フリー・ガイの紹介:2020年アメリカ映画。何でもありのオンライン・ゲーム<フリー・シティ>。暴力に溢れ、銃撃戦が日常に存在する街のモブキャラとして、代わり映えのない日々を繰り返し過ごしていた銀行員のガイ。ある日、そんな毎日に疑問を抱き、ついに強盗に反撃。奪い取った眼鏡をかけてみると、今までは見えていなかったアイテムやミッションなどが街中に溢れていた。ガイがいた世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと知ったガイがゲーム史上最大の危機が迫る中、世界を救おうと立ち上がる。
監督:ショーン・レヴィ 出演:ライアン・レイノルズ(ガイ)、ジョディ・カマー(ミリー/モロトフ・ガール)、ジョー・キーリー(キーズ)、リル・レル・ハウリー(銀行の守衛:バディ)、ウトカルシュ・アンブドゥカル(マウサー)、タイカ・ワイティティ(アントワン)、カミーユ・コステック(ボムシェル)、ブリトニー・オールドフォード(ミッシー)ほか
映画「フリー・ガイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フリー・ガイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フリー・ガイの予告編 動画
映画「フリー・ガイ」解説
この解説記事には映画「フリー・ガイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フリーガイのネタバレあらすじ:起
サングラスをかけた人々が常に銃撃戦をしている暴力的で刺激的な街<フリー・シティ>。
ここでマイペースに暮らしている銀行員のガイ(ライアン・レイノルズ)は、毎朝飼っている金魚に挨拶し、毎日同じ制服で出社し、窓口で客に向かって同じ文言を発し、毎日決まった時間に強盗に襲われる日々を送っていました。
ガイはこの生活に疑問を抱いたことはありませんでしたが、偶然出会った黒髪の美女に心を奪われて一変します。このミステリアスでイカした女性はアバター「モロトフ・ガール」でした。彼女と出会ってしまったことで、ガイはこの日常を脱しようと決意します。
今日もいつも通りやってきた強盗に、ガイは飛び掛かりサングラスを奪いました。サングラスをかけてみると、これまでは見えなかった数々のアイテムやミッションが視界に現れました。ここはルール無用、何でもありのオンライン・ゲームの世界の中だったのです。
モロトフ・ガールを探すため街に繰り出すガイでしたが、今後は警官とうさぎの着ぐるみに阻まれます。彼らの正体はこのゲームを製作した、スナミ・スタジオのプログラマー、キーズ(ジョー・キーリー)とマウサー(ウトカルシュ・アンブドゥカル)でした。
ガイの出現をバグの一種と判断した2人は、彼を排除するために、フリー・シティへやってきたのです。
ガイは必死に逃げ、これまでに手にしたアイテムに助けられたものの、彼らの乗るパトカーに轢かれてしまいました。
フリーガイのネタバレあらすじ:承
キーズと共同制作でゲームを開発したゲームデザイナーでプログラマーのミリー(ジョディ・カマー)は、自分たちのゲームを盗作されたとして、スナミ・スタジオとその社長アントワン(タイカ・ワイティティ)相手に訴訟を起こすため、フリー・シティ内に決定的な証拠を探そうと躍起になっていました。
ミリーはモロトフ・ガールのアバターを使い、フリー・シティで盗作の証拠がある隠れ家の情報を得ました。ガイが心を奪われたモロトフ・ガールの正体はミリーだったのです。
証拠を探すモロトフ・ガールに近づき手伝いたいと言うガイでしたが、彼女からはレベル1のモブキャラは使えないと断られます。しかし、レベル100になったら考えてもいいと言われ、ガイは早速、レベル上げに奮闘。ただし、人を傷つけたくない彼は、強盗や殺しをするのではなく、良いヒーローとして活躍し、レベルをどんどん上げていきました。
こうしてガイのレベルは102になりました。
ガイの正体を探りたいキーズもミリーに協力し、隠れ家の扉を開けてあげました。
