フォー・ウェディングの紹介:1994年イギリス映画。ヒュー・グラント演じる青年チャールズは友人の結婚式でアンディ・マクダウェル演じるキャリーに一目惚れ。結婚式の度に変わっていく2人の関係や心情の変化、またチャールズの周囲の人物の人間関係や恋模様にも目が離せないラブコメディ作品です。
監督:マイク・ニューウェル 出演:ヒュー・グラント(チャールズ)、アンディ・マクダウェル(キャリー)、クリスティン・スコット・トーマス(フィオナ)、サイモン・キャロウ(ギャレス)、ジョン・ハナー(マシュー)、ジェームズ・フリート(トム)、ほか
映画「フォー・ウェディング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フォー・ウェディング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フォー・ウェディング」解説
この解説記事には映画「フォー・ウェディング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フォー・ウェディングのネタバレあらすじ:起
女性にはモテるものの結婚には消極的で独身貴族暮らしを送る32歳の青年チャールズは友人であるアンガスの結婚式当日に寝坊をしてしまいます。花婿付き添い人を務めなければならないチャールズは妹分であり同居人であるスカーレットを叩き起こし2人で急いで会場へと向います。なんとか式に間に合うチャールズ。そこで同じく遅刻組で来たアメリカ人女性キャリーと出会い、チャールズはキャリーの出で立ちに思わず釘付けになります。そして式後、彼女に話しかけるものの偶然居合わせた友達に話しかけられ失言を言ってしまい彼女と話す機会を失ってしまいます。しかしお開きになる頃キャリーに話しかけられ、チャールズはキャリーが泊まるパブへと行きベッドインまで持ち込みます。翌朝、まだ夢うつつながらも目覚めたチャールズは先に身支度を整えていたキャリーにどうかしたのか?と問いかけます。キャリーはチャールズに結婚をほのめかしますが、チャールズは冗談だと思いはぐらかします。その答えにキャリーは別れの言葉を告げ部屋を後にします。
フォー・ウェディングのネタバレあらすじ:承
そして3ヶ月後、アンガスの結婚式で結ばれたバーナードとリディアの結婚式。この日もチャールズとスカーレットは寝坊し大急ぎで式場へと向います。無事間に合ったチャールズはその式でキャリーと再会します。彼女との再会に浮き立つチャールズでしたが、キャリーに婚約したことを告げられ一気にどん底の気分になります。そんな彼の様子を見て、友人であるマシューが気にかけるとチャールズは自分が何故結婚できないのかについてポツリポツリと話します。マシューはそんな彼を励まし、きっと良い出会いがあると言い2人で食事会へ向います。しかしその席順はチャールズを驚愕させます。なんと彼のテーブルには昔の恋人が揃っていたのでした。チャールズは席に着くものの当時の話になり食事会は気まずい時間となってしまいます。ようやく食事会がお開きになりぐったりとするチャールズに追い打ちをかけるように昔の恋人の1人ヘンリエッタが登場し、チャールズに泣きつき去って行きます。彼女の言葉に参るチャールズでしたがそこにキャリーがやって来ます。そして「寝酒を一緒に」とチャールズを誘い2人はまた一夜を共に過ごします。
フォー・ウェディングのネタバレあらすじ:転
1ヶ月後。チャールズのもとにキャリーの結婚式の招待状が届きます。チャールズは彼女の結婚式のための贈り物を買いに出かけますが、そこで偶然キャリーと出会います。そして何故か彼女のウェディングドレスの試着に一緒に行くはめに。そしてドレスの試着後2人はカフェで過去の恋の話になります。キャリーの経験人数に驚くチャールズでしたが、話すうちに2人の距離は更に縮まっていきます。しかしチャールズは弟のデイビッドとの約束を思い出し2人で待ち合わせ場所へと慌てて向います。チャールズはすでに待ち合わせ場所にいたデイビッドに謝りキャリーを紹介します。キャリーはデイビッドも是非結婚式に来るよう誘いその場を後にします。しかしチャールズは彼女の後を追いかけ自分の気持ちをキャリーに伝えますがその想いは実らずとうとうキャリーの結婚式を迎えます。式に遅刻したチャールズは誓いの言葉の最中に入って行きます。そして彼女が誓う姿を見てこの恋の終わりを目の当たりにします。式後のパーティーではチャールズの古くからの友人であり馴染みの面子であるギャレス、フィオナ、マシュー、トム、スカーレット、デイビッドが集まりギャレスがこのメンバーの中の誰も結婚していないことを嘆きます。そしてみんなこのパーティーで伴侶を見つけるよう意気込みます。しかしギャレスは発作を起こし帰らぬ人となってしまいます。ギャレスの葬儀で親友であり互いに愛し合っていたマシューが弔辞で自身の想いをオーデンの詩に乗せ語ります。それはこの世で結婚を許されなかった彼のギャレスに対する愛の誓いでした。葬儀の帰り道、チャールズはトムと家路につきます。そしてギャレスとマシューは夫婦のようだったと思い返し、改めて結婚について考えます。2人のように完璧な相手と出会えなければ結婚しなくても良いのではないか、と。しかしトムの言葉でチャールズは考えを改めます。
フォー・ウェディングの結末
そして10ヶ月後チャールズはヘンリエッタと結ばれ彼女との結婚式を迎えます。式の日の朝、いつも遅刻のチャールズでしたがトムやマシューをはじめ彼の仲間のおかげで余裕を持って教会に到着します。そして式の時間が迫り参列者が続々と到着して行きます。チャールズはソワソワしながら挨拶をかわします。するとそこにキャリーが現れます。久しぶりの再会に言葉を交わす2人でしたが、チャールズはキャリーに3ヶ月前に離婚したことを告げられ動揺します。花嫁も到着し刻々と時間が迫る中チャールズはこの結婚について迷い出してしまいます。彼のことを心配したマシューとデイビッドにチャールズは事の成り行きを話しますがタイムリミットとなり式を迎えます。奇麗なウェディングドレスに身を包んだヘンリエッタも入場し、牧師が誓いの言葉を語ります。しかしここでデイビッドが2人の結婚に意義を申し立てます。チャールズがこの結婚に迷いがある事、そして本当に愛する人と結婚するべきだとチャールズを後押しします。このことに怒ったヘンリエッタをチャールズのことを殴り、式は最悪な形で幕を下ろします。家へと帰ったチャールズはひどい事をしたと落ち込みます。そんなチャールズにトム達は罵りながらも励ましの言葉をかけます。するとそこにチャールズを心配したキャリーが尋ねてきます。彼女は式に行かなければ良かったと告げ行こうとしますが、チャールズは彼女を追いかけ自分の想いを伝えます。すれ違ってばかりの2人でしたがようやく気持ちを通じ合わせることが出来たのでした。
以上、フォー・ウェディングのあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する