上げられ、重りをつけられて海に突き落とされますが何とか脱出、偶然通りがかったヨットに救助されました。
フールズゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石のネタバレあらすじ:承
フィンは妻・テス(ケイト・ハドソン)との離婚調停中でしたが遅刻してしまい、結局離婚は成立、フィンは全財産をテスに取られてしまいます。テスは大富豪ナイジェル・ハニーカット(ドナルド・サザーランド)の所有する豪華クルーザーのスタッフとして雇われました。ところが、フィンは偶然にもナイジェルの娘ジェマ(アレクシス・ジーナ)が海に落とした帽子を拾ったことがきっかけでちゃっかりとクルーザーに乗り込むことに成功しました。テスはまさかのフィンの姿に驚きながらも、これまで調べ上げてきた財宝の在り処に関する推測を述べたことから興味を示したナイジェルもフィンらのお宝さがしに協力することになりました。
その一方で、同じ宝を狙うビッグ・バニーはフィンの宝探しの師匠ともいうべき人物であるモー・フィッチ(レイ・ウィンストン)を雇い、フィンが皿を見つけた場所に先回りして採掘作業を開始していました。フィンらはモーの邪魔をしようとしますがジェマのミスにより失敗、フィンは海底爆破に巻き込まれてモーの船に落ちてビッグ・バニーに捕まってしまいました。フィンはモーだけなら宝は見つからないと主張、宝を見つけたら命だけは助けてやるという条件を受けて開放されました。
フールズゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石のネタバレあらすじ:転
手がかりとなるものは全く見つからず、お宝探しは行き詰ってきました。しかし、フィンとテスはスペイン艦隊がハリケーンに巻き込まれた時にセバスチャンという人物が旗艦から小回りの利く高速艦「オーレーリア号」にお宝を乗せ換えたのではないかという仮説を立てていました。
やがてフィンらは、セバスチャンは座礁を避けるために北の入江にオーレーリア号を迂回させたのではないかと艦好き、夜中に北の入江付近の海底を探索してみたところ、推測通りにオーレーリア号のプレートや大砲を発見しました。しかし、宝はそこでも見つからず、フィンとテスは島で最も古い教会にセバスチャンに関する手がかりがあると睨み、現地に行ってみるとそこでセバスチャンの手紙を発見、それを頼りに「オーレーリア1715」と書かれた墓標を見つけ、掘り起こしてみると中からセバスチャンの日記が発見されました。それによると、セバスチャンは1年に1度だけ冬至の日にしか現れない岩の裂け目に宝を隠したということでした。
ところが、フィンとテスは密かにビッグ・バニー一味に後をつけられており、二人は逃げようとしましたがテスは捕まってしまい、フィンは丘の上から転落してしまいました。
フールズゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石の結末
テスはロープで体を縛られ、洞窟の上にある潮の吹く岩場へと連れていかれました。テスは岩場の割れ目に突き落とされますが、そこで眠っていたお目当ての金銀財宝を発見しました。一方、命拾いしたフィンはモーと手を組んで潮が吹きだす岩の割れ目から入り込み、ナイジェルも加勢して脱出しました。
ビッグ・バニーはテスを人質に取り、水上機で逃げようとしましたが、フィンはテスを助けようと水上機にしがみつきました。ビッグ・バニーはフィンを射殺しようとしましたがテスによって海へと突き落とされました。しかし、ビッグ・バニーの放った銃弾は燃料タンクに穴を開け、二人は何とか操縦を試み、機体は海上に激突して木っ端微塵になりながらも二人は何とか生還しました。
フィンたちが発見したお宝は海洋博物館に展示され、フィンとテスはナイジェルやモーたちに祝福されながら復縁を果たしました。
以上、映画「フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石」のあらすじと結末でした。
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