フレンチ・コネクション2の紹介:1975年アメリカ映画。1971年公開の『フレンチ・コネクション』の続編となるクライム・サスペンス作品です。前作で取り逃がした麻薬王を追うジーン・ハックマン演じるニューヨーク市警の刑事が妨害に遭いながらも執念で敵を追い詰めていく過程を描きます。
監督:ジョン・フランケンハイマー 出演者:ジーン・ハックマン(ジミー・“ポパイ”・ドイル)、ベルナール・フレッソン(アンリ・バルテルミー)、フェルナンド・レイ(アラン・シャルニエ)、ジャン=ピエール・カスタルディ(ラウール・ディロン)、シャルル・ミロット(ミレット)、フィリップ・レオタール(ジャック)、エド・ローター(ブライアン)、キャスリーン・ネスビット(チャールニア夫人)、アンドレ・ペンヴルン(バーテンダー)ほか
映画「フレンチ・コネクション2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フレンチ・コネクション2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フレンチ・コネクション2の予告編 動画
映画「フレンチ・コネクション2」解説
この解説記事には映画「フレンチ・コネクション2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フレンチコネクション2のネタバレあらすじ:起
前作でニューヨーク市警の手から逃れ、フランス・マルセイユへ逃れた麻薬王アラン・シャルニエ(フェルナンド・レイ)の部下ジャック(フィリップ・レオタール)は日本船での取引に臨もうとしていました。
ニューヨーク市警麻薬捜査課の“ポパイ”ことジミー・ドイル刑事(ジーン・ハックマン)はシャルニエ逮捕の任務を受けてマルセイユに飛び、地元警察のアンリ・バルテルミー警部(ベルナール・フレッソン)と協力することになりました。バルテルミーの部下ラウール・ディロン(ジャン=ピエール・カスタルディ)とミレット(シャルル・ミロット)を紹介されたドイルは、ニューヨークではシャルニエの麻薬によって多くの犠牲者が出ていることを伝えて協力を求めましたが、ドイルの経歴を調べたバルテルミーは協力こそするもののマルセイユにはシャルニエという人物はいないと告げ、拳銃の所持も認めませんでした。
フレンチコネクション2のネタバレあらすじ:承
ジャックは日本船の船長と取引に臨む一方、シャルニエは密かにアメリカ陸軍准将ブライアン(エド・ローター)と手を組んでヘロインの密売を目論んでいました。
その夜、ドイルは何もしないという条件付きでバルテルミーが指揮する組織のガザ入れに同行しました。しかし、血気に逸るドイルは誤って潜入捜査官を痛めつけてしまい、捜査官は組織に消されてしまいます。余計なことをするなとバルテルミーから責められたドイルは、密かに持ち込んでいた拳銃を足首のホルスターに隠しました。
ドイルはバルテルミーから監視されながらも独自にシャルニエの居場所を探しましたが、有力な手掛かりは得られませんでした。実はニューヨーク市警の真の狙いはドイルを囮としてシャルニエを誘き出す作戦であり、バルテルミーにも作戦は伝えられていました。
ドイルがマルセイユに来ていたことを知ったシャルニエはジャックらにドイルを襲撃させて拉致、ドイルにヘロインを打ちました。ドイルは意識朦朧の中、自分が連れて行かれた場所は「ホテル・タンジェ」であることを確認していました。
フレンチコネクション2のネタバレあらすじ:転
ドイルが連れ去られたことに焦ったバルテルミーは大規模な捜索を開始するも、何の手がかりは掴めず3週間が経過しました。その頃、完全にヘロイン中毒になったドイルは、監視役の老女チャールニア夫人(キャスリーン・ネスビット)に腕時計を奪われても気が付かないほどでした。やがてシャルニエはドイルに大量のヘロインを打ち、警察署の前に放り捨てられました。
ドイルは応急手当を受けて一命を取り留め、バルテルミーはドイルを囮に使ったことを後悔しながらドイルの隔離療法を開始しました。ドイルは禁断症状に苦しみながらも持ち前の粘り強さとシャルニエ逮捕への執念で克服していきました。
やがて完全に回復したドイルはマルセイユ中を探し回った末に自分が監禁されていた「ホテル・タンジェ」を見つけ、バルテルミーに大量の水が必要になることを伝えるとホテルにガソリンを撒いて焼き討ちにしました。ドイルは炎の立ち込めるホテルから逃げ出してきシャルニエの部下を捕らえて徹底的に締め上げ、証拠のヘロインを押収するとともに次の取引場所が港の巨大ドックであることを突き止めました。ドイルはバルテルミーや彼の部下たちと共にドックに乗り込みましたが、あと一歩でシャルニエに逃げられてしまい、銃撃戦の末にミレットが射殺されてしまいました。ドイルらの作戦は失敗に終わり、やがてドイルはアメリカに強制送還されることとなりました。
フレンチコネクション2の結末
しかし、ドイルはシャルニエを逮捕するまでは絶対にアメリカに戻らないと決心していました。
翌日、ドッグの船の船長を聴取したバルテルミーは麻薬取引のことなど知らないと言われ、ドイルはシャルニエが必ず動くはずだと考えて船長を泳がせる作戦を提案しました。ドイルとバルテルミーは船長の監視をしていたところ、船長がジャックと取引をしている場面を目撃、やがてヘロイン精製工場の在処を突き止めました。ドイルとバルテルミーらは工場に押し入って銃撃戦となり、ドイルは工場から逃げてバスに乗り込んだシャルニエを追いました。
ドイルは途中の停留所でシャルニエを見失ってしまうものの、執念でシャルニエがヨットに乗って逃走しようとしているところを発見しました。湾の出入口に先廻りしたドイルは右足首のホルスターから拳銃を抜き、ヨットの甲板に出てきたシャルニエに向けて発砲しました。2発の銃弾を受けたシャルニエはその場に倒れました。
以上、映画「フレンチ・コネクション2」のあらすじと結末でした。
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