無事に証拠が隠されたソフトを手に入れることができたモロトフ・ガールでしたが、侵入がバレてしまい次々と警備員が現れ囲まれてしまいます。そこへ登場したのはバイクに乗ったガイ。なんとか窮地を脱することができた2人。しかし証拠は奪われてしまいました。
モロトフ・ガールを港に連れ出したガイは、彼女の好きな味のアイスクリームを買い、一緒に食べながら散歩しました。まるで自分の心を読んでいるかのように喜ぶモロトフ・ガール。次第に彼女もガイに惹かれていきました。
そのとき、現実世界ではミリーの元へキーズが訪ねてきて、ガイはプログラムが成長した、ゲームの世界に実在する人工知能だと伝えます。しかもそのプログラムは2人で作ったゲームが元となっており、盗用の証拠を掴んだのです。
しかし、2日後にはフリー・シティの続編<フリー・シティ2>が発売される予定でした。これが発売されれば、ガイの証拠や存在する世界が消えてしまうため、2人は彼が生きる街を守ろうと決めます。
全てを知ったガイはとてもショックを受けました。
大親友バディ(リル・レル・ハウリー)にもありのままを話しました。しかしバディは、そんなガイを励まし今が大切だと諭します。ガイは勇気づけられました
フリーガイのネタバレあらすじ:転
再び、ガイは証拠品奪取のため隠れ家に侵入しましたが、この家の主であるミスター・バトンズに見つかってしまいます。ところが、彼はあっさり証拠を差し出しました。このアバターを使うプレイヤーはガイの大ファンだったのです
これまでモブキャラはなんとも思われない存在でしたが、ガイによって実社会でモブキャラが人気になり、たちまち有名人になっていたのです。しかし、そのせいでガイが登場しないフリー・シティ2の予約が減少し、売り上げに響いていることにアントワンは憤慨していました。
その頃ガイとモロトフ・ガールは証拠映像を見ていました。そこにはキーズとミリーが作った、自然豊かな平和な世界<ライフ・イット・セルフ>が収められていました。
ガイは港に全モブキャラを集め、デジタル・ストライキを提案。バディをはじめとする全モブがガイに協力することを決めました。
ガイとモロトフ・ガールは、<ライフ・イット・セルフ>へ通じる秘密の道に向かうためビーチへ向かいました。
しかし、キーズが裏で手を引いていることがアントワンにバレてしまい、解雇を命じられてしまいます。しかしキーズも引きません。アントワンの目の前で<ライフ・イット・セルフ>へ繋がる橋を作るプログラムを起動させました。
フリーガイの結末
怒りが頂点に達したアントワンはできたばかりのキャラ、「デュード」を降臨させ、ガイを排除しようとしますが失敗。ついにサーバーを破壊する暴挙に出ようとします。
さすがのマウサーもこれには引き、手を貸しませんでしたが、アントワンは斧でサーバーを次々破壊していきました。
次第に消えていくフリー・シティと仲間のモブたち。ガイは命がけで向こうの世界へたどりつきました。そしてこれは全てキーズにより世界中に生配信され、多くの人々の感動を誘いました。
そしてアントワンが最後のサーバーを破壊しようとしたとき、ミリーが現れました。
ミリーは全ての権利を放棄する代わりに、アントワンにフリー・シティを残すよう伝えました。
その後、続編を出したアントワンはバグが問題で苦情が殺到し、苦境にたたされていました。キーズとマウサーは新しいゲーム<フリー・ライフ>を配信しました。これにはミリーも加わっています。
再びモロトフ・ガールとして<フリー・ライフ>の世界でガイと再会したミリーは、彼を通じて、キーズは理想の女性を探しているキャラとしてプログラミングした際に、主人公に自分を投影していたことを知ります。プログラムを開くとキーズの理想の女性とはミリーのことだったと知ります。ミリーはすぐさまコーヒーを買いに出かけたキーズを追いました。
追いついたミリーの目を見て、自分の気持ちが伝わったことを悟ったキーズ。
2人は初めて抱き合い、キスをしました。
以上、映画「フリー・ガイ」のあらすじと結末でした。
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