ゲット・ショーティの紹介:1995年アメリカ映画。映画好きのギャングが借金取立てのために訪れたロスで、地元のギャングや映画プロデューサーを巻き込んだ映画製作を巡る騒動に巻き込まれる。
監督:バリー・ソネンフェルド 出演:ジョン・トラヴォルタ(チリ・パーマー)、ジーン・ハックマン(ハリー・ジム)、レネ・ルッソ(カレン・フロレス)、 ダニー・デヴィート、デニス・ファリナ、デルロイ・リンドー、ジェームズ・ガンドルフィーニ、デヴィッド・ペイマー、ほか
映画「ゲット・ショーティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゲット・ショーティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゲットショーティの予告編 動画
映画「ゲット・ショーティ」解説
この解説記事には映画「ゲット・ショーティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゲットショーティのネタバレあらすじ:映画好きの取立屋
マイアミ、無類の映画好きなギャングのチリは、敵対するギャングの子分レイと常に衝突が絶えなかったが、ある時チリのボスが急死し、シマはレイの組のものになってしまう。チリはレイから借金回収の仕事を押し付けられ、不本意ながら回収作業にのりだす。飛行機事故で死んだ洗濯屋レオの借金を回収すべく、レオの妻フェイを訪れ保険金を回収するが、彼女の物言いからレオはまだ生きていると確信し、ラスベガスに向かう。
ゲットショーティのネタバレあらすじ:増えた取立て
そこで出会った男にレオのことを聞くと、レオはロスへ行ったという。すぐさまロスへ向かおうとするチリに男は映画プロデューサーのハリーに貸した15万ドルの取り立てまで頼まれてしまう。とりあえずロスへやってきたチリはハリーのいる女優カレンの家に忍び込むと、借金の回収をするはずが3人で映画の話に花が咲く。チリはレオの話を映画にしようと持ちかけるが、ハリーは自分が手に入れたい作品の脚本が急死したため、その遺作を未亡人から50万ドルで買い取るために、ヤクの売人キャレットから借りた20万ドルを元手に増やそうとして失敗したことを打ち明ける。
ゲットショーティのネタバレあらすじ:地元ギャングの誤算
チリはなんとかキャレットに言い訳してハリーの返済期限を延ばしてもらうが、そこで一計を案じたキャレットは、ヤクの取引で空港のコインロッカーに入れたまま、捜査官の張り込みのために取りにいけない金をチリに取りに行かせる。しかしチリも捜査官の存在に気づき金には手を出さず、一方でレオからはやすやすと借金の回収に成功していた。
ゲットショーティのネタバレあらすじ:ライバル一掃
その頃、ハリーはレイをロスに呼びつけ、映画の制作に出資しろと言うが、その物言いに怒ったレイはハリーを痛めつけ、居合わせたキャレットの部下も打ち殺す。そしてチリが持っていたコインロッカーの鍵から、レオから回収した金がコインロッカーにあると見たレイは鍵を奪い、コインロッカーから金を出したところを張り込んでいた捜査官に捕まってしまい、キャレットも仲間の裏切りによって転落死する。
ゲットショーティの結末:映画万歳!
カレンと意気投合していたチリは、自分が作りたいと思っていた映画に大ファンの映画スター、マーティンを起用したいと思っていたところ、なんとマーティンはカレンの元夫でチリの映画に興味を示してくれたのだった。こうしてチリはギャングから足を洗い、カレンとともに映画プロデューサーとして腕を振るうことになるのだった。
以上、映画「ゲットショーティ」のあらすじと結末でした。
マイアミでマフィアの借金の取り立て屋をしているチリ(ジョン・トラヴォルタ)は、大の映画好き。
対抗するヤクザの幹部と喧嘩をした後、取り立てに行った洗濯屋が、実は飛行機事故で死んだと思われたのを幸いに多額の保険金をせしめ、ラスベガスにいることをつきとめる。
その後、舞台はロサンゼルスに移り、B級映画のプロデューサーのハリー(ジーン・ハックマン)と知り合い意気投合、新作をめぐって、麻薬ギャングやマフィアの親分まで割り込んできてのトラブルとなってしまう。
犯罪小説で有名な作家エルモア・レナードが書き上げたコメディの映画化で、洒落た味わいの粋な作品に仕上がっていると思う。
憧れのスターと同じコートを着たり、好きな映画をまた再上映で観に行って、セリフを先取りして口ずさんだり、ハリーと昔懐かしい名作映画の話をしたりという、トラヴォルタの映画オタクぶりは面白いのだが、映画界の内幕の面白さというところまではいっていない。
そして、登場人物がやたらに多いのもコメディの効果になるより、わずらわしい感じになってしまっているような気がします